営業研修の課題が、次の企画でも繰り返される理由
研修の満足度は高いのに、3カ月後の同行では以前と同じ場面で言葉が止まります。そうした報告が届くことは少なくありません。営業研修の課題としてひとまとめに語られる状態には、性質の異なる問題が混ざっています。どこに原因があるかを決めないまま次の企画に入ると、同じ結果に戻ってしまうのです。
なぜ同じ課題が次の研修でも残るのか
うまくいかないという言葉の中身
営業研修の課題は、うまくいかないという一言で語られることが多くあります。ただ、その一言の中には、性質の異なる話が同居しています。たとえば、こういう場面。研修当日のアンケートでは高い評価が並び、受講者からも前向きな感想が寄せられました。ところが3カ月後、マネージャーが同行した商談で、担当者は以前とまったく同じ質問に詰まってしまいます。育成を担当する立場から見れば、原因の候補はいくつも浮かぶでしょう。扱った題材が実際の商談から離れていたのかもしれません。受講者が声に出して話した回数が足りなかったのかもしれません。研修が終わったあとに練習の場が続かなかった可能性もあります。どれも対処の方法が異なります。それにもかかわらず、次の研修を企画する段になると、カリキュラムの中身を差し替えるところから考え始めてしまいがちです。原因を絞らないまま手を動かすため、前回と同じ結果が返ってくるのです。
受講者の意識という説明
もう一つ見落とされやすいのは、語り方そのものです。課題が受講者側の意識の問題として語られると、設計側で打てる手が見えなくなります。誰がどの場面で言葉に詰まったか、何回声に出したか。観察できる事実に置き換えたとき、はじめて設計の問題として扱えると言えます。
営業研修の課題を、どの層の話として見るか
扱う題材が、実際の商談とどれだけ近いか。ここがずれていると、内容を増やしても現場では使われません。直近で失注した商談の切り返しが題材に入っていたかを確かめると、判断がつきます。
同じ時間の中で、受講者一人が実際に声を出した回数はどれくらいでしょうか。講師の説明が長くなるほど、練習に回る時間は減ります。研修を設計する側が一人あたりの発話回数を数えてみると、実施の側に原因があるかどうかが見えてきます。
設計と実施に問題がなくても、研修後に練習の場が続かなければ、数カ月後には元の話し方に戻ります。受講から1カ月後に何が記録として残っているかを見れば、定着の課題かどうかを切り分けられます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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商談場面をそのまま練習の題材にできます
顧客タイプ別のシナリオ設定
UMU AIロープレを活用することで、顧客の役職や性格、懸念点を設定した相手と練習できます。価格への異議や競合比較も、自社の商談で実際に出たものをそのまま組み込めます。題材が現場と離れているという疑いを、先に消しておけます。
順番待ちなく、全員が同じ日に練習できます
人数の制限がない同時練習
AIが相手役を担うため、練習の相手を待つ必要がありません。何千人規模でも同時に練習できます。AIが引き受けるのは反復練習の相手役までで、目標設定や動機づけは人の役割です。一人あたりの発話回数を増やす設計に、時間を使えます。
受講後に何が残ったかを数値で確認できます
個人ごとの成長推移の記録
練習ごとに初回スコアと最高スコア、伸びの記録が自動でたまります。伸び悩んでいるという印象ではなく、ヒアリングの評価は上がったが競合対応が下がっている、といった形で状況を把握できます。育成を担う立場が次の一手をどの層に打つかを決める根拠になります。
課題の切り分けから着手した企業の例
呼吸器領域の製薬企業
呼吸器領域のグローバル大手製薬企業では、知識の研修は整う一方、顧客のタイプ別に話し方を変える練習が不足していました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、相手の立場ごとに専用のAIを設定しました。
原因が知識ではなく伝え方にあると特定でき、上市前の練習を絞り込めたのです。
通信系店舗の運営企業
通信系の店舗を全国展開する従業員6,000名規模の企業では、新人の独り立ちに1カ月以上かかっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、接客とコンプライアンスを一つのシナリオにまとめました。
独り立ちまでの期間は1カ月未満に、コンプライアンス研修のサイクルは2カ月から1カ月に短縮されました(出典:導入企業へのヒアリング)。