医療保険の営業で、お客様の迷いに答えきれない理由
「入院給付金の日額も先進医療特約の違いも説明できたのに、『公的な高額療養費制度があるので』と言われた瞬間、言葉に詰まってしまう……」医療保険の営業では、保障内容を正確に伝える力に加えて、お客様がどこに不安を感じているかを確かめる力が問われます。意向把握の手順は頭に入っているのに、その場で手が止まってしまうことはありませんか。型どおりのロープレを重ねても本番で活きないのには、明確な「理由」があります。
成否を分けるのはどの場面か
一度の面談で交わされる対話の流れ
医療保険の面談は、保障内容の説明から始まるわけではありません。最初の数分で伺うのは、お客様の家族構成や勤務先の健康保険、過去の入院経験です。そこから公的医療保険でどこまで賄えるのかを整理し、不足しそうな部分を一緒に確かめていきます。ここまで進んで初めて、入院給付金の日額や先進医療特約といった保障設計の話に入れるのです。締めくくりには契約概要と注意喚起情報を読み合わせ、告知が必要な既往症についても確認します。この一連の対話のどこかで、お客様が黙り込んだり話題を前に戻したりする場面が必ず出てきます。ただし、こうした場面が同じ難しさで並んでいるわけではありません。
説明よりも難しい、確認の場面
医療保険の営業が伸び悩むとき、多くの担当者は商品知識の不足を疑います。しかし面談を振り返ると、言葉に詰まる場面は決まっています。お客様が「公的な制度で足りるのでは」「持病があるので入れないと思う」と口にした直後、その一言の背景にある不安を確かめようとする瞬間です。ここで質問を重ねられるかどうかによって、提案の精度は大きく変わります。そして従来の集合研修には、この確認の場面をお客様役の反応込みで繰り返す機会が、ほとんど用意されていません。
確認の場面を練習しにくい事情
支社の勉強会では、同僚がお客様役を務めます。気心が知れているぶん遠慮が生まれ、「持病のことは言いたくない」「家族と相談してから決めます」といった、面談で本当に困る反応は出てきません。そのため、確認の質問を試す機会そのものが生まれにくいのです。
勉強会はマネージャーが一人で十数名を見る形になりがちです。外訪の合間を縫って全員が集まれる時間は限られ、一人あたりが実際に口を開くのは月に数回にとどまります。そのため、独り立ちまでに必要な会話量を確保できていないと言えます。
練習後に返るのは「もう少しお客様に寄り添って」「説明が早い」といった言葉が中心です。どの質問が足りなかったのか、次の面談でどう切り返せばよいのかを、その場で具体的に確かめられません。その結果、次の練習でも同じ進め方をなぞることになります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
質問を重ねてこそ、本音は引き出せます
質問で引き出すお客様の事情
同僚が相手では出てこない反応を、練習の中で受け止められます。UMU AIロープレでは、AI顧客役に「持病を伝えるのが不安」「配偶者に相談したい」といった事情をあらかじめ隠しておけます。担当者が適切に問いかけたときだけ、その事情が明らかになります。世帯構成やリスクへの考え方が異なる複数のお客様像を切り替えられるため、聞き方の引き出しが増えます。
練習の回数が、相手の都合に左右されません
移動の合間に重ねる練習の回数
勉強会の日程を待たずに、その日のうちに練習できます。UMU AIロープレはスマートフォンから起動でき、相手の予定を押さえる必要がありません。訪問先へ向かう電車の中や、次のアポイントまでの空き時間に、告知の確認や公的制度への切り返しを試せます。AIが引き受けるのは練習相手と評価基準の統一までで、目標設定や動機づけは引き続きマネージャーの役割です。
どこが足りなかったか、その場で分かります
面談の段階ごとに出る評価結果
「もう少し寄り添って」で終わっていた振り返りが、具体的な改善点に変わります。UMU AIロープレでは、練習が終わった直後に、導入からヒアリング、保障の説明、反論対応までを段階ごとに採点したレポートを確認できます。どの質問を省いてしまったのか、次の面談で何を先に確かめるべきかを、その場で読み取れます。
同じ保険営業の組織での実践
日本大手の生命保険会社
日本大手の生命保険会社では、担当者が対面のロープレに気まずさを感じ、練習に踏み出しにくい状態が続いていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、練習の相手を人からAIへ切り替えました。
その結果、担当者と管理職の双方に20以上のシナリオが用意され、時間や場所に縛られず練習を重ねられるようになりました(出典:導入企業へのヒアリング)。
外資系の生命保険会社
日本の大手外資系生命保険会社では、新人育成が各支社主導で行われ、指導の基準がばらついていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレでOJTの一部を置き換え、成約に至った受講者の練習記録を新入社員向けの学習コンテンツに活用しました。
その結果、3カ月後にはAIで練習したグループの顧客向け提案数が30%増加し、育成対象も2,000から7,000超へ拡大できました(出典:導入企業へのヒアリング)。