その営業ロープレのテーマ、到達点まで決めていますか
今日の営業ロープレのテーマは価格の相談への対応です。そう伝えて練習は始まります。扱う範囲は全員に共有されますが、その回が終わったときに何ができていれば次に進めるのかまでは決まっていません。だから終了後の講評は感想に寄り、参加者が持ち帰るものは一人ずつ違ってしまうのです。
同じテーマでも、持ち帰るものは違います
テーマが決めているのは範囲だけ
営業ロープレのテーマを決める作業は、多くの場合、扱う場面を決める作業にとどまります。価格の相談への対応、初回訪問での関係づくり、導入時期をめぐるやり取り。どれも練習の範囲をはっきり示しています。ところが、その回を終えた参加者が何をできていれば次に進めるのかは、決まっていません。決まらないまま当日を迎えるため、終了時刻が来たことが、そのまま終わりの合図になると言えます。これは育成担当者の準備が足りないという話ではなく、テーマという指定が、扱う範囲を示すものであって到達点まで含む言葉ではないためです。その結果、同じ回に参加した営業チームのメンバーが持ち帰るものは、一人ずつ違ってきます。言い回しを覚えて帰る人もいれば、場の空気だけをつかんで席を立つ人もいるのです。次の回で何を上積みするのかも、そのたびに変わります。
並ぶのは実施の履歴だけ
半年後に育成の記録を見返すと、実施したテーマの一覧も、どの月にどの場面を扱ったのかも、きちんと残っています。ところが、その回ごとに誰が何をできる状態になったのかは、どこにも書かれていません。並んでいるのは実施の履歴で、能力の記録は空白のままなのです。
テーマの次に言葉にすること
テーマは、その回で扱う場面を全員に共有するために置かれます。価格の相談に絞れば、参加者は準備の方向をそろえられます。ここまでは、テーマが十分に働いている部分だと言えます。範囲を指定することで、練習の入口は確かに揃います。そこから先、出口をどう決めるかは、テーマとは別に用意する必要があるのです。
その回が終わったときに何ができていれば次に進めるのか、テーマと同時に一文で書き出します。合否を判定するためではなく、次の練習へ移るための目安として置くものです。
商談では、価格の相談に答えている途中で、導入時期への不安が混ざって出てきます。テーマごとに切り分けた練習は、切り分けたままでは合流しません。この合流を扱う場を、どこに用意できるでしょうか。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
全員が同じ条件で練習を始められます
場面別の練習シナリオ設定
UMU AIロープレでは、価格の相談や初回訪問といった場面を、練習シナリオとしてあらかじめ設定できます。AIが顧客役を務めるため、参加者は同じ設定の相手と、時間や場所を問わず何度でも向き合えます。テーマとして共有した範囲が、そのまま一人ひとりの練習環境になるのです。
次に進む目安をその場で確かめられます
プロセス別のスコアと改善点
練習が終わると、導入トーク、ヒアリング、情報提供、異議対応といったプロセスごとのスコアと改善点を、その場で確認できます。次の練習へ進んでよいかを見極める目安として使えるのです。育成担当者は、その回の到達点を、一人ひとりに同じ形で示せるようになります。
混ざった状態のまま練習を重ねられます
複数の論点が同時に出る対話
AI顧客は参加者の答え方に応じて態度を変えるため、価格の相談に答えている最中に導入時期への不安が混ざるような対話も再現できます。テーマごとに切り分けて練習した内容を、最後に一つの商談としてつなぎ直せるのです。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、目標設定や動機づけは育成担当者の役割として残ります。
到達点を決めて進めた企業の例
体外診断分野の大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、能力認定を四半期に1回しか実施できず、新任営業は最短でも3カ月待つ状態でした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、自社が定めた5つの訪問プロセスに沿って模擬対話を重ねられる環境を整えました。
その結果、認定は日程調整を待つものから、準備ができた担当者が随時受けられるものに変わりました。認定を通過した担当者の実訪問における成約率は22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
大手外資系の生命保険会社
日本で事業を展開する大手外資系の生命保険会社では、新人営業の育成が各支社主導で行われ、支社ごとに基準が異なるため育成の質にばらつきが生じていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこで、オフラインのOJT研修を行うグループと、UMU AIロープレによる学習と練習を行うグループに分けて比較しました。
その結果、3カ月後にはUMU AIロープレのグループの顧客向け提案数が30%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。成約に至った受講者の練習記録を学習コンテンツに組み込み、育成プロセスの標準化が続いています。