老健の営業方法が、連携室からの相談につながらない理由
「施設の資料はひととおり渡せたのに、その場で聞かれた条件には言葉が出てこなかった……」 介護老人保健施設(老健)の支援相談員として病院の地域連携室やケアマネジャーを訪ねたとき、こうした場面に心当たりはありませんか。相手が知りたいのは理念や設備ではなく、目の前の方を受け入れられるのかどうかという判断材料です。この違いには、はっきりした「理由」があります。
訪問の流れと、成否を分ける一点
1回の訪問は、こう進みます
老健の営業とは、支援相談員が病院の地域連携室や医療ソーシャルワーカー、居宅介護支援事業所のケアマネジャーを訪ね、入所や利用のご相談をいただける関係をつくる活動を指します。一回の訪問は、あいさつと近況の確認から始まります。次に自施設の受け入れ体制を説明し、その場で挙がった個別のご相談に答え、次の連絡の約束を残して終わります。持ち時間は長くても十数分で、面談の合間の立ち話で終わることも珍しくありません。そのため、この流れのどこに準備の重心を置くかで、次のご相談をいただけるかどうかが変わると言えます。ただし、4つの場面の重さは同じではありません。
決め手は、口頭で聞かれる条件
資料に書けるのは、施設の理念や設備、一日の流れといった情報です。一方で連携室やケアマネジャーがその場で確かめたいのは、自施設で対応できる医療的ケアの範囲、空き状況の見通し、入所後に在宅復帰へ向けてどう関わるかという、受け入れの境界にあたる情報になります。この部分は資料に書ききれず、多くが口頭で聞かれます。しかも答えは「原則としてはこう、ただし状況によっては変わる」という形をしており、聞かれ方に応じて組み立て直すことが求められるのです。
口頭の受け答えが練習しにくい理由
受け入れ条件の準備は、運営規程や資料の読み込みが中心になりがちです。ところが実際に聞かれるのは、特定の状態の方を受け入れられるかという個別の問いです。だからこそ、読んで分かることと、その場で言えることの差が残ります。
口に出して練習しようにも、相談員が一人か二人の施設は少なくありません。先輩に同行してもらえる日は限られ、練習の機会は実際の訪問に頼ることになります。その結果、答えきれなかった場面をやり直せないまま、次の訪問を迎えるのが現実です。
同行した先輩からの振り返りは、「もう少し丁寧に」「感じは良かった」といった言葉になりがちです。そのため、どの説明が判断材料として足りなかったのか、次に同じ質問を受けたらどう言い換えるのかが分かりません。改善の手がかりが残らず、同じ受け答えになりがちです。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
聞かれ方に応じて答えを組み立てられます
相手の反応に応じて変わる対話
UMU AIロープレを活用することで、資料を読む準備から、声に出して答える練習に切り替えられます。AIが連携室の担当者やケアマネジャーの役を担い、説明が具体的であれば次の確認に進み、あいまいであれば重ねて質問します。原則と例外を、聞かれ方に合わせて言い直す練習を繰り返せます。
相手役を待たずに、練習の回数を増やせます
すき間時間に重ねる練習回数
先輩の予定が空くのを待つ必要はありません。AIがいつでも相手役を務めるため、訪問の合間や事務作業の区切りに、スマートフォンから一人で練習を始められます。相談員が少人数の施設でも、答えにくい問いを試せる回数そのものを増やせるようになります。
どこを直すか、その場で具体的に分かります
対話直後の構造化された評価
練習が終わると、AIがその場で評価を返します。あいさつ、状況の確認、受け入れ条件の説明、条件が合わない場合の伝え方といったプロセスごとに、どこが具体的で、どこがあいまいだったかが分かります。なお、AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までであり、目標の設定や動機づけは、引き続き人の役割です。
医療現場を訪ねる営業チームの事例
体外診断分野の大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、5名の研修担当者が1,500名の能力認定を担い、認定は四半期に1回しか実施できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、5つの訪問プロセスに沿った模擬対話を組み込み、準備ができた人から認定を受けられる体制を構築しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、能力認定は随時実施できるようになり、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
日本で事業を展開する製薬企業
日本市場で事業を展開する製薬企業では、若手MRの育成が同行訪問に頼り、実践に近い練習機会を高頻度で確保できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、若手MRが安全な環境で実際の訪問シーンを繰り返し練習できる体制を構築しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、研修後7〜9カ月の時点で、若手MRの医師との対話型面談回数が研修前比で約2倍に増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。