営業力強化サービスを比べる前に、営業力を定義できていますか
営業力強化サービスの比較を始めた時点で、自社にとっての営業力が何を指すのかは、まだ言葉になっていないことがあります。新規の接点を増やす力なのか、価格の話になったときの受け答えなのか。ここが決まらないまま比較表に並ぶのは、日数やコンテンツ数のような測りやすい項目だけなのです。
比較表は埋まるのに、なぜ選べないのか
測りやすい項目だけが残る
営業力強化サービスの資料を集め始めると、提供内容の比較から手をつけることになります。実施日数、コンテンツ数、講師の経歴。どれも一覧表に並べやすく、社内の説明にも使いやすい項目です。一方で、自社の営業組織で何が変われば成功なのかという問いは、比較表の欄に収まりません。ここが空欄のまま進むと、どのサービスの説明も良さそうに見えてきます。初回訪問の入口をつくる力を伸ばしたいのか、既存のお客様から次の相談を引き出す力を伸ばしたいのか。この二つは、練習する場面も、伸びたと判断する材料も違います。それでも定義を持たずに検討を進めれば、提案の厚みや講師の実績といった、測りやすい項目だけが判断材料として残るのです。
導入後に説明できないもの
導入から半年が過ぎたころ、社内から成果を尋ねられる場面が来ます。受講率も満足度も出せますが、それは営業力が伸びた説明にはなりません。何を伸ばすかを先に決めていなければ、何が伸びたかを後から測る材料もそろいません。育成担当者が答えに詰まる原因は、サービスの質ではなく、出発点にあります。
営業力を、選定より先に分解する
営業力という言葉は、そのままでは練習の対象になりません。初回の接点をつくる場面、要望を引き出す場面、価格の話に受け答えする場面。どこに課題が集まるかを先に決めれば、営業力強化サービスの説明も聞き分けられます。
場面が決まると、伸びたと言える状態も書けます。相手が話し始めるまでの質問の数なのか、切り返された後に会話を戻せた回数なのか。自社の言葉にしておけば、導入後の評価もその言葉のまま進みます。
残る問いは、その評価をどこで確かめるかです。日々の練習に評価の観点が入っていなければ、確認の場は年に数回の集合研修に限られます。記録が残る仕組みがあるかが分かれ目と言えます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
自社の商談の流れを練習の型にできます
商談プロセスの設定
UMU AIロープレでは、自社が定めた商談の流れを、AIとの対話の土台として設定できます。接点づくりから要望の引き出し、価格の話への受け答えまで、社内で決めた区切りのまま練習の場面を用意できます。定義した営業力が、そのまま練習の単位になります。
何を重く見るかは、自社で決められます
観点ごとの配点
評価の項目と配点は、育成担当者の手元で設定できます。要望の引き出しを重く見るのか、価格の話への受け答えを重く見るのか、自社の優先順位のまま採点の重みを変えられます。採点の根拠が見えるため、結果を社内で説明するときも数字の出どころを示せます。
伸びた点を、自社の言葉で示せます
観点別の到達状況
練習の記録は、設定した観点のまま蓄積されます。育成担当者は、どの観点が伸び、どこに課題が残るかを、社内で決めた言葉のまま報告できます。AIが担うのは反復練習と評価の標準化までであり、目標設定や動機づけは引き続き人の役割です。
自社の観点で成果を測った企業
製薬・大規模研修
製薬分野のグローバル大手企業では、製品ラインごとの研修講師が3名にとどまり、人による評価に採点基準のばらつきが出ていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、標準化された高頻度の練習と、同じ基準での採点を組み合わせました。
その結果、累計トレーニング参加者数は3,662名、累計トレーニング回数は102,834回に達し、トレーニング成績と練習回数の間に明確な正の相関が確認されました(出典:導入企業へのヒアリング)。練習量が成果につながることを、自社のデータで説明できるようになったのです。
保険代理店・比較検証
日本の保険代理店企業では、AIを使った練習に効果があるのかを、社内に比較データで示す必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこで、AI練習を行った実験群とAIを使用しなかった対照群を、5つの独立した評価軸で比較する統制実験を設計しました。
15名の評価者が約150名の保険営業担当者による対話練習動画を確認し、5つの評価軸すべてで実験群が対照群を上回りました(出典:導入企業へのヒアリング)。評価の観点を自社で決めたことで、成果の説明も自社の言葉のまま進みました。