研修を売る営業が難しいのは、効果を見る人が別にいるからです
研修を提案する場では、目の前の人事担当者に説明しながら、その先にいる受講者と営業部門の責任者の反応まで想像して話している方がいます。契約を決める人、実際に受講する人、効果が出たかどうかを見る人が、それぞれ別にいるからです。しかも三者は、よかったと判断する基準が違います。提案の難しさは、ここにあるのです。
実施後に評価が割れるのは、なぜでしょうか
見ている場所が、三者で違います
研修の契約を決めるのは、人事や人材開発の担当者、あるいは経営層です。実際に受講するのは営業部門の担当者で、効果が出たかどうかを見るのは営業部門の責任者になります。人事の担当者が確認するのは、予定どおりに実施でき、受講者から不満が出ていないかどうかです。受講者が見るのは、明日の商談で使えるかどうかです。営業部門の責任者が見るのは、現場の動きが実際に変わったかどうかです。どれも正当な関心で、どれか一つだけが正しいわけではありません。たとえば実施の3カ月後、営業部門の責任者から、あの研修で何が変わったのかと聞かれることがあります。人事の担当者の手元にあるのは受講者アンケートで、満足度は高く出ています。それでも、責任者が知りたいこととはかみ合いません。商談の場にいるのは人事担当者一人でも、提案が届く先には三者がいます。ここが、他の商材と最も違う点なのです。
いつ見るかで、答えが変わります
見るタイミングも、三者で同じではありません。人事の担当者は実施直後の反応を、営業部門の責任者は数カ月後の現場を見ます。研修で学んだことの70%は1週間で、87%は1カ月で忘れられるという調査もあります(出典:Gartner)。いつ確認するのかを提案の段階で決められているか、振り返ってみてください。
三者に話し分ける力は、どう身につくのか
先に決めたいのは、価格や日程ではありません。何をもって効果があったと見るのかを、三者で共通にしておくことです。受講後に何を確認し、いつ、誰が見るのか。提案の段階で決めておくと、実施後に評価が割れにくくなります。話し分ける力は、この共通の判断基準を持てるかどうかで決まると言えます。
この話し分けは、練習の機会を作りにくいものです。社内のロールプレイングでは相手役が一人で、同僚は研修の価値をすでに理解しています。まだ価値が伝わっていない受講者や、成果だけを見る責任者の反応までは再現できません。
相手役を人に頼るかぎり、三者分の反応を用意することは難しくなります。立場も関心も違う相手と、必要なときに何度でも話せる場をどう作るか。ここでツールの選択が関わってきます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
三者それぞれの反応を、先に確かめられます
立場の違うAI顧客の設定
UMU AIロープレを導入することで、AIが人事担当者、受講者、営業責任者といった異なる立場を演じます。役職や性格、話し方を自由に設定できます。その先にいる受講者と営業責任者への説明も、提案の前に試せるのが特徴です。
同じ相手を何度でも呼び出せる
一度設定した相手は保存でき、必要なときに何度でも呼び出せます。商談の前日に、人事担当者向けの説明と営業責任者向けの説明を続けて試すこともできます。
相手役を待たずに、練習を始められます
応答に合わせて変わるAIの反応
UMU AIロープレを活用することで、AIは毎回同じ進行をしません。押しの強い説明には慎重な態度を返し、相手の関心を先に確かめる進め方には本音を見せます。同僚を相手にした練習では出てこない反応に、一人でも何度でも向き合えます。
一人で始められる練習環境
相手役のスケジュール調整は要りません。スマートフォンからいつでも始められ、回数にも制限がありません。同僚の時間を使う気兼ねなく、うまくいかない進め方をそのまま試せます。
効果の見方を、三者で同じにできます
評価基準の設定と可視化
UMU AIロープレを活用することで、どのプロセスを何点で見るかを自社で設定できます。同じ基準の記録が残るため、三者が同じデータを見ながら話せます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までであり、目標設定や動機づけは引き続き人の役割です。
三者に見せられる練習の記録
誰が、いつ、どのプロセスで何点だったかが記録として残ります。人事の担当者は実施状況を、営業責任者は伸びた項目を、同じ画面から確認できます。
複数の関係者が関わる育成での活用例です
バイオ医薬品企業・800名超
営業チーム800名超のバイオ医薬品企業では、販売代理店と社内営業が並行して動き、本部の基準が現場で一貫して実行される保証がありませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、800名が同じ訪問シナリオと同じ基準で練習できる体制を整えました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、新任営業が独り立ちするまでの期間が60日から30日に短縮され、顧客満足度もフォローアップ調査で23.5%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
大手外資系生命保険会社
日本の大手外資系生命保険会社では、新人営業の育成が各支社主導で行われ、育成の質にばらつきが生じていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、オフラインのOJT研修を受ける第1グループと、UMUで学習・練習する第2グループを比較するABテストを実施しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、3カ月後にはUMUグループの顧客向け提案数が30%増加しました。成約に至った受講者の練習記録は新入社員向けの学習コンテンツになり、育成プロセスの標準化が続いています(出典:導入企業へのヒアリング)。