育成工数1,400時間削減と生産性107%向上を両立。パーソルキャリアが実践する「AI×EQ」の次世代教育モデル

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組織のパフォーマンスを高めるうえで、営業担当者のオンボーディングは極めて重要な課題です。手厚い対人指導は質の高い育成につながる一方で、指導者の工数逼迫や学習者の自走力低下を招くリスクをはらんでいます。

パーソルキャリア株式会社は、AIと人間の役割を再定義し、UMUを活用した次世代のイネーブルメントモデルを構築しました。「Human First, AI Smart」を掲げ、世界最大の人材開発カンファレンス 「ATD-ICE 2026」の登壇でも注目を集めた同社の取り組みを紹介します。

 

会社概要

社名:パーソルキャリア株式会社
本社所在地:東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー21階
設立:1989年
ホームページ:https://www.persol-career.co.jp/

100%対人指導が限界を迎えた、大規模育成のパラドックス

―以前のオンボーディング体制において、直面していた課題についてお聞かせください。

 

佐々木さん:dodaエージェント事業部では、年間1,000名を超えるキャリアアドバイザーの立ち上がり支援を最重要テーマとしています。2023年度までは、ロールプレイングから学習計画の策定まで、すべてを育成担当者が対面で実施していました。

 

しかし、組織が拡大するにつれて、育成担当者の工数は物理的な限界を迎えていました。また、手厚すぎる指導が逆に学習者の受け身な姿勢を生み、現場での自走力が育ちにくいという構造的な問題も浮き彫りになっていたのです。

 

失敗から導き出した「AI:4、人:6」のハイブリッドモデル

―AI導入初期の試行錯誤を経て、どのような役割分担に行き着いたのでしょうか。

 

佐々木さん:2024年度にAIを本格導入した当初は、AIへの過度な期待から指導内容の重複や漏れが発生しました。この失敗から学んだのは、AIは万能ではなく、人間と相互補完する関係性が不可欠であるということです。

 

そこから、AIが4割、人間が6割を担うハイブリッドモデルへと移行しました。(※役割の比率は2025年度時点のものです)スキルの細分化や事象の整理はAIに任せ、育成担当者はAIには代替できない「EQ(感情インテリジェンス)」の向上に集中するという明確な役割分担です。この設計を実現する基盤として、UMU Chatbotを採用しました。

 

基礎はAIで反復練習し、人はEQを高める対話に集中する

―具体的な教育デザインと、現場での運用方法についてお聞かせください。

 

佐々木さん:入社者のラーニングジャーニーに沿って、マイクロラーニングとアウトプットを組み合わせた設計を行っています。まずはUMU Chatbotを「疲れ知らずのトレーナー」として活用し、基礎スキルの反復練習を徹底的に実施します。

 

育成担当者はその結果をもとに、1on1ミーティングで学習者の感情や背景にある想いを引き出します。また、育成担当者自身の観察眼を鍛えるため、OODAループを指導プロセスに組み込みました。これにより、組織全体の非認知能力を伸長させるためのアプローチが定着しています。

生産性の大幅な向上と、育成担当者の意識変革

―新たなモデルの導入により、どのような成果がもたらされたのでしょうか。

 

佐々木さん:オンボーディング初期のパフォーマンスが劇的に向上しました。学習者が1on1の前に自ら課題を言語化できるようになったため、対話の質が大きく変化しています。

 

育成担当者の役割も「ただ教える」ことから「問いを深める」ことへとシフトしました。AIによる効率化が、人間ならではの文脈を理解した価値判断や、エンゲージメントを高めるための対話に時間を使う余白を生み出したと考えられます。

 

AI時代における「人間が担うべき真の価値」の探求

―今後の展望や、組織としての目標についてお聞かせください。

 

佐々木さん:AIを人の代替として扱うのではなく、人の価値を尖らせるためのパートナーとして位置づけることが重要です。「Human First, AI Smart」という思想のもと、人間が担うべき真の価値を常に問い直していきます。

 

この取り組みは、変化の激しいAI時代における営業教育の一つの完成形として、さらに進化させていく予定です。テクノロジーとラーニングサイエンスを融合させ、一人ひとりの可能性を最大限に引き出す組織づくりを推進します。

 


 

導入プロセスの詳細や、具体的な運用ノウハウをまとめた『パーソルキャリア株式会社様 導入事例 詳細資料』はこちらからダウンロードいただけます。

 


私達UMUは、企業様向けに研修のオンライン化やリモート学習の無料相談会を毎日実施しております。
また、常に最先端のテクノロジーと学習情報をアップデートしておりますので、お困りごとや、追加で必要な情報のご要望などございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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