知識定着の測定は、誰ではなく何を見るか
研修の後に手元へ集まるのは、受講者ごとの正答率です。知識定着の測定として整った数字に見えますが、そこから決められるのは、誰にフォローを頼むかまでにとどまります。手を入れられる内容の側は、まだ見えていないのです。
個人の点数から、内容ごとの結果へ
測定が答えるべき問い
知識定着の測定という言葉は、受講者一人ひとりの正答率を出す作業として受け取られがちです。ただ、研修を設計し、維持する立場から見ると、正答率の一覧が届いても、そこから決められるのは誰に追加のフォローを頼むかまでです。時間がたてば学んだ内容は抜け落ちますが、誰が抜けたのかという問いに答えても、手の打ちようは広がらないと言えます。測定に答えてもらうべきなのは、どの内容が抜け落ちやすかったかという問いのほうです。
結果が出た後、何を動かせるか
同じ設問で多くの回答が崩れているなら、それは個々人の努力が足りないという情報というより、その内容の渡し方が届いていないという情報として読めます。研修マネージャーが実際に手を入れられるのは、受講者本人への働きかけよりも、研修で扱う内容と、その渡し方の側です。測定の出力を内容の単位でそろえておくと、どの説明を厚くし、どの順序を入れ替えるかを、残った記録から選べるようになるのです。
抜け落ちた内容が見えない理由
説明を再生し、最後に修了テストへ答える形の研修では、途中で受講者が何を考えたのかまでは残りません。手元に残るのは学習の完了記録と合計点だけで、どの内容でつまずいたのかを後から読み取る材料がないのです。
測定の結果が一人ひとりの合計点として出てくると、チームのどこに共通の弱さがあるのかまでは分解できません。伸び悩みの原因が知識の不足にあるのか、業務での使い方にあるのかも判断がつかず、次の研修をどこに絞るかを決めにくくなります。
抜け落ちやすい内容が分かっても、コースを組み直すまでに数週間から数カ月かかるようでは、次の回も同じ箇所で回答が崩れます。製品や制度が更新されるたびに研修の中身も変わるため、直しが追いつかないまま同じ測定を繰り返すことになります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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説明を聞く学習から、答える学習へ
答えた内容が残る学習
測定に使える材料は、学習のやり方から生まれます。UMU AGL(AI Generated Learning)は、社内文書からAIがインタラクティブなコースを構成し、コース作成と学習を同じ流れに置きます。受講者は解説を追うあいだにナレッジカードやクイズで問いを受け、要点を自分の言い方で述べ、想定される状況で選んでいくのです。詰まった箇所ではすぐ質問でき、AIが答えた後は元の解説へ戻ります。何にどう答えたかが、学習の中に残ると言えます。
学習ポイントごとに出る強みと弱み
内容の側から読む習熟度
回答が学習の中に残ると、次は結果をどの単位で出すかという判断になります。UMU AGLは、学習ポイント単位で習熟度を数値にし、個人の学習パスマップと、チーム全体の学習効果レポートにまとめます。合計点からは一人ひとりの優劣しか読み取れませんが、学習ポイントごとに並べると、多くの回答が崩れている箇所がそのまま浮かび上がるのです。そこが、内容の側に手を入れる箇所です。ここから分かるのは学習の状況までで、業務での遂行を示すものではありません。
次の回に間に合うコースの手直し
測定の結果を、次のコースへ
抜けやすい内容が分かっても、コースを組み直すのに数カ月かかるようでは、次の回に手が入りません。UMU AGLでは、社内文書やPDFをアップロードすると、AIが素材を分析し、活用シーンや対象受講者、想定受講時間を提案したうえで、インタラクティブなコースを直接生成します。資料づくりや収録に時間を取られないぶん、どの説明を厚くするかという判断に時間を充てられるのです。測る、内容の側を読む、渡し方を直すという順序が、一つの流れになると言えます。
UMU AGLで、どの内容の抜けが見えるか
新入社員研修
配属前に読んでもらう製品知識や業務手順の社内文書を、UMU AGLがコースとして組み立て直します。新入社員は内容を確認しながら設問に答え、担当する業務に沿った状況で判断を重ねていきます。
回答の傾向が学習ポイントごとに並ぶため、多くの新入社員が同じ箇所で詰まっていないかを読み取れます。配属後の単独での業務遂行を示す情報ではありません。
セールスイネーブルメント
新製品のリリースで配付する製品資料を、UMU AGLが営業担当者の学習に合わせたコースへ構成します。営業担当者は訴求ポイントを自分の言葉で説明し、想定される質問に答えながら学習を進めます。
説明や回答が学習ポイント単位で残るため、どの訴求ポイントが組織として伝わりにくいかを把握できます。成約率を裏づける情報ではありません。