不動産売買で身につけた営業手法が、内見後に活きない理由
「内見までは順調だったのに、『ご家族と相談します』と言われてから連絡が返ってこない……」資金計画も物件の説明も手順どおりに進めたはずなのに、お客様の迷いがどこにあるのか分からないまま、追客だけが続くことはありませんか。型どおりに進めても内見のあとで止まってしまうのには、案内より前の段階に理由があります。
差がつくのは物件案内の前です
営業手法を構成する5つの段階
不動産売買の営業手法は、大きく5つの段階に分かれます。ポータルサイトからの反響に一次対応し、来店や初回面談で購入の条件と時期を聞き取り、住宅ローンの事前審査を含む資金計画を提示し、条件に合う物件を案内し、価格や引き渡し時期を調整して買付申込につなげます。この5つは独立していません。面談で聞き取った予算の幅が案内する物件の並べ方を決め、案内で見えたお客様の反応が条件交渉の材料になります。そのため、前の段階で取りこぼした情報は、後の段階では取り返しにくいのです。ただし、5つの段階の難しさは同じではありません。
決め手は初回面談の聞き取りです
内見のあとで商談が止まると、原因は案内の見せ方に求められがちです。しかし案内の場で扱える情報は、初回面談で聞き取った条件の範囲を超えられません。予算をどこまで動かせるのか、家族の誰が判断を迷っているのか、他社ですでに買付を検討していないのか。こうした事情は、お客様の側から自発的に語られることはほとんどありません。質問を重ねてはじめて表に出る情報だからです。そしてこの質問を重ねる力こそ、これまでの育成の進め方では最も練習しにくい部分だったと言えます。
聞き取りの練習が難しい3つの事情
店内のロールプレイングでは、先輩や同僚がお客様役を務めます。相手が社内の人間だと、予算を動かせない事情や家族の反対など、お客様が言い出しにくい話は出てきません。答えの分かっている質問を確認するだけの練習になってしまうのが現実です。
相手役を頼めるのは、店長や経験のある先輩に限られます。土日は来店対応と物件案内が続き、平日は追客(検討中のお客様へのフォロー)とポータルサイトの更新に時間を取られます。そのため、新人が口を開いて練習できる回数は、月に数回にとどまってしまいます。
練習後の助言は「もう少し距離を詰めて」「焦らずに聞いて」といった一言で終わりがちです。その結果、どの質問が抜けていたのかが手元に残らず、次のお客様にも同じ順番で同じことを尋ねてしまいます。改善のきっかけをつかめないまま、接客の回数だけが増えていきます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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質問を重ねてはじめて事情は見えてきます
質問で引き出す購入の事情
こちらから尋ねなければ出てこない事情を、練習の中で引き出せます。UMU AIロープレでは、質問されてはじめて明かす条件をAI顧客の側に設定できます。買い替えの期限、借入可能額、家族の意見の食い違いなど、聞き方の順番と深さで出てくる情報が変わります。一次取得のご夫婦や収益物件を比べる投資家など、顧客像も切り替えられます。
相手の予定を待たずに回数を増やせます
すき間時間で重ねる練習の回数
案内の合間や移動中に、一人で練習を始められます。UMU AIロープレはスマートフォンから24時間いつでも使え、回数の上限もありません。店長の予定が空くのを待たなくてよいため、来店対応が続く時期でも練習の回数を保てます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一という部分であり、物件の見極めや価格交渉の最終判断は、引き続き店長や先輩の役割になります。
次に何を聞くかが練習の直後に分かります
段階ごとに示される改善点
練習が終わった直後に、改善が必要なポイントを段階ごとに確認できます。UMU AIロープレは、あいさつ、条件の聞き取り、資金計画の説明、懸念への対応、次回来店の約束という流れに沿って評価を返します。感覚的な一言で終わらず、どの質問が抜けていたのか、次はどこから聞き直すのかが、その場で文章として残るのです。
高単価の商材を扱う組織の実践
同じく高単価商材の営業チーム
国内外に500店舗超を展開する高級レディースアパレルグループでは、新人の販売スタッフに高単価の顧客層との対話経験が不足していました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、こだわりの強い顧客や細部に敏感な顧客など、複数の顧客像を設定した練習環境を整えました。
その結果、地域や店舗をまたいで同じ基準で練習できるようになり、会員獲得率は前年比42%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
購入の頻度が低く一件あたりの金額が大きい点は、不動産売買の営業と共通しています。
拠点ごとに育成が分かれた組織
日本の大手外資系生命保険会社では、新人育成が各支社の主導で進められ、育成の質にばらつきが生じていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレでOJTの一部を置き換え、集合研修で学んだグループと比較する検証を実施しました。
その結果、3カ月後にはUMUで練習したグループの顧客向け提案数が30%増加し、その練習記録を次の新人向け教材として使えるようになりました(出典:導入企業へのヒアリング)。
拠点ごとに育成の進め方が分かれやすい点は、店舗単位で新人を育てる不動産売買の営業と重なります。