旅行会社の法人営業で、手配の依頼が提案に変わらない理由
見積もりを出すたびに、航空券と宿泊の単価だけで比べられます。旅行会社の法人営業では、そうした商談が続くことがあります。総務のご担当者が出張規程やBTM(出張管理)の運用に課題を抱えていても、手配の窓口としか見られていない相手には、その事情まで話してくれません。提案の入口は、単価の説明ではなく相手の出張実態にあるのです。
相手の社内事情から提案を組み立てます
個人向けの営業とどこが違うのか
旅行会社の営業は、個人のお客様への販売と、企業への法人営業に分かれます。個人向けでは、行き先も日程もお客様が決めて来店されるため、要望を聞き取り、手配の精度で応えることが中心になります。法人営業は、そこが違うのです。出張の頻度も、宿泊の上限額も、承認の流れも、相手企業の出張規程と実際の運用で決まっています。規程を知らないまま見積もりを出せば、単価の比較に持ち込まれ、既存の取引代理店との違いを説明できません。だからこそ、法人営業は、総務や人事のご担当者から規程と出張の実態を聞き出す対話から始まります。ただし、この最初の対話は、身につけるまでに時間がかかります。
聞き出し方は教わっていない
旅行会社の教育は、資格の取得や、航空券と宿泊の手配実務を中心に組み立てられてきました。商品知識も、手配の正確さも、こうして身につきます。一方で、初回訪問で総務のご担当者から出張規程の中身や、出張者が困っている点を引き出す対話は、教わる機会がありませんでした。同行した先輩の商談を横で見て覚えるほかなく、練習の場そのものが用意されてきませんでした。そして、この聞き出す対話こそ、社内で練習しようとしたときに最も再現しにくい部分だと言えます。
社内の練習では聞き出す力が伸び悩みます
社内ロープレでは同僚が総務のご担当者役を務めますが、出張規程の運用も経理との調整の面倒さも知りません。踏み込んだ質問をしても想定どおりの答えが返るだけで、相手が黙り込む瞬間は再現できないのが現実です。
規程や出張の実態を聞く練習は、営業担当者にとって先輩との同行商談だけです。同行できる機会は限られ、その商談が初回訪問に当たるとも限りません。1年目に本番のヒアリングを試せる回数は、ごくわずかです。
同行後の振り返りは、車内で「悪くなかった」「もう少し突っ込んで」と交わされて終わります。どの質問を飛ばし、どの一言で相手が引いたのかは残りません。そのため、次も同じ場面でつまずいてしまいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
質問しなければ、出張規程は引き出せません
質問で初めて分かる出張の実態
UMU AIロープレを活用することで、AIが総務のご担当者役を担います。出張規程の上限額や既存代理店との契約状況といった事情は、あらかじめ設定した質問にたどり着いて初めて開示される仕組みです。何を聞けば相手が話し始めるのかを、失注のリスクなく確かめられます。
次の訪問までの移動時間に、練習できます
移動時間に重ねる反復練習
先輩の同行を待たなくても、営業担当者はスマートフォンから一人で初回訪問の入り方を試せます。回数の上限はなく、同じ相手に何度でも質問をやり直せます。訪問先へ向かう電車のなかや、次のアポイントまでの空き時間に、失敗の心配なく練習を重ねられるのが特徴です。
どの質問が不足したか、その場で分かります
対話直後に出る段階別の評価
練習が終わった直後に、導入からヒアリング、反論対応、クロージングまで、商談の段階ごとのスコアと改善点を確認できます。どの質問を飛ばしたのかが具体的に残るため、次の商談まで課題を持ち越しません。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、案件ごとの戦略づくりは引き続き人の役割です。
同じ提案営業での活用例です
体外診断分野の大手企業
高単価の提案営業という点が重なる、体外診断分野のグローバル大手企業の例です。5名の研修担当者が1,500名を受け持ち、能力認定は四半期に1回しか実施できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、準備ができた人から随時認定を受けられる体制を整えました。
その結果、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
日本大手の生命保険会社
営業の型があっても対話で実行しきれない点が重なる、日本大手の生命保険会社の例です。お客さまとの距離の縮め方を訓練する手段が不足していました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、重要な場面を反復練習できるシナリオに落とし込みました。
「スマートフォンで場所を問わず対話型トレーニングができる」という声をいただいています(出典:導入企業へのヒアリング)。