保険代理店の営業で、覚えた説明がそのまま使えない理由
保険代理店の営業では、引受保険会社ごとに保障の区切り方も、書類の様式も、使う言葉も違います。そのため担当者は、会社別に説明を覚えることになります。一方でお客様が知りたいのは、自分の場合はどうなるのかという一点です。覚えた順番のまま話し始めると、会社の体系にお客様を合わせる説明になってしまうのです。
説明の順番は面談で決まります
面談の中で起きていること
保険代理店の担当者が、一度の面談で何をしているのかを追ってみます。お客様が話すのは、いま気にかかっていることと、いつごろまでに考えたいのかという事情です。担当者はそれを聞きながら、複数の引受保険会社の商品知識の中から、その事情に関わる保障の考え方を選び出します。そのうえで、どの会社のどの部分から説明を始めるかを、その場で決めています。会社ごとの研修が扱うのは、商品知識と各社の説明の型までです。各社の資料はその会社の体系に沿って書かれているため、目の前のお客様に合わせて順番を決め直す手順までは書かれていません。この部分は、代理店の担当者が自分で埋めているのです。ここに、もう一段見ておきたいことがあります。
覚える量より、組み替えの判断
覚える量が足りないのだと考え、商品知識のトレーニングを重ねる代理店は少なくありません。ところが、扱う会社が増えるほど頭の中の選択肢も増え、どこから話すかの判断はかえって重くなります。しかも、覚えた順番のまま話し始めると、会社の体系にお客様を合わせる説明になりやすく、お客様は自分の事情について話してもらえている感覚を持ちにくくなります。練習で鍛えるべきなのは、商品を覚えることではなく、同じ内容を相手の事情に合わせて組み替えて話すことです。そして、この組み替えこそ、いまのトレーニングでもっとも練習しにくい部分と言えます。
組み替えの練習が抜けています
引受保険会社ごとの研修は、その会社の商品体系に沿って組まれます。そのため担当者は、説明の順番までその会社の並びで覚えることになります。目の前のお客様の事情から入る順番は、どの会社の研修にも用意されていないのが現実です。
支社の勉強会で行うロールプレイングでは、想定するお客様像も質問も、事前に配られた資料に沿って進みます。だからこそ、事情が変わったときに順番を決め直す場面が、練習の中に出てきません。台本どおりに話せたかどうかで終わってしまうのです。
練習後の講評は「わかりやすかった」「もう少し簡潔に」といった言葉になりがちです。その結果、どの情報を先に出すべきだったのかという組み替えの判断は、記録に残りません。次の面談でも、担当者は同じ順番を繰り返してしまいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
お客様の事情から説明を組み替えられます
入り口の異なる複数のAI顧客
UMU AIロープレでは、全体像から知りたいという方、ひとつの気がかりから話し始める方など、話の入り口が異なるAI顧客と続けて向き合えます。同じ保障の考え方を伝える場合でも、どこから説明を始めるかは相手の事情によって変わります。順番を決め直す判断そのものを、本番の面談の前に何度も試せます。
台本どおりでは、対話は前に進みません
話の進め方で変わるAIの反応
AIは決まった順番で返答しません。担当者がお客様の事情と意向を確かめてから説明に入ると、AI顧客は次の疑問へ進みます。会社の体系のまま話し始めれば、聞き返しや戸惑いが返ってきます。台本を覚えたかどうかではなく、その場の組み替えが対話の進み方に表れるのです。
どの順番が適切か、その場で分かります
対話直後に受け取る評価レポート
練習を終えると、UMU AIロープレはプロセスごとのスコアと改善のポイントを示します。事情の確認、保障の考え方の説明、疑問への応答のどこで組み替えがうまく運ばなかったのかを、その場で確認できます。AIが担うのは反復練習と評価の基準を統一するところまでで、目標の設定や動機づけは、引き続きマネージャーの役割です。
保険業界で先に始まっています
日本の保険代理店企業
日本の保険代理店企業では、AIを使った練習に本当に効果があるのかを、比較できるデータで確かめる必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、AI練習を行った実験群と、AIを使わなかった対照群を、5つの独立した評価軸で比べる統制実験を設計しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、15名の評価者が約150名の保険営業担当者の対話練習動画を5点満点で評価し、5つすべての評価軸で実験群が対照群を上回りました(出典:導入企業へのヒアリング)。
日本大手の生命保険会社
日本大手の生命保険会社では、研修が商品知識の習得や資格取得を中心としており、お客様との距離の縮め方のような対話を練習する手段が不足していました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、独自の営業プロセスの重要な場面を反復練習できるシナリオに落とし込み、全国に分散する営業職員が同じ基準で練習できる環境を整えました(出典:導入企業へのヒアリング)。
担当者からは「スマートフォンで場所を問わず対話型トレーニングができる」という声が寄せられています(出典:導入企業へのヒアリング)。