インターリーブ学習、テーマをまとめるか混ぜるか
研修は、テーマごとに区切って順に扱うほうが組み立てやすく、受講中も内容がまとまって見えます。ところが配属後は、複数のテーマが同時に現れます。その差をどう埋めるかが、設計の分かれ目になるのです。
研修の組み方としてのインターリーブ学習
混ぜる対象と、その置き方
この言葉が指しているのは、扱う内容そのものではなく、内容をどう並べるかという組み方です。一つのテーマをまとめて扱い、区切りがついたら次へ進む形に対して、いったん扱ったテーマを後の場面でもう一度取り上げ、別のテーマと並べて、どれを当てはめるかを受講者に選んでもらう形があります。混ぜる対象になるのは、研修で扱う内容の単位なのです。置き方とは、その単位を学習の流れのどこで、どのくらいの間隔を空けて再び登場させるかという判断にあたります。
まとめて扱う組み方との関係
混ぜる形を取り入れても、まとめて扱う組み方が不要になるわけではありません。初めて触れる内容は、まとまった説明を順に受けたほうが理解しやすく、区切りがあることで受講者も現在地を見失わずに済みます。混ぜる形を活かせるのは、一通り扱い終えた内容の確認と練習の段階だと言えます。設計の材料としては、どの内容をすでに説明し終えたか、そしてどの内容が実務で同時に現れるか、この2つを押さえておく必要があります。
混ぜて扱う設計に残る3つの課題
録画された講義や配布資料を中心に進める形では、受講者は再生と閲覧を終えるだけで最後まで到達できます。考えて答える機会が少ないため、テーマを混ぜて出したところで、受講者が選ぶ場面そのものが生まれません。
混ぜる場面をつくるには、複数のテーマが同時に現れる実務の状況が必要になります。ところが手元にあるのは、製品マニュアルや規定といった、テーマごとに整理された社内資料です。現場のやり取りを研修に取り込む工程がないまま、資料の構成をなぞった設計になりがちなのです。
混ぜて出したときに受講者がどれを選び、どこで取り違えたのか。その記録がなければ、次に補う内容を決められません。既存の仕組みが示すのは受講完了率と最終テストの得点までで、内容ごとの習得状況までは手元に残らないのが実情です。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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学んだ内容を思い出す機会を、どこに置くか
説明の合間に置く問い
まず手を付けるのは、答える機会がないという課題です。UMU AGL(AI Generated Learning)は、AIで社内文書をインタラクティブなコースに変換し、コースの作成と受講者に合わせた学習体験の両方を支援します。ナレッジカードやクイズ、ケースシミュレーションを学習の流れに配置できるため、受講者は読むだけで終わらず、問いに答え、自分の言葉で言い直すのです。どの説明の直後に置き、どの内容を挟んで取り上げ直すかは、講師が決めます。
一般的な設問から、現場のケースへ
実務の状況に沿ったケース
次に必要になるのは、判断を求める材料を実務の状況に近づけることです。一般的な設問では、複数のテーマが同時に現れる状況までは再現できません。UMU AGLには、8つの業界に対応したコーステンプレートが標準搭載されているのです。新入社員のオンボーディング、業務・製品知識、方針やコンプライアンスの更新といった代表的な研修テーマを扱えるため、講師は現場のやり取りに近いケースを、資料の構成に引きずられずに組み立てられます。
取り違えが起きた学習ポイント
選び方に表れる傾向
最後に残るのは、混ぜて出した結果をどう読むかという課題です。UMU AGLは、習熟度を学習ポイント単位で定量化し、個人の学習パスマップとチーム単位のレポートとして示します。合計点が同じ受講者同士でも、どの内容で回答が分かれたかがここで表れるのです。判断の機会を置く設計、実務に近いケース、内容ごとの記録。この3つがそろって、次に補う範囲を選べるようになります。ただし読み取れるのは学習の場での習得状況であり、業務での遂行ではありません。
判断の機会を置ける2つの研修へ
配属直後の新入社員研修
配属先の作業手順書や製品資料を、UMU AGLがインタラクティブなコースとして構成します。新入社員は要点に答えながら、後の場面で別のテーマと並べて出された問いにも取り組めます。
指導する社員は、どの内容で回答が分かれたかを学習の記録から確認でき、次に補う範囲を印象ではなく記録から選べます。
新製品リリース後の営業研修
新製品の説明資料と、営業担当者から寄せられた質問を、UMU AGLがコースにまとめます。担当者は製品価値の説明を試し、既存製品の知識と並べて出された質問にも答えられます。
研修担当者は、どの訴求ポイントで説明が混ざりやすいかを回答の傾向から把握できます。ただし分かるのは学習の場での状態にとどまります。