インサイドセールスのセールスイネーブルメントを記録から設計
架電数、通話時間、接続率。インサイドセールスの活動は、日次のダッシュボードでここまで細かく見えています。それでも、通話の中身がイネーブルメントの題材として使われている組織は多くありません。記録は残っているのに、誰がどの場面でつまずいたかを取り出す形になっていないのです。
出発点は通話記録の使い道です
練習の対象は記録から決まります
インサイドセールスのセールスイネーブルメントを組み立てるとき、最初に決まるのは、通話記録をどの単位で切り出すかという一点です。架電数や通話時間、接続率は日次で集計され、活動量を管理するには十分な精度で並びます。ただし練習の題材にできるのは集計値ではなく、初回の接続直後、断られた直後、次回の約束を打診する瞬間といった、会話の中の特定の場面なのです。切り出す単位が決まればシナリオの本数も評価の観点も決められますが、単位を決めないまま教材を増やしても、担当者がどの場面でつまずいたのかは分かりません。ここには、もう一つ確かめておきたいことがあります。
記録は管理の指標で終わります
インサイドセールスは、会話がすべて記録に残る営業の形です。ところが多くの組織で、その記録は架電数や通話時間の裏づけとして参照されるだけで、練習の題材として切り出す手順が用意されていません。録音を聞き返す会議を設けても、「良い通話だった」という感想で止まりやすくなります。録音を残す仕組みは、すでに整っています。決まっていないのは、どの場面を、誰の会話から、何を基準に選ぶかという3つの判断です。
記録を練習の題材にする難所
初回の接続直後、断られた直後、次回の約束を打診する瞬間。どこを切り出すかを決めずに録音を共有すると、聞き手ごとに気になる箇所が変わり、練習する場面が一つに絞られないのが現実です。
切り出す場面が定まらないため、誰の通話を題材にするかも決められません。成績の良い担当者の録音を回しても、間合いや声の調子まで含めた再現は難しく、聞いた側は手がかりを持てないまま終わります。
題材が決まらないままでは、良い通話の条件も言葉になりません。振り返りに感想が並ぶため、次の架電で変える点が決まりません。比べる軸は教材の網羅性ではなく、自社の通話の場面を再現して同じ基準で繰り返せるかです。候補の手段で確かめてみてください。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
自社の通話の場面をそのまま練習できます
通話から切り出した練習シナリオ
断られた直後の切り返しや、次回の約束を打診する場面など、自社の通話に出てくるやり取りを、練習シナリオとして設定できます。UMU AIロープレでは、想定される断り文句や顧客の性格をノーコードの管理画面で組み合わせられるため、育成を設計する担当者が、IT部門の手を借りずに数分で公開できます。
成果を出す担当者の型で全員が練習できます
同じ基準で回数を積める練習環境
成果を出している担当者の切り返しや、伝えるべき要点を、AIの評価基準としてあらかじめ組み込めます。これにより、拠点や担当者が分かれていても、同じ場面を同じ基準で練習でき、順番待ちも起きなくなります。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、目標の設定や動機づけは引き続きマネージャーの役割です。
良い通話の条件を、言葉と点数で示せます
自社の基準に沿った評価の設計
どのプロセスで何を満たせば合格なのかを、自社の営業プロセスに合わせて配点まで設定できます。練習が終わると、プロセス別のスコアと改善が必要なポイントがその場で出るため、担当者は次の架電で何を変えるかを一つに絞れます。感想で終わっていた振り返りが、記録に残る言葉に変わるのです。
他業界にも同じ構造があります
皮膚科領域の大手製薬企業
皮膚科領域の大手製薬企業では、研修担当者3名が営業担当者200名を受け持ち、学習が資料を読むところで止まっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、実際の対話の文脈で製品メッセージを声に出す練習を、担当者が繰り返せる体制を整えました。
その結果、読むだけの学習から、対話として練習する形へ移りました(出典:導入企業へのヒアリング)。訪問型の営業ですが、素材が練習の形になっていない構造は、通話を抱える組織にも重なります。
全国展開の眼鏡チェーン
全国展開の眼鏡チェーンでは、エリアマネージャー候補の育成方針が変わり、傾聴力や伝達力を鍛える場が足りていませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、時間や場所を問わず説明とコーチングの練習を重ねられる環境を整えました。
担当者からは「感覚的な指導から、言葉と図解で論理的に伝えられるようになりました」という声をいただいています(出典:導入企業へのヒアリング)。