保険営業方法を学んでも、お客様の前で言葉が出ない理由
「保障の説明までは順調だったのに、『家族と相談します』と言われた途端、次に何を聞けばよいのか分からなくなる……」意向把握のチェック項目も重要事項説明の手順も頭に入っているのに、お客様の表情が曇った瞬間から、予定していた流れが崩れてしまうことはありませんか。研修で覚えた保険営業方法が初回面談で再現できないのには、担当者の努力とは別のところに理由があります。
面談の成否は一つの段階で決まります
保険営業の面談は5段階で進みます
保険営業の方法を分解すると、接点づくり、意向把握、保障設計の提示、疑問への応答、意向確認という5つの段階に整理できます。接点づくりでは保険の話に入る前に相手の生活や家族への関心を示し、意向把握では老後資金や相続、医療保障のどこに不安があるのかを質問で引き出します。保障設計の提示では意向に沿って保障額と期間の根拠を伝え、疑問への応答では保険料の負担感や他社との比較に答えることになります。最後の意向確認まで、前の段階で得た情報がなければ次は成り立たず、どこかを飛ばせば後の段階は空回りします。ただし、5つの段階が同じ難しさで並んでいるわけではありません。
流れを決めるのは意向把握です
多くの担当者が力を入れるのは、保障設計の説明と保険料の見せ方です。資料を読み込んで他社との違いを言えるようにすれば、面談は前に進むように見えます。ところが、説明の説得力は、意向把握で引き出せた情報の量に左右されるのです。相手が気にしているのが老後の生活費なのか、配偶者に残す資金なのかが分からないまま設計を示せば、丁寧な説明でも「参考になりました」で面談は終わります。この意向把握が、従来の保険営業の研修では最も練習しにくい段階と言えます。
意向把握を練習しにくい理由
支社の勉強会でロープレをしても、お客様役は同僚です。こちらの事情を知る相手は答えにくい質問にも素直に応じ、家計の実情や本音の不安を隠すお客様にはなりません。意向把握でつまずく場面そのものを、練習で再現できないのです。
だからこそ、練習の中身は保障内容の説明と保険料の試算に寄っていきます。話す内容は上達しても、相手の不安を質問で引き出す時間はほとんど確保できません。面談で最初に必要になる力が、練習の対象から外れていると言えます。
意向把握の質を測る基準がないため、練習後の助言は「もう少し寄り添って」「聞き方を工夫して」といった言葉にとどまります。どの質問が足りなかったのか、次に何を変えるのかが分からないまま、同じ練習を繰り返すことになります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
質問を重ねてはじめて、本音が見えてきます
質問しなければ出てこない本音
本番の面談と同じように、踏み込んで聞いてはじめて相手の事情が出てくる練習ができます。UMU AIロープレでは、AIのお客様に「実は住宅ローンの残りが気になっている」といった非開示の事情を設定でき、的を絞った質問をした時点でだけ情報が出てくる仕組みになります。聞かずに保障設計へ進めば、AIのお客様は最後まで本音を明かしません。
すき間時間で、質問の練習量が増えます
順番待ちのいらない一人の練習
相手役の予定を押さえなくても、思いついたときに質問の練習へ入れます。UMU AIロープレはスマートフォンから回数の制限なく使えるため、移動中や昼の空き時間に意向把握だけを切り出して何度でも試せるようになります。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、面談の方針づくりは引き続き上司との1on1の役割です。
次に変える一点が、練習の直後に見えます
対話の直後に出る段階別の評価
「もう少し寄り添って」で終わっていた振り返りが、具体的な一点に変わります。UMU AIロープレでは対話が終わった時点で、接点づくりから意向確認までの段階ごとのスコアと理由を確認でき、次に何を変えればよいかまで分かるのです。前回どの質問が足りなかったのかを見てから、同じ場面をもう一度やり直せます。
保険業界の営業組織が活用しています
大規模な外勤の営業組織
日本大手の生命保険会社では、対人のロープレに気まずさを感じる担当者が多く、練習の頻度が上がりにくい状況でした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、練習相手を人からAIへ切り替えました。
その結果、担当者と管理職の双方が20以上のシナリオで練習できるようになり、練習への心理的なハードルも下がりました(出典:導入企業へのヒアリング)。
比較データを重視した代理店
日本の保険代理店企業では、AIを使った練習に本当に効果があるのかを、比較できるデータで示す必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでAI練習を行った実験群と、AIを使わない対照群を5つの評価軸で比べる統制実験を設計しました。
その結果、約150名の保険営業担当者の対話練習動画を15名の評価者が確認し、5つの評価軸すべてで実験群が対照群を上回りました(出典:導入企業へのヒアリング)。