製品
研修担当者が、インストラクショナルデザインの出発点をつかめないまま、白紙の企画書を前に考え込んでいるシーンです。

インストラクショナルデザインは、個人の技量では終わらない

新任の担当者にADDIEの手順を教え、時間をかけて一つのコースを丁寧に設計しても、担当者が変われば、同じ水準に仕上がるとは限りません。理論を学ぶことと、その判断を組織全体で再現できることは、別の課題として残っています。

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インストラクショナルデザインが決めること

起点は学習後の到達点

インストラクショナルデザインとは、教える内容を思いつく順に並べる作業ではありません。学習を終えた人が何をできるようになるかを先に定め、そこから扱う内容、伝える順序、学習中に取り組む活動、習得を確かめる方法までを、一つの流れとして決めていく考え方です。例えば新人向けの製品知識研修であれば、まず「主要3製品の違いを顧客に説明できる」という到達点を定め、そこから逆算して情報量と順序を組み立てます。起点に置くのは、伝えたい情報の量ではなく、学ぶ側に必要な到達点なのです。

対象は資料構成の先まで

扱う範囲は、資料の見出しや章立てを整えることにとどまりません。受講者がどの場面でつまずきやすいか、どの段階で理解を確かめるか、前提知識の差にどう対応するか。こうした判断もあわせて、インストラクショナルデザインの対象に含まれます。営業研修であれば、値引きの判断基準を説明できるかという理解の差を見込み、確認を挟む位置まで決めておきます。目次を整えただけでは、この判断のほとんどはまだ手つかずのままです。

担当者の中にとどまる判断基準

枠組みの外にある判断

ADDIEのような枠組みが示すのは、分析、設計、開発、実施、評価という工程の順番までです。一つの学習項目にどれだけの情報を入れるか、どこで受講者に答えてもらうか、理解をどう確かめるか。こうした判断は、枠組みの中には書かれていません。同じ枠組みをなぞっても、出来上がるコースが担当者ごとに変わるのは、この部分を一つずつ決めているからです。

経験は言葉に残りにくい

良い判断ができる担当者ほど、日々の研修業務に追われ、その判断基準を書き残す余裕を持てません。なぜその情報量にしたのか、なぜその順序にしたのか。理由が言葉に残らないまま次のコースに移れば、同じ判断を他の担当者が再現する手がかりは失われていきます。ベテランの研修担当者が異動や退職で抜けたとたん、後任が同じ水準のコースを作れなくなるのは、この理由によるものです。

3分で、相手を説得できるか試してみよう

業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。

循環器内科部長に新しい脂質低下薬を紹介する
あなたはMR(医薬情報担当者)です。王部長への初めての正式訪問で、外来の合間の時間を使って製品を紹介します。
顧客に重大疾病保険を紹介する
あなたは保険代理人です。李様は以前に重大疾病保険についてご相談されましたが決めきれずにいたため、今回は対面でお話しする約束をしました。
顧客に高価格帯の定番ハンドバッグを紹介する
あなたはベテランのレザーグッズ販売員です。陳様が来店され定番のハンドバッグをご覧になっているので、声をかけてご案内します。
不動産デベロッパーの調達責任者にエレベーターを提案する
あなたはエレベーターメーカーの営業です。ある不動産デベロッパーの調達部・趙マネージャーを訪問します。この案件は複数のサプライヤーで比較検討が進んでいます。
訪問目標
新薬の有効性と安全性の優位性を王部長に明確に伝え、有効性・安全性への懸念を解消し、外来の対象患者に試していただけるよう合意を得ます。
対話相手
王部長|某大手総合病院 循環器内科 部長医師
“部長、3分だけお時間をいただけますか。先生の外来で、スタチン不耐容の患者さんや、単剤では脂質管理目標に届かない患者さんについて、現在はどのように処方を調整されていますか?”
ワンクリックで入力
送信
ログイン / 新規登録でご利用いただけます。各シナリオ10回まで練習可能です
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特定の担当者に集中する設計判断

研修担当者が、大量の参考書や下書きに囲まれながら、コースの構成を一人で決めかねているシーンです。

判断できる人ほど時間がない

コース設計、講義、実施後のフォローまでを一人の担当者が受け持つことも少なくありません。設計の判断を任せられるのは、業務を深く理解した一部のメンバーに限られます。その人たちは通常業務を抱えており、他のコースの判断基準をまとめて残す時間までは確保できません。

コースごとに一から決め直す

共有された起点がなければ、新しいコースに着手するたびに、情報量や順序をゼロから決め直すことになります。担当する人や、そのときの時間の余裕によって出来栄えが変わるため、拠点やチームが増えるほど、コース間の水準をそろえにくくなっていきます。

設計の起点は、ゼロから型の再利用へ

積み上げの重複が減る

新入社員研修や製品知識研修のように、比較的構成が安定している領域では、確立された設計の原則や組み立て方を、コース作成の起点として使いやすくなります。AIが資料の整理や構成の下書きを引き受けることで、担当者が同じ判断を毎回ゼロから積み上げる重複は減らせます。ただし、起点をそのまま当てはめるだけでは、コースの質は保てません。自社の業務に合わせて手を入れる作業は、引き続き担当者の側に残ります。

力点は確認と調整に移る

準備にかけていた時間が減る分、担当者は、自社の業務内容に合っているか、想定した受講者にとって情報量が適切か、理解の確かめ方が実務と結びついているかを確認する作業に力点を置けます。判断そのものが不要になるわけではなく、かける労力の中身が変わるのです。

設計レビューは、作り方の確認から実務適合の確認へ

同じ研修担当者が、確立された設計の型をもとに、学習の道筋を整理しているシーンです。

新任でも起点を持てる

共有された設計の型があれば、経験の浅い担当者も、ゼロから組み立てる代わりに、その型を土台にコースへ着手できます。一部の熟練した担当者に判断が集中していた状態から、複数の担当者が同じ起点を使える状態へ移っていくのです。ただし、型を自社の状況に合わせて調整する作業までは残ります。

確認できる範囲が広がる

研修責任者が確認するのは、コースが一から正しく組み立てられているかではなく、共通の型を自社の業務にどう当てはめたかという点になります。複数のコースや担当者を、同じ基準で見比べやすくなり、拠点をまたいだ水準の把握もしやすくなります。経営層への報告でも、実施回数や修了率だけでなく、設計の水準がそろっているかを示せるようになるのです。

重要なポイント

価値は、再現できるかにも表れる

インストラクショナルデザインの価値は、ADDIEのような枠組みを知っているかどうかだけでは測れません。情報量や順序をどう決めたのか、その判断が言葉に残り、他の担当者やコースにも引き継げるかどうか。それも、設計の質を支える条件の一つです。枠組みの名前をそろえても、判断が個人にとどまっていれば、コースごとの差は縮まりません。

確かめたい観点は二つ

自社の設計プロセスを見直すときに確かめたい点は、二つあります。一つは、判断の基準が担当者個人の頭の中にとどまっていないか。もう一つは、新しいコースや新しい担当者が、ゼロからではなく共通の起点から始められるかという点です。この二つがそろえば、担当者が変わっても、コースの水準を保ちやすくなります。

UMUが選ばれる理由

28,000社突破
国内導入企業
1億人超
世界203カ国でユーザー
100社が導入
Fortune 500企業
約5,000製品中で1位
ITreview Best Software in Japan 2022
UMUとは
2015年に設立されたグローバルAIソリューションカンパニーです。AIを活用したオンライン学習プラットフォーム「UMU」を核に、学術的な根拠に基づいた実践型AIリテラシー学習プログラム「UMU AILIT(ユーム エーアイリット)」、セールスイネーブルメントソリューション「UMU AIロープレ」などの提供により、AI時代の企業や組織における学習文化の醸成とパフォーマンス向上を支援しています。
導入実績
業界トップクラスの生命保険会社・電機メーカー・製薬会社など、日本を代表する大企業が導入
製薬、金融・保険、製造、小売など幅広い業界で活用
従業員1,000名以上の大企業を中心に、営業教育や新入社員研修で導入が拡大
導入事例インタビューを公式サイトで多数公開
セキュリティ・コンプライアンス
ISO/IEC 27001:情報セキュリティマネジメントシステム (ISMS) の国際規格
ISO/IEC 27017:クラウドサービスに関する情報セキュリティ管理策
SOC 3:トラストサービス規準報告書
ISO/IEC 27018:クラウドサービス上における個人情報セキュリティに関する国際規格
ISO/IEC 27701:プライバシー情報マネジメントシステム (PIMS)
GDPR:EU一般データ保護規則
HIPAA:医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律
ISO/IEC 42001:人工知能マネジメントシステム (AIMS)
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