生命保険と損害保険の営業で、説明の組み立ては同じですか
生命保険と損害保険をどちらも扱う担当者は、一度の面談で話題が入れ替わる場面に何度も出会います。自動車保険の更新をきっかけに始まった会話が、ご家族の保障設計へ移った瞬間、説明の順番を組み替えようとして手が止まることがあります。分野ごとの商品知識は身についていても、分野をまたぐ場面の組み立ては練習の対象になりにくいのです。
二つの分野で組み立ては別です
話が始まるきっかけの違い
生命保険の営業と損害保険の営業は、同じ保険募集でも会話の始まり方が違います。生命保険は、結婚や出産、住宅の購入といった人生の節目に関心が向かいやすく、ご家族の生活や収入をどう守るかという将来の話から入ります。損害保険は、いま持っている自動車や住まいに紐づくため、更新のご案内や事故のご連絡といった目の前の出来事がきっかけになります。同じ担当者が両方を扱う場合、この二つの入り方を一度の面談の中で使い分けることになります。ただ、その使い分けをどこで身につけるかについては、はっきりした答えが用意されていないのが現実です。
難所は分野が切り替わる瞬間
両方を扱う担当者が面談で手が止まりやすいのは、話題が分野をまたいだ瞬間です。自動車保険の更新の確認から始まった会話で、お客様がご家族の将来に触れることがあります。そのまま保障設計の話へ進めるのか、いまは触れずに置くのか。その判断を、その場で下すことになります。この判断は、分野ごとに組まれた研修のどちらにも入っていません。だからこそ、面談を通しで再現する練習をどう設計するかに、難しさが集まっているのです。
分野をまたぐ練習が難しい理由
研修は生命保険と損害保険で別々に組まれ、練習も分野ごとに区切られています。実際の面談は区切られず、更新のご相談から保障の話へ移ることも珍しくありません。そのため、練習の単位と面談の単位がずれてしまうのです。
練習の多くは商品説明から始まります。そのため、お客様の関心がどこから生まれたのかを見極める場面が練習に入りません。自動車の買い替えなのか、ご家族の構成の変化なのか。入り口が違えば、選ぶ説明の順番も変わります。
面談後の振り返りは、重要事項説明(契約前の説明手続き)に漏れがなかったかに向きがちです。その結果、分野が切り替わる場面での組み立ては記録に残りません。理解が追いつかないまま契約に至れば、後の見直しや解約につながります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
話題が移る場面まで、通しで練習できます
分野をまたいで続くAIとの対話
更新のご相談から保障設計の話へ移る流れを、一度の練習の中で通して確かめられます。UMU AIロープレでは、AIがお客様役を務め、担当者の受け答えに応じて話題や態度を変えていきます。台本どおりに同じ返答を繰り返さないため、分野が切り替わる場面もそのまま再現できます。
どの入り口から来たお客様にも備えられます
関心の起点が異なるAI顧客ロール
自動車の買い替えを控えたお客様、住まいの備えを見直したいお客様、お子さまの進学を控えたお客様。関心の起点が異なる複数のAI顧客ロールと、順に練習できます。どの入り口から会話が始まっても、先に何を確かめ、どこから説明するかを事前に整理できるようになります。
どちらの分野が手薄か、その場で分かります
練習直後に確認できる項目別の評価
練習が終わるとすぐに、聞き取り、説明の順番、切り返しといった項目ごとの評価を確認できます。生命保険と損害保険のどちらの場面で伸びていないかを並べて見られるため、次に練習する分野を自分で選べます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、目標の設定や動機づけは人の役割です。
複数の商品を扱う組織が活用しています
日本の保険代理店企業
複数社の商品を扱う日本の保険代理店企業では、AI練習に効果があるのかを比較データで確かめる必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、AI練習を行った実験群と使わなかった対照群を、5つの評価軸で比較する統制実験を設計しました。
その結果、15名の評価者が約150名の保険営業担当者の練習動画を5点満点で評価しました。5つすべての評価軸で、実験群が対照群を上回りました(出典:導入企業へのヒアリング)。練習の効果を社内で説明できる材料になったのです。
通信キャリア系の店舗運営
全国に店舗網を広げる通信キャリア系の店舗運営企業では、出店の加速で新人の採用が増えていました。販売スキルとコンプライアンスを短期間で身につけてもらう必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、接客スキルとコンプライアンスの練習を一つのシナリオに組み込みました。
その結果、新入社員が独り立ちするまでの期間は、従来の1カ月以上から1カ月未満に短縮されました。コンプライアンス研修のサイクルも2カ月から1カ月へと短縮されています(出典:導入企業へのヒアリング)。分けずに練習したことが、期間の短縮につながったと言えます。