カリキュラムの作り方、資料の有無で分かれる進め方
カリキュラムの作り方を調べると、単元の並べ方や時間配分の例は数多く見つかります。ただ、手元に使える資料があるかどうかで、最初に手を付ける工程も、時間のかかる箇所も変わってくるのです。
カリキュラムの作成、二つの出発点
手元の資料を組み替える作業
手順書や過去の研修資料が残っている場合、作業の中心は、書かれている内容を学ぶ順に組み替えるところにあります。資料は業務を進めるために書かれたものであり、はじめて学ぶ人がたどる順序とは一致しません。用語の前提が省かれている箇所も多く、どこに説明を補い、どこで理解を確かめるかを決める工程に時間がかかるのです。書き起こす手間は小さい一方で、元の資料が最新かどうかを確かめる作業は残ります。
頭の中の手順を書き出す作業
参照できる資料がない場合は、担当者が経験として持っている手順を言葉にするところから始まります。普段は意識せずに判断している内容ほど書き出しにくく、この段階に時間を使うことになるのです。書き出した後も、抜けている工程がないかを業務の担当者と確かめ、扱う範囲を決めていきます。同じカリキュラムを作る場合でも、資料がある場合とは手間のかかる箇所が違うと言えます。
どちらの出発点でも残る課題
扱う内容が決まった後も、スライドの体裁を整え、読み上げる原稿を書き、動画を収録して直す作業が続きます。一つのコースを公開するまでに、担当者はこうした反復の多い制作に時間を使い、どう学ばせるかを考える時間は後回しになりがちです。
製品マニュアルや社内規定は、正しい情報をまとめたものであり、どの場面で使う知識かまでは書かれていません。そのまま並べた内容では、受講者は業務の中で使いどころを判断できず、研修の実施そのものが目的になってしまうのです。
読み進めれば修了できる構成では、再生時間を消化したり、要点を飛ばしたりしても、記録の上では完了になります。学習の途中で自分の理解を確かめる機会がないため、修了した内容でも実務では出てこないことがあります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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手元の資料から始めるコースの作成
アップロードから受講できる形へ
資料が残っている場合に必要なのは、書かれている内容を受講できる形に変える工程です。UMU AGL(AI Generated Learning)は、AIを使って社内文書をインタラクティブなコースに変換し、コースの作成と受講者一人ひとりに合わせた学習体験を支えます。アップロードした資料をAIが解析して学習ポイントを抜き出し、そのまま受講できるコースとして組み立てるのです。原稿づくりや収録に充てていた時間は、どう学ばせるかの検討に回せます。
業務の場面から決めるコースの中身
業界ごとに用意された研修の型
参照できる資料がない場合、最初に決めるのは、どの場面を扱うかという範囲です。UMU AGLには、8つの業界に対応したコーステンプレートが標準搭載されています。新入社員のオンボーディング、業務・製品知識、方針やコンプライアンスの更新など、各業界で扱われることの多い研修テーマをそろえているのです。近い型を選び、自社の業務に合わせて直していく進め方であれば、何も決まっていない状態から場面を洗い出す負担は軽くなります。
読むだけの受講から、答える受講へ
学習の途中に置く問いと練習
どちらの出発点でも、最後に残るのは、読み終えた内容が業務で出てくるかという問いです。UMU AGLは、ナレッジカードやインタラクティブクイズ、ケースシミュレーションを学習の流れの中に置き、受講者が学びながら問いに答え、自分の言葉で言い直し、場面に応じて使う機会をつくるのです。説明の途中で質問すれば、AIが答えたうえで元の解説に戻ります。資料の変換、扱う場面の決定、答える機会の設計がそろって、カリキュラムの形が定まると言えます。
社内の資料から始める二つの研修
新入社員が学ぶ業務プロセス
新入社員に配っていた業務プロセスの資料や職務に関する社内文書を、UMU AGLがインタラクティブなコースとして構成します。新入社員は要点に答え、具体的な状況の中で判断しながら学習を進められます。
講師は、各学習アクティビティの完了状況と回答の傾向を確認できます。読み取れるのは学習の場面での状態であり、業務の遂行能力そのものではありません。
製品資料から作る営業向けコース
製品部門がまとめた製品資料を、UMU AGLが営業担当者の学習に適したコースとして構成します。営業担当者は製品価値を自分の言葉で説明し、よくある質問への答え方を練習できます。
研修チームは、説明の弱い訴求ポイントを学習の記録から確認できます。営業ロジックや表現の基準は、引き続き事業部門によるレビューが必要です。