デジカレの検討、現場の知識をコースに変える工程へ
デジカレと呼ばれる社内のデジタル研修の場を整えると、資料の配信までは行き届きます。それでも、製品の手順や顧客対応の判断を学べる形に直す工程は、現場で教える担当者の手元に残っているのです。
デジカレの中身を決める2点
配信の基盤と、学びの設計
デジカレという言葉が指す範囲には幅があります。研修の動画や資料を集めて配信する基盤を指すこともあれば、学ぶ順序、理解を確かめる問い、その結果の記録までを含んだ設計を指すこともあります。前者だけを整えた場合、届ける手段は増えても、受講者が内容を理解したかどうかを確かめる工程は、これまでと同じ場所に残るのです。どこまでを一続きで扱う仕組みなのかが、最初の分かれ目になります。
持ち込む知識の出どころ
もう一つの分かれ目は、コースの元になる知識をどこから持ってくるかという点です。研修部門が体系立てて整えた内容を配信する場合と、現場の担当者が日々の業務で使っている手順や判断の基準を扱う場合とでは、必要な工程が変わります。後者は文章として残っていないことが多いため、まず言葉にする作業から始まると言えます。自部門がどちらを中心に置くのかを決めてから、仕組みを選ぶ順序になります。
現場で教える側に残る課題
現場の担当者が持つ手順や判断の基準は、研修部門の制作スケジュールに乗せて初めてコースになります。依頼してから公開までの間に商談の進め方が変わり、現場に届くころには内容が入れ替わっていることもあります。
動画や資料を配信するところまでは整っていても、受講者が自分の言葉で説明したり、その場で判断を求められたりする機会はほとんどありません。学習の完了記録は残りますが、実務で使える状態かどうかまでは分かりません。
チームの誰が、どの内容でつまずいているのかを示すデータがありません。問題が起きてから手を打つ進め方が続き、次にどこを補うのかを、指導する側の印象で決めることになります。補いきれない内容を残したまま次の案件へ向かう状態が続くのです。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
見るだけの学習から、答える学習へ
学びの途中に置かれる問い
組み立てたコースが読むだけの内容であれば、受け身の学習からは抜け出せません。UMU AGLは、ナレッジカード、インタラクティブクイズ、シチュエーションを想定した演習を、解説の合間に配置します。受講者は説明を読んだ直後に質問へ答え、学んだ内容を自分の言葉で言い直し、具体的な状況に当てはめて判断していくのです。途中で分からない点があればその場で質問でき、AI講師が答えたうえで元の解説に戻ります。
習得の度合いを確かめるデータ
学習ポイント単位の数値化
学び方が変わっても、チームの状態が見えなければ次の一手を決められません。UMU AGLは、習熟度を学習ポイント単位で数値化します。閲覧にかけた時間、読み飛ばしの有無、設問への回答、一定期間を置いた再テストの正答率までを記録し、チームの学習効果と能力の差をレポートとして示すのです。読み取れるのは、あくまで学習の状況までです。知識をコースに変える工程、答えながら学ぶ設計、習得を確かめるデータ。この3つがそろって、デジカレの検討が一巡します。
デジカレを組み込む2つの研修
新入社員に渡す業務の手順書
職務に必要な手順書や製品資料をUMU AGLでコースに構成すると、新入社員は説明を読んだうえで設問に答え、実際に起きる状況に当てはめて判断しながら、必要な知識を一つずつ確かめられます。
指導する側が確かめられるのは、各学習アクティビティの取り組み方と回答の内容までです。配属後すぐに一人で業務を進められるかどうかまでは分かりません。
新製品の説明会で配る資料
製品の訴求ポイントや想定顧客をまとめた資料をUMU AGLでコースに変えると、営業担当者は内容を読むだけでなく、顧客からよく出る質問に答え、提案の進め方を選ぶ練習まで一続きで進められるのです。
事業の責任者が読み取れるのは、学習アクティビティでの回答の内容までです。顧客訪問の結果や成約率を示すものではありません。