不動産の賃貸を扱う法人営業で、規程と裁量をどう切り分けるか
不動産の賃貸で法人営業を担当していると、社宅の手配や事業所の移転について、総務のご担当者から条件の一覧を渡される場面があります。ところが、そこに並んだ条件のうち、どこまでが社内の規程で決まっていて、どこからが相談できる範囲なのかは、書面からは読み取れません。ご希望を伺うだけでは、返ってくるのは規程の写しにとどまるのです。
条件には、動く部分があります
法人の賃貸で先に決まる条件
不動産の賃貸営業でも、法人のお客様と個人のお客様では、条件の決まり方が違います。個人のお客様なら、住む本人が決めますから、ご希望を伺えばそのまま条件になります。法人の場合、社宅を借りるのは会社であり、住むのは異動する社員、手配するのは総務や人事のご担当者です。使う人と決める人が分かれているため、条件の一部は、その会社の規程やこれまでの運用で先に決まっています。上限の考え方、更新や解約の扱い、契約名義、費用の負担区分などが、これにあたります。ここまでは、法人営業の経験がある方なら想像がつくはずです。ただ、渡された条件表のどこが動かせない部分なのかは、また別の問題なのです。
切り分け方は教わっていない
渡された条件のすべてが、規程で固まっているわけではありません。過去にどう処理したか、例外を認めた事例があるかによって、運用の判断で動く部分が混ざっています。動く部分は、ご担当者に確かめない限り表に出てきません。そのため法人営業で問われるのは、条件を正確に聞き取る力よりも、決まっている部分と、確かめれば動く部分を切り分けて伺う力になります。ところが、この切り分け方を体系立てて教わった営業担当者は多くありません。では、その練習はどこで積めばよいのでしょうか。
条件の切り分けが練習しにくい理由
社内のロープレでは、相手役の同僚がお客様の会社の規程を持っていません。そのため「そこは規程で決まっています」という返しが出てこず、決まっている条件かどうかを練習の中で確かめられないのが現実です。
だからこそ、例外の有無や過去の運用を伺う言い回しを、角が立たない形で試す機会が生まれません。上長との同席商談は本番であり、その場で何通りも言い方を変えるわけにもいかず、ぶっつけ本番になってしまいます。
その結果、練習後の振り返りも「もう少し踏み込んで聞こう」という感想で終わります。どの条件の確認を落としたのか、次はどう伺うのかが記録に残らないため、同じ場面で同じ聞き漏らしを繰り返してしまいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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規程を持つ相手役でしか練習になりません
背景まで設定できるAIの相手役
営業担当者は、社宅の手配を任された総務のご担当者という役どころを相手に、条件の切り分けを練習できます。UMU AIロープレでは、AI相手役の職位や立場、抱えている事情まで設定できます。上限の考え方や費用の負担区分を規程として持たせておけば、「そこは決まっています」という返しが練習の中で返ってきます。
確かめる言い回しを、何度でも試せます
回数に制限のない対話練習
営業担当者は、例外の有無を伺う言い回しを、角が立たない形になるまで繰り返し試せます。UMU AIロープレは同時に何人でも練習でき、相手役の予定を押さえる必要がありません。移動中のすき間時間からでも練習を始められるため、上長の手が空くのを待つ間に商談が来てしまう、という状況を避けられるようになります。
どの確認を落としたか、その場で分かります
対話直後の構造化された評価
練習が終わった直後に、どの条件の確認を落としたのかを項目ごとに確認できます。評価の基準をあらかじめ決めておけるため、「もう少し踏み込んで」という感想で終わらず、次に何を伺うかが毎回はっきりします。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までです。目標の設定や動機づけは、引き続きマネージャーの役割になります。
相手の立場で話が変わる商談
呼吸器領域の製薬企業
呼吸器領域を担当するグローバル大手製薬企業では、製品知識の研修は整っていた一方で、薬剤部門の責任者と診療科の責任者では話すべき内容も伝え方も異なり、相手の立場ごとの練習が不足していることに気づきました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、異なる顧客タイプごとに専用のAIを設定しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、営業担当者は現場に出る前に、相手の立場ごとの対話を十分に練習できるようになりました(出典:導入企業へのヒアリング)。
体外診断分野の大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、5名の研修担当者が1,500名の営業担当者の認定を担い、人による模擬訪問での評価が相手役や評価者の主観に左右されていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、会社が定めた5つの訪問プロセスに沿って、同じ基準で評価される練習環境を整えました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、四半期に1回だった能力認定は、準備ができ次第いつでも受けられる形に変わりました。認定通過者の実訪問における成約率も22.4%向上しています(出典:導入企業へのヒアリング)。