保険営業の売り方を学んでも、初回面談が進まない理由
保険営業の売り方は覚えたはずなのに、初回面談でお客様が一歩引いた瞬間、次の一手が出てこないことがあります。商品知識も意向把握(ヒアリング)の手順も、頭には入っているはずです。それでも面談が前に進まないとすれば、見直す先は覚えた量よりも、練習してきた場面の側にあるのです。
面談の流れのどこで差がつくか
1回の面談を時系列で追う
保険営業の売り方は、1回の面談の中で5つの場面をたどります。きっかけをつくるアプローチ、ライフプランと意向把握(ヒアリング)、保障設計の提示、反論対応、そして次回の約束です。アプローチでは、紹介や問い合わせで生まれた接点を面談の席に変えます。意向把握では、ご家族の状況や老後資金への不安、リスク許容度を聞き取ります。保障設計の提示では、聞き取った内容を保険料と保障の形に組み替えます。反論対応では「家族に相談したい」「もう少し考えたい」という言葉に応じ、次回の約束で面談を継続へつなげます。5つの場面は前後でつながっており、前の場面の出来が、次の場面の入り口になります。ただし、5つの場面の難しさは同じではありません。
成否を決めるのは意向把握です
保険営業の担当者が売り方を学ぶ機会では、商品知識と資格、そしてコンプライアンスの手順に多くの時間が割かれます。どれも欠かせません。ただ、面談の成否を分けているのは、聞き取れた内容の量よりも、お客様がまだ言葉にしていない事情を質問で引き出せたかどうかです。ここが浅いままだと、保障設計の提示は一般論に寄り、反論対応でも切り返す材料が手元に残りません。そして、この意向把握の練習だけは、これまでの研修の形では最も再現しにくかったのです。
意向把握の練習が続かない理由
保険募集人の一日は、訪問と移動で埋まります。拠点に戻る時間も先輩の予定を押さえる時間も限られるため、練習は月に一度の勉強会に集まりがちです。面談の本数に比べて、断りへの切り返しを試せる回数はごくわずかです。
だからこそ、限られた機会は台本の確認に使われます。顧客役は同僚ですから、こちらが聞かなかった事情まで先に話してくれます。質問が足りないまま面談の形だけが整い、お客様が黙り込む場面に向き合う練習にはなりにくいのが現実です。
そのため、面談から戻っての振り返りは「今日は相性が悪かった」という感想で終わりがちです。どの質問を飛ばしたのか、どの言葉でお客様が引いたのかが記録に残らず、次の面談も同じ運び方で臨むことになってしまいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
相手の予定を待たずに、練習を始められます
すき間時間に重ねる練習の回数
相手の都合を待たずに、移動中や訪問の合間から練習を始められます。UMU AIロープレはスマートフォンから24時間使え、回数の上限もありません。AIが担うのは反復練習の場と評価基準の統一までで、面談の組み立てを一緒に考えるのは先輩やマネージャーの役割です。
質問の仕方でしか、本音は引き出せません
答えを隠したまま話すAI顧客
適切な質問を投げてはじめて、お客様は隠していた事情を話し始めます。UMU AIロープレでは、AI顧客の側に本人からは見えない事情を設定でき、質問が浅いうちは表面的な受け答えが続きます。担当者は、老後資金への不安や家族の意向を質問で引き出す練習を繰り返せるのが特徴です。
足りなかった質問が、面談直後に分かります
プロセスごとに出る評価レポート
面談の流れごとに評価が出るため、どこで質問が足りなかったかを対話の直後に確認できます。UMU AIロープレでは、練習が終わると同時に段階別のスコアと次に直す点が並びます。「相性が悪かった」で終わらせず、次の面談に持ち込める言葉が手元に残ります。
保険営業の組織で活用が進んでいます
生命保険分野の外資系大手企業
生命保険分野の外資系大手企業では、新人営業の育成が支社ごとに進められ、指導の方法と基準がそろわないまま育成の質にばらつきが出ていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、対面のOJT研修を受けたグループと、AIとの学習と練習に取り組んだグループを比較する検証を行いました。
その結果、3カ月後にはAIで練習したグループの顧客向け提案数が30%増加しました。練習の流れを標準化できたことで、育成の対象も2,000名から7,000名超に拡大しています(出典:導入企業へのヒアリング)。
日本大手の生命保険会社
日本大手の生命保険会社では、対人のロープレに緊張や気まずさを感じる営業職員が多く、練習に踏み出すこと自体が後回しになっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、練習の相手を人からAIへ切り替え、質問による関係づくりから意向把握、反論対応、クロージングまでを一続きの流れで練習できる体制を整えました。
その結果、時間や場所に縛られない練習環境が整いました。営業職員と管理職の双方に向けて20以上のシナリオを展開したことで、練習の頻度が上がる状態になっています(出典:導入企業へのヒアリング)。