保険レディの企業開拓、ロープレが職域で活きない理由
「支社の勉強会で企業開拓のロープレを重ねたのに、職場を訪ねると3分で話が終わってしまう」。保険レディと呼ばれる職域訪問の営業職には、こうした場面が繰り返し起きます。この通称は企業の職場を訪ねる保険の営業職を指すもので、性別を問わずこの仕事に就いている方に向けた内容です。ロープレが本番で活きないのには、条件の違いという理由があるのです。
職域の企業開拓は、相手の状況で決まります
企業開拓を左右する一つの条件
職域での企業開拓は、企業との取り決めのもとで、相手が働いている時間の中に入っていく活動です。だからこそ、話す内容よりも先に、相手が勤務時間中であるという条件が面談の結果を左右します。まとまった時間は取れず、話せるのは短い時間になります。周囲に同僚がいる場所であることも多く、家計や保障といった込み入った話は切り出しにくくなります。途中で呼ばれて中断されることもあります。意向把握(ご意向やご事情の確認)から説明までを、この短い時間の中でどう組み立てるか。ここに、職域での企業開拓の難しさが集まっていると言えます。ただし、この条件は練習の場には持ち込まれにくいものです。
練習に入っていない条件
多くのロープレは、個人宅の応接や喫茶店での面談を想定して組まれています。落ち着いて座り、最後まで話を聞いてもらえる前提です。そのため、練習では通っていた説明が、職域では途中で終わります。何を先に伝え、どこで切り上げ、次にどうつなぐか。相手を前にして初めて、その場で組み立て直すことになります。本当に難しいのは、この組み立て直しを短い時間の中で行うことなのです。
職域を想定したロープレの難しさ
同僚が相手の練習には、持ち時間の区切りがありません。話し終えるまで待ってもらえるため、どこまで話すかを決める必要が生まれません。そのため、3分で切り上げる判断は身につかないままになります。
だからこそ、話す順番を決めたまま職場に立つことになります。執務室の脇や休憩スペースでは周囲に同僚がいて、保障や家計の話は練習どおりの順番では切り出しにくくなってしまいます。
その結果、電話や呼び出しで面談が途中で終わったとき、立て直す言葉が出てきません。練習では相手が席を立つことはなく、切り上げて次の機会につなぐ言い方を試す場がないのが現実です。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
短い持ち時間の中でこそ、順番が決まります
持ち時間を区切って重ねる練習
時間を区切った練習を重ねると、限られた時間で何を先に伝えるかを自分で決められるようになります。UMU AIロープレでは、持ち時間を区切った対話練習を設定でき、時間が来れば会話はそこで終わります。話し切れなかった経験を安全な場で重ねられるため、本番で順番を組み立て直す判断が速くなります。
周囲に人がいる場面から練習できます
職場の状況を映したAI顧客
執務室の脇で立ち話になる場面や、周囲に同僚がいる場面を、練習の設定として選べます。UMU AIロープレでは、相手の職種や忙しさ、話しかけられたときの反応まで設定でき、同じ内容でも切り出し方を変える練習ができます。声のかけ方を変えながら、反応の違いをその場で確かめられます。
どこで切り上げるかが、その場で分かります
対話直後に届く段階別の評価
練習が終わった直後に、あいさつ、意向把握、説明、次回の約束といった段階ごとの評価を確認できます。どこで話が長くなり、どこで切り上げるとよかったかが、言葉として残ります。AIが担うのは、反復練習と評価基準をそろえるところまでです。目標の置き方や動機づけは、引き続き上司や先輩といった人の役割になります。
保険業界で活用が進んでいます
生命保険・全国の営業職員
日本大手の生命保険会社では、研修が商品知識の習得や資格取得を中心としており、お客さまとの距離の縮め方といった実践的な対話スキルを訓練する手段が不足していました。全国に分散する営業職員に統一された基準で練習機会を提供することが課題となっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、営業職員がスマートフォンを使って、いつでもどこでもAIとの対話型トレーニングを行える環境を整備しました。独自の営業プロセスの重要な段階を、反復練習できるシナリオに落とし込みました(出典:導入企業へのヒアリング)。
担当者からは「スマートフォンで場所を問わず対話型トレーニングができる」という声をいただいています(出典:導入企業へのヒアリング)。
保険代理店・比較検証を実施
日本の保険代理店企業では、AI練習が本当に効果があるのかを比較データで示す、厳密な検証データを必要としていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでAI練習を行った実験群と、AIを使用しなかった対照群を、5つの独立した評価軸で比較する統制実験を設計しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
15名の評価者が、約150名の保険営業担当者による対話練習の動画を確認し、5つの評価軸について5点満点で評価しました。その結果、5つすべての評価軸で実験群が対照群を上回りました(出典:導入企業へのヒアリング)。