2時間の新人研修を作るのに何人月かかるかを見積もる方法
現場の手順を新入社員にまとめて伝える研修を任されたとき、まず知りたいのは作成にかかる工数です。ただ、同じ2時間でも、手元の資料の状態と作成物の形によって、必要な手間は大きく変わるのです。
同じ2時間でも手間が変わる理由
時間の長さでは決まらない工数
工数を左右するのは、研修の長さそのものではありません。伝えたい内容が社内文書としてどこまで整理されているか、それとも担当者の経験として頭の中にあるかで、着手時点の作業量は変わります。手順書や社内資料がすでにそろっていれば、順序の組み替えから始められます。一方、口頭で引き継いできた進め方であれば、何をどこまで教えるべきかを言葉にする作業から始まるのです。
やり直しは何回発生するか
もう一つの条件は、何を作るのかという点にあります。資料を読み合わせる形と、受講者が答える機会を含む学習とでは、必要な設計の量が違います。見落とされやすいのが、やり直しの回数です。内容の確認と合意を作り始めてから行えば、完成間際の修正が増えます。構成の段階で関係者と目線をそろえておけば、後戻りは少なく済みます。2時間という枠は、これらの条件が決まってはじめて工数に置き換えられると言えます。
研修の作成を任された側で起きる3つの課題
現場の手順や判断の基準を最もよく知っているのは、日々その業務を担っている事業部門の社内講師です。ただ、その知識が資料として整理されているとは限りません。何をどの順で伝えるかを組み立てる段になって、はじめて作業量が見えてきます。
資料を配って読み合わせる形であれば、作成にかかる手間は抑えられます。ただし新入社員は、自分の理解が正しいかどうかを確かめられません。配属後に同じ説明を繰り返すことになれば、その時間も含めて研修にかかる手間と言えます。
事業部門に作成の手段がなければ、研修部門の制作スケジュールに合わせることになります。内容の確認と修正のたびに部門間のやり取りが挟まり、着手から公開までの期間が延びます。現場に知識が届く時期も、その分だけ後ろにずれるのです。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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白紙から始めない、コースの組み立て
質問に答えながら決まる構成
3つの課題はどれも、作り始める前に表れます。一つの方向として挙げられるのが、UMU AGL(AI Generated Learning)です。AIを使って社内文書をインタラクティブなコースに変換し、コースの作成と受講者一人ひとりの学習体験の両方を支えます。作成の入り口では、UMU AGLが順に質問を示し、講師はその問いに答えていきます。資料がそろっていなくても、経験として持つ手順や勘所を、対話のなかで言葉にしながら構成へ移せるのです。
2時間に何をどこまで入れるのか
受講時間から決まる学習の単位
構成が決まると、次は2時間という枠にどこまで収めるかという判断に移ります。UMU AGLは、想定する受講時間に応じて学習ポイントの数に上限を設け、章立てとラーニングマップを組み立てます。内容を小さな単位に分けるため、受講者が一度に抱える負荷も小さくなると言えます。長い動画を短く分け直す作り方であれば、ここで制作の手間が膨らみます。UMU AGLは動画の制作を前提とせず、答える機会を含む学習を組み立てるため、その工程を省けるのです。
順番待ちから、その日のうちの作成へ
業界ごとのひな型から始める作成
残るのは、公開までの期間とやり直しの回数です。UMU AGLは、新入社員のオンボーディングなど、8つの業界の代表的な研修シーンのひな型を備え、近い型を選ぶところから始められます。社内文書が確定していれば、コースの生成は数時間で終わります。従来は1つのコースの制作に数週間から数か月を要していた工程を、事業部門の側で進められるのです。頭の中の手順を形にし、2時間の枠に収め、待ち時間を短くする流れがそろって、工数の見通しが立ちます。
UMU AGLで組み立てる2つの研修シーン
新入社員の受け入れ研修
職務に必要な手順書や社内資料を、UMU AGLがインタラクティブなコースとして構成します。新入社員は要点を読むだけでなく、その場で問いに答え、具体的な状況でどう動くかを選びながら学習を進められます。
どの学習ポイントで回答が分かれたかを学習の記録から確認でき、受け入れる側は、追加で説明しておくべき範囲を絞り込めます。
新製品の営業向け研修
製品資料と、顧客から寄せられやすい質問を一つのコースにまとめます。UMU AGLが資料の内容を学習の順序に沿って組み替えるため、営業担当者は実際のやり取りを想定した状況で説明の仕方を試せます。
説明が詰まりやすい内容を学習の記録から把握でき、責任者は、顧客と接する前に補っておくべき内容と優先順位を決められます。