営業支援ツールとは何か、自社に欠けている層の見極め方
営業支援ツールを検討し始めると、候補として挙がるものの性格がばらばらであることに気づきます。商談の記録を残すもの、提案の材料を用意するもの、担当者の対話力を育てるもの。同じ呼び名でも、解決しようとしている問題が違うのです。先に整理したいのは、自社のチームでどの領域が手薄になっているかという点です。
比較表を作っても軸が定まらないのはなぜか
同じ呼び名でも役割が違う
営業支援ツールという言葉が指す範囲は、思っている以上に広いものです。顧客情報や商談履歴を記録するもの、提案資料や事例を探しやすくするもの、商談の会話を解析するもの。比較表を作るときに困るのは、ここです。機能一覧を横に並べても、そもそも比べている対象が同じ土俵に乗っていません。たとえば、価格の話になった瞬間に担当者が黙ってしまい、その場で決めきれずに持ち帰りになる。この場面は、記録の不足では説明がつきません。マネージャーとして判断に迷うとき、候補の情報量が足りないのではなく、自社のどの工程が詰まっているかが言語化されていないことが多いと言えます。
指導に回れる時間の実情
マネージャーが管理業務や会議に費やす時間は、全体の30〜60%を占めるという指摘があります(出典:McKinsey)。一方、営業担当者が一人前の水準に達するまでには平均で9カ月かかるとされています(出典:Korn Ferry)。全員に個別で伴走し続けるのは、時間の面から難しいのです。
営業支援ツールが担う領域の違い
誰がいつ何をしたかを残し、案件の進み具合を見えるようにする領域です。ただし、記録そのものが担当者の話し方を変えるわけではありません。
資料や事例など、提案に必要なものを探しやすい場所にまとめる領域です。材料がそろっていることと、それを顧客の前で言葉にできることは別です。
顧客との対話そのものを練習し、どこでつまずいたかを評価する領域です。記録も材料もそろっているのに成果が伸びないチームでは、この領域に手が回っていないことが多いものです。自社では、担当者が本番前に何回、誰を相手に練習できているでしょうか。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
本番に近い緊張感を、何度でも体験できます
反応が変わるAI顧客との練習
UMU AIロープレを活用することで、AIが顧客役を担います。強い切り返しや価格への指摘など、実際の商談で出やすい場面を事前に設定できます。担当者の話し方に応じて相手の態度が変わるため、毎回同じ展開にはなりません。
練習の直後に、課題の在りかを確認できます
プロセス別のスコアと改善指針
練習が終わると、導入からヒアリング、価値提案、反論対応、クロージングまで、プロセス別に採点結果が出ます。「全体的によかった」で終わらず、どのプロセスに課題が残ったかと、次に何を練習すべきかをその場で確認できます。
チームの状態を、データで把握できます
チーム診断ダッシュボード
個人ごとのスコアの推移をたどれます。チーム全体では、どのプロセスで課題が集まっているかが分かるため、1on1で何から話すかを決めやすくなります。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、目標設定や動機づけは引き続きマネージャーの役割です。
練習と評価を担う層を加えた企業
製薬・若手MR育成
日本市場で事業を展開する製薬企業では、若手の育成が同行訪問に頼り、実践に近い練習の機会が不足していました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、実際の訪問シーンを安全な環境で繰り返し練習できる体制を構築しました。
その結果、受講後7〜9カ月で医師との対話型面談の回数が受講前比で約2倍に増加し、経験の浅い層が先輩を上回るペースで伸びました(出典:導入企業へのヒアリング)。
小売・子ども靴ブランド
複数の子ども靴ブランドを展開する企業では、接客の指導が店長の力量に左右され、店舗間で基準にばらつきが出ていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、来店から購買までの接客シーンを対話型のシナリオに置き換えました。
その結果、導入後初回の大型セールで売上目標の達成率が128%に達し、前払い型の会員数も前年比28.1%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。