デジトレで問われるのは、移せないものの受け持ち
デジトレへの移行を決めたとき、多くの現場ではまず説明の部分から着手します。話していた内容は録画や資料として残せるためです。対面で同時に起きていたやりとりは、記録に残らないぶん移す対象として意識に上りにくいのです。
デジトレで移すものと、移せないもの
先に移るのは説明の部分
デジタルへの移行で最初に形になるのは、これまで講師が話していた説明です。手順や判断の基準は、資料や録画として取り出せば、そのまま配れる状態になります。受講者が都合のよい時間に見返せる点も、移行によって得られる変化と言えます。講師が同じ内容を何度も話し直す手間も軽くなります。配布した時点で、研修の中身はひととおり移せたようにも見えます。
録画すれば済むのか
対面の場では、説明以外のことも同時に起きています。手が止まった受講者に気づくこと、質問が出たその場で言い直すこと、反応を見て進み方を変えること。どれも記録に残らないため、移す対象として最初から意識に上りません。録画を配っただけでは読むだけの時間が残るのは、説明を受け取った後で生まれる問いに答える相手がいないためです。デジタルに移すときに決めるべきなのは、移せないものを何が受け持つのかという一点なのです。
説明のほかに用意し直すもの
講師として話してきた内容には、資料に書かれていない判断が含まれています。何をどの順で伝え、どこで練習を挟むかという組み立ては、本業を持つ社内講師が独学で身につけられるものではなく、研修部門に頼めば制作の順番待ちも生まれます。
対面であれば、受講者はその場で質問でき、講師は言い方を変えて説明し直せました。デジタルに移すと、質問の受け皿が別の仕組みに分かれ、答えが返るまでに時間が空くため、わからない箇所を抱えたまま業務に戻る受講者も出てきます。
対面の場では、受講者の手元や反応から、どこでつまずいているかをその場で読み取れました。デジタルに移すと、手元に残るのは学習の完了記録だけになりがちで、どの内容が理解されていないかわからないまま、次の研修の中身を決めることになります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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言い直しを、誰が受け持つか
講義・質疑・練習で変わる役割
デジタルに移した後も、受講者は途中でつまずきます。UMU AGLでは、講義のときはトレーナー、質問を受けたときはチューター、練習のときはコーチとして、AIが受講者の状況に合わせた説明と受け答えを担います。受講者は説明の途中でも質問でき、答えを受け取ってから元の説明に戻れるのです。対面で講師が引き受けていた言い直しを、講師の手が空いていない時間にも用意できます。
学習の途中に残るつまずきの手がかり
学習ポイント単位で見える差
対面で読み取っていた受講者の様子も、デジタルでは別の形に置き換わります。UMU AGLは、どこを読み飛ばしたか、設問にどう答えたか、どの箇所で追加の質問が出たかという学習プロセスの記録を学習ポイント単位で残し、チームごとのレポートとして示します。次にどの内容を補うかを、完了率だけに頼らず判断できるのです。移す作業、言い直し、様子の把握という三つの受け持ちが、これでそろいます。
受け持ちを決めて進める2つの研修
先輩の説明を組み直す新入社員研修
これまで先輩が口頭で補ってきた手順書や製品資料を、UMU AGLがコースの形に変換します。新入社員は読み進めながら問いに答え、判断が分かれるところでは根拠を選び、返ってきた指摘で理解を直せます。
どの内容で手が止まり、どの問いに答えられなかったかを社内講師が確認できます。単独で業務を任せてよいかどうかの判断は、配属先の上司に残るのです。
新製品の資料から始める営業研修
新製品の資料をUMU AGLがコースに変換すると、営業担当者は学習の流れの中で製品価値を自分の言葉で説明し、よく受ける質問に答え、顧客対応を想定した判断まで練習できます。
説明のどこで理解がそろっていないかを、顧客と話す前に把握できます。商談の結果までを裏づけるものではありません。