オンライン営業は滞りないのに、相手の状況が入ってきません
オンライン営業に切り替えても、話す内容も見せる資料も対面のころと変わりません。商談そのものは予定どおり進み、議事録も残ります。しかし、本題に入る前と終わったあとにあったやり取りは、会議の枠には入っていません。相手が今どのあたりにいるのかは、こちらから尋ねない限り分からなくなったのです。
実施されているのに、足りないのはなぜか
会議の枠には、前後がありません
対面のときには、受付から会議室に通されるまでの数分がありました。席についてから本題に入るまでの短いやり取りもあり、帰り際には見送りもありました。どれも、商談として数えていなかった時間です。そこでは、この話が社内で今どのあたりにあるのか、ほかに誰が関わりそうかといったことが、尋ねなくても入ってきていました。オンラインでは、入室した瞬間に本題が始まり、退出で終わります。決めた枠は最初から最後まで本題に使われ、前後がありません。伝える内容も、用意した資料も変わっていませんから、商談そのものに不足はないように見えます。ただ、無くなったのは時間そのものではなく、相手の状況を確かめる機会のほうです。やっかいなのは、無くなったことが記録に出てこない点にあります。商談は予定どおり実施され、議事録も残ります。足りないものが、実施されたという形で隠れてしまうのです。そのため改善に手をつけようとすると、話の中身のほうを直すことになります。ところが、中身はもともと不足していなかった、ということが起こります。
気づくのは、ずいぶん後になります
たとえば、二回目の商談で「その件は部長にも見てもらっています」と言われ、そこで初めて関係者が増えていたと気づきます。対面であれば、部屋を出るまでのやり取りで耳に入っていた話です。上司への報告では商談の中身を説明できるのに、相手の社内で何が動いているかには答えられません。振り返ろうとしても、実施の記録は一通りそろっていますから、何が抜けたのかを指し示すものがありません。
では、枠の中に何を作り直すのか
雑談を復活させるという話ではありません。入室してすぐの短い時間を、こちらが話し始める時間ではなく、相手の状況を一つ受け取る時間として使います。尋ねるのは、この話がいま社内でどのあたりまで来ているか、という一点です。「今日はこの後も続きますか」「この件、いまどのあたりですか」といった一言で足ります。答えが一言でも、話が前に進んでいるのか、いったん止まっているのかが分かります。それだけで、同じ資料でもどこに時間を使うかが変わってくると言えます。
対面では、尋ねなくても入ってきていました。オンラインでは、入ってこない前提に立ち、尋ねる形に置き換えることになります。同じことを、こちらから取りにいく手順に変えるわけです。手順にしておくと、聞く人と聞かない人に分かれることがなくなります。誰が出ても、商談の入り口で同じことを確かめてから本題に入れるようになります。
手順に変えたところで、本番でその一言が出るとは限りません。開始直後の数十秒でどう切り出すかは、資料を読み込んでも身につきにくいところです。相手の反応も毎回違いますから、決まった言い方を覚えるだけでは足りません。声に出して試し、返ってきた言葉に合わせて言い直せる場を、どこに用意するかという問いが残るのです。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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開始直後の切り出し方から、練習できます
商談の入り口に絞った練習シーン
UMU AIロープレでは、開始直後の場面だけを取り出した練習シーンを設定できます。AIが相手役を務め、こちらの切り出し方に応じて返す言葉が変わります。用意した一言がそのまま通ることもあれば、話が思わぬ方向へ進むこともあります。何度か試すうちに、どの尋ね方なら相手が答えやすいかを、自分の言葉で確かめられます。
尋ね方を、チームで同じ形にできます
自社の商談に合わせたシナリオ設定
相手の業種や役割、今日の商談がどの段階にあるかを設定し、実際の案件に近い状況を作れます。同じシナリオを全員が使えるため、開始直後に何を確かめるかを、担当者ごとの勘に任せずに済みます。管理画面の設定に専門知識は要りません。営業の現場を知っている人が、自分の担当している商談に合わせて手を入れられます。
その場で、どこを直せばよいか分かります
終了直後に読める評価レポート
練習を終えると、切り出しからヒアリングまでのどの段階で評価が下がったかを、その場で読み取れます。「もう少し自然に」で終わらず、次に何を変えるかが具体的に残ります。同じ場面をもう一度試し、前回との違いを見比べることも可能です。ここでAIが肩代わりするのは、何度でも付き合う練習相手と、採点が人によってぶれない状態を保つ部分です。相手との間合いを詰めていくのは、引き続き担当者の役割です。
すでに取り入れている企業があります
製薬・若手MR育成
日本市場の製薬企業では、若手が実践に近い対話を経験できる場が限られ、先輩に同行する機会も日程に左右されていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、訪問の場面をAI相手に何度でも試せる形へ切り替えました。
その結果、医師と双方向に話す面談の回数が増え、経験の少ない若手ほど大きく変化しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
皮膚科領域の製薬企業
皮膚科領域を担当する製薬企業では、資料に目を通しても、それを実際に声に出して説明する場がありませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、対話の流れの中で製品の話を口に出して伝える練習に切り替えました。
研修担当者が一人ひとりに付ききりにならなくても、営業担当者が自分のタイミングで話す練習を続けられるようになりました。