新入社員エクセル研修、操作の解説から数字の埋め方へ
新入社員エクセル研修を任された社内講師がまず迷うのは、操作の説明をどこまで自分で用意するかです。操作の学び方は外にもありますが、自部門の帳票をどの定義で埋めるのかは、社内の文書と担当者の手順の中にしか残っていません。
外から調達できる内容と、できない内容
外にある操作の学び方
表計算の操作そのものは、公開されている研修コンテンツや録画された講座で学べます。社内講師が同じ内容をあらためて作り直しても、扱う量が増えるだけで、新入社員が自部門の仕事に入れるようになるまでの時間は短くなりにくいものです。ここは外から調達できる部分だと整理し、必要になったときに参照できる場所を示しておけば足ります。
自社の文書にしかない決まり
一方、自部門の帳票をどの定義で埋めるのか、数字をどこから取り出すのか、誰が確かめてから外へ出すのか。この決まりは社内の文書と担当者の手順の中にしか残っておらず、外から調達できません。新入社員が実務で手を止めるのも、操作が分からないときより、この社内固有の決まりが分からないときのほうが多いのです。社内講師に問われるのは、研修の中身を一から用意することではなく、この2つを切り分けたうえで、後者だけを学べる形にすることになります。
自部門の決まりが伝わりきらない理由
自部門の帳票の決まりは、更新のたびに直した手順書と、担当者が口頭で補ってきた注意点に分かれています。これを学べる形へ組み直す手立てが社内講師の側になく、研修部門の制作予定に乗るまでは、新入社員へ資料を渡すだけの状態が続きます。
前もって用意できる説明は、標準的な進め方までです。自部門の帳票で例外の扱いに迷ったとき、新入社員はその場で確かめる相手を探すことになります。社内講師は本業を持っているため席にいるとは限らず、自分の解釈のまま進めてしまうことも起こると言えます。
研修のあとに手元へ残るのは、出席と学習の完了記録だけです。誰がどの決まりを取り違えているのかがそこに表れないため、社内講師は提出された帳票の数字を見てから気づくことになり、確認と差し戻しが後の工程に回ります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
迷ったその場で返る説明と回答
解釈のずれを残さない聞き直し
コースの形になっても、新入社員が迷う場面はなくなりません。UMU AGLでは、AIが講義ではトレーナー、質疑ではチューター、練習ではコーチとして、理解の状況に合わせた説明と回答を返します。帳票で例外の扱いに迷ったとき、新入社員はその場で聞き直し、回答を受けたあとはもとの説明に戻れるのです。社内講師は本業を持ちながら指導にあたるため、個別の対応を自分の空き時間だけに頼らずに済みます。
帳票に出る前に見える理解のずれ
答え方と再テストに残る記録
3つ目に残るのは、誰がどの決まりを取り違えているのかを、社内講師がいつ知るのかという点です。UMU AGLは、読み飛ばした箇所、設問への答え方、追加で出た質問の数、期間を空けた再テストでの正答状況を学習ポイント単位で記録し、チームごとのレポートとして示します。社内講師は学習の完了記録だけでなく、どの決まりで手が止まったのかを帳票が回ってくる前に確認できると言えます。分かるのは学習の状況までで、実務での出来ばえの評価は担当者に残ります。
自部門の資料を起点にした2つの研修
配属直後の帳票から始める新入社員研修
自部門の手順書や帳票の記入例をUMU AGLがコースへ組み直し、新入社員は定義の意味を読み、要点についての問いに答え、例外の扱いでは選んだ理由まで確かめられます。
どの決まりで手が止まったのかを、社内講師がそのつど確認できます。実務を任せてよいかどうかの判断は、引き続き担当者が行います。
製品資料を営業コースに組み直す取り組み
製品資料をUMU AGLがコースの形に変換し、営業担当者は訴求の要点を自分の言葉で説明し、顧客からよく出る質問に答え、商談を想定した答え方の判断まで練習できます。
説明のどこで理解がそろっていないかを、顧客と話す前に確認できます。商談の結果までを裏づける情報ではありません。