新人研修の失敗を部分ごとに分けて見る形
新人研修がうまく運ばなかったと感じても、その中身を部分で言えるとは限りません。まとめて進めて終わりに受け止めを聞く形からは、研修全体についての印象だけが戻ってくるからです。手を入れる先は、そこからは決まらないのです。
手を入れる先を部分で言うための条件
全体の印象として戻る受け止め
新人研修は、一日ないし数日をかけて進め、最後に受け止めを聞く形が多くとられます。そこで戻ってくるのは、分かりやすかった、難しかったという、研修全体についての受け取り方。良し悪しの向きは分かるものの、どの部分がそう受け取られたのかまでは、この形から切り出せません。そこで残る選択は、全部を少しずつ変えるか、いっそ大きくやり直すかのどちらかに寄っていくのです。
部分ごとに戻る反応
手を入れる先を部分で言うには、受け取る側からの反応が、その部分に結びついた状態で戻っている必要があります。項目を細かくした設問を最後に置いても、答える側がたどるのは、全部を終えたあとの記憶。途中で挙手を求めれば、その場の様子までは見えますが、あとから見返せる形では残りません。他社の進め方を調べても、出てくるのは一般的な話。反応が戻る位置が研修の進行の中に分かれて置かれているかどうかが、ここでの条件になります。
部分で言えなくなる三つの事情
説明を順に行い、資料を配り、最後に確かめる進め方では、受け取る側が自分の言葉で何かを出す場面が途中に置かれません。読んだかどうかは分かっても、どの内容がどう受け取られたのかは、進めている最中には表に出てこないのです。
反応が戻る形に組み替えるには、扱う範囲を選び直し、順番を組み、問いを書き起こす作業が続きます。社内講師の手元にあるのは、内容についての深い理解。学習をどう組み立てるかは、それとは別に身につける必要があると言えます。
手ごたえの薄い箇所が見つかっても、コースを用意し直す工程は研修部門の予定の中に並びます。改訂の要望を出し、制作の順番を待ち、出来上がったものを確かめる工程。その間に配属も業務の中身も先へ進み、次の回に間に合わないまま持ち越されることが少なくありません。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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読む側から反応が戻る組み立て
解説の合間に置かれる問い
必要なのは、終わってからまとめて聞くのではなく、進む最中に反応が戻る組み立てです。UMU AGL(AI Generated Learning)は、社内にある文書からAIが受講できるインタラクティブなコースを起こす仕組みで、用意する工程と受講者ごとの学びの進み方の両方に関わります。解説の合間に入るのは、要点のカードと、状況を示して考えを尋ねる問い。新人はそのつど自分の言葉で答えるため、答えは置かれた箇所に結びついたまま残るのです。
白紙に向かわない組み替えの手順
尋ねられて答える側に回る作成
問いを挟んだ形に組み替える作業そのものは、これまで社内講師の手元に積み上がってきました。UMU AGLが変えるのは、その作業での講師の立ち位置。構成を書き下ろす側ではなく、画面から順に示される質問へ答える側に回り、答えた内容から要点が抜き出されて構成案がまとまっていきます。学習の組み立て方をあらためて学び直さなくても、自分が知っていることと手元の資料から、反応が戻る形を組めるようになるのです。
部分ごとに出し直せる短い工程
順番待ちの入らない差し替え
手ごたえの薄い箇所が分かっても、制作の順番待ちが入れば、次の回まではそのままです。UMU AGLでは、資料を渡してから新人が受講を始められるところまで、事業部門の手元で進みます。当たる範囲の資料だけを出し直せば、その範囲が新しい学習の単位になり、全体へ手を戻さずに済むのです。反応が戻ること、書き下ろさずに組めること、部分だけを出し直せること。ここまでがつながると、手を入れる先を研修全体ではなく部分の名前で言えるようになります。
部分ごとの手ごたえが要る二つの回
毎年行う新人研修
毎年配ってきた業務の手引きや職務の資料は、書き直さなくてもUMU AGL で区切られた単位に組み替わります。新人は読み終えて次へ進む代わりに、その単位ごとに問いへ答えながら進められるのです。
どの単位で答えが分かれたかは学習の記録に残ります。翌年の同じ回で先に扱う範囲を決める手がかりであり、新人を見比べる材料ではありません。
内容が変わった回
取り扱いや手順が改まった年にUMU AGLへ渡すのは、書き直した文書だけ。変わった範囲がそのまま学習の単位になり、新人はその箇所について答えながら、前の年との違いを確かめられます。
変えた箇所のうち、どこで確認が重なったかが分かります。ここで読めるのは学習の中での反応までで、配属先での仕事ぶりとは切り分けて扱うものと言えます。