新人営業の研修は、何をもって修了と判定していますか
新人営業の研修には、たいてい修了の区切りがあります。決められた期間を終え、確認テストを通れば、現場に配属されます。ところが、その修了の判定に使われているのは、知識を覚えたかどうかの確認であることが多いのです。
なぜ修了後に、現場で言葉が出てこないのか
点数にできる部分だけが残る
新人営業の研修では、商品の内容や業務の流れ、社内の手続きが中心に置かれます。これらは設問の形にしやすく、答えが決まっているため、点数で判定でき、修了の判定にも組み込みやすくなります。一方、お客様を前にして話せるかどうかは、最終日のロールプレイングの印象で判断されることが多くなります。見ていた講師や先輩の受け取り方によって、同じ受け答えでも評価が変わります。ここで問題になるのは、講師の見立てが甘いということではありません。人が短い時間で見て判断する以上、ばらつきは生じるという構造の話です。その結果、判定の基準に「話せるかどうか」が明確な形で入らないまま、修了が決まっていきます。研修設計の担当者の手元に残るのは、テストの点数と、最終日の所感です。この二つで、現場に出る準備が整ったかどうかを判断することになるのです。
一度の場面では、判定が定まらない
同じ受け答えでも、見ていた人によって評価が分かれることがあります。加えて、その日の体調や順番の巡り合わせによっても、出来は動きます。最終日のロールプレイング一度きりで会話の到達点を判定すると、こうしたぶれをそのまま結果として受け取ることになります。複数回の記録があれば、どこまでが当日の揺れで、どこからが身についた部分なのかを分けて見られるのです。
修了の判定を、何で組み立てるか
新人営業の研修で判定の項目を洗い出すとき、知識の確認と会話の確認は分けて立てます。商品を説明できることと、相手の反応に合わせて順序を変えられることは、同じ設問では測れません。会話の側にも、切り出し方や断りへの切り返しといった項目を置きます。
同じ受け答えでも、見る人が変われば判断が分かれます。判定の場面を一度きりの発表に置くと、その日の出来に結果が左右されます。同じ場面を同じ基準で複数回見る形に置き換えられるかが、分かれ目になるのです。
会話の判定を残すには、誰が何をどう答えたかという記録が要ります。手元に残るのが点数と所感だけであれば、次に何を練習し直すかを決められません。記録の形を用意できる仕組みが自社にあるか、確認してみてください。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
判定の基準は、自社の言葉で決められます
採点基準の設定と重みづけ
UMU AIロープレを活用することで、商談のプロセスごとに評価の観点と配点を自社で設定できます。切り出し、深掘り、切り返しのどこを重く見るかを決めておけば、修了の判定に会話の側の項目が入ります。練習が終わるたびに、その基準に沿ったスコアをその場で確認できます。
同じ場面を、同じ基準で何度でも見直せます
一貫した採点によるばらつきの抑制
AIが顧客役を担うため、同じ商談場面を、同じ基準で何度でも練習できます。相手役の経験や当日のコンディションに判定が左右されません。研修設計の担当者は、一度きりの発表ではなく、複数回の記録をもとに修了を判断できるようになります。
次に練習し直す点が、その場で分かります
プロセス別スコアと成長の記録
練習が終わると、プロセスごとのスコアと改善点をその場で確認できます。回ごとの推移も残るため、修了の判定を合否のラベルではなく、次に何を練習し直すかを決める材料として扱えます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までであり、目標設定や動機づけは、引き続き人の役割です。
修了の判定を見直した企業の取り組み
生命保険分野の大手外資系企業
生命保険分野の大手外資系企業では、新人営業の育成が支社ごとに行われ、質にばらつきが生じていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
オフラインのOJT研修を受けるグループと、AI対話型の練習を行うグループに分けて比較しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
3カ月後、AI対話型のグループでは顧客向けの提案数が30%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
バイオテクノロジー分野のグローバル大手企業
バイオテクノロジー分野のグローバル大手企業では、研修後の評価に主観的な要素が多く、行動の変化を把握しにくい状態でした(出典:導入企業へのヒアリング)。
人による評価から標準化されたAI評価へ移行し、構造化された練習レポートで行動変容の兆しを確認できるようにしました(出典:導入企業へのヒアリング)。
担当者からは「自分のタイミングで繰り返し取り組める」という声が寄せられています(出典:導入企業へのヒアリング)。