証券営業のテレアポで、断られた次の一言を用意できていますか
「名乗った直後に『今は結構です』と切られて、次の言葉が出てこない……」証券営業のテレアポでは、投資信託やNISAの話に入る前の数十秒で会話が終わってしまうことはありませんか。トークスクリプトは頭に入っているはずなのに、断りの一言が来た瞬間に手が止まってしまいます。差がつくのはトークの完成度ではなく、断られた直後の数秒をどれだけ練習してきたかです。
差がつくのは断られた後です
一本のテレアポで起きること
証券会社のリテール営業では、リストを開いてから受話器を置くまでの流れは、おおむね4つの場面に分かれます。名乗りと用件の提示、相手の状況をつかむ意向把握、口座開設や投資信託の要点の伝達、そして面談日時の打診です。名乗った直後の相手は、まだ話を聞く姿勢を決めていません。用件を一言で言い切れれば、相手は「それで何の話か」と耳を傾けます。そこで投資経験や関心のある商品に触れられれば、会話は提案の入口まで進みます。最後に日時を具体的に置くことで、はじめてアポイントとして残ります。4つの場面はいずれも前の場面の結果を受けて次に進むため、どこか一つが崩れれば、その先の会話は始まりません。ただし、この4つの難しさは同じではないのです。
難しいのは断りの直後です
多くの担当者は、うまくいかない原因をトークスクリプトの完成度に求めます。しかし電話が切れる場面をたどると、つまずいているのは台本のない数秒です。「間に合っています」「担当は別にいます」と言われた直後、用意した文言はどれも使えなくなります。その数秒で相手の言葉を受け止めながら別の切り口に移せるかどうかが、面談につながる電話とそこで終わる電話を分けています。そしてこの数秒は、従来の練習方法では最も再現しにくい場面と言えます。
断りの切り返しが練習しにくい3つの理由
支店の勉強会で行うロープレでは、顧客役を務めるのは同僚です。相手はこちらの話を最後まで聞いてくれるため、名乗った直後に切られる展開までは演じません。そのため練習で扱えるのは、会話が続いた場合の進め方だけになってしまいます。
切られる場面を練習するには、その都度、顧客役と聞き役の2人分の時間が必要になります。支店長や先輩が通話をモニタリングして助言する形では、1日に何人も見きれません。その結果、新人が本番前に断りへの切り返しを声に出す回数は、数回でとどまってしまうのが現実です。
通話後の振り返り(デブリーフ)は、「もう少し明るく」「早口になっていた」といった印象の指摘に落ち着きがちです。だからこそ、どの一言で相手の関心が離れたのか、次に何を言い換えるのかまでは残りません。担当者は自分の電話が弱いと分かっていても、直す場所を特定できないまま次のリストに向かいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
切られる場面から、何度でも練習できます
断りの言葉から始まる対話練習
UMU AIロープレを活用することで、「今は結構です」「担当は別にいます」といった断りから始まる通話を、何度でも試せます。AI顧客は担当者の返し方に応じて態度を変えるため、丁寧に受け止めれば会話が続き、押し込めばそこで終わります。支店の勉強会では再現しにくい展開を、一人で繰り返し体験できるのが特徴です。
相手の都合を待たずに回数を増やせます
すき間時間で重ねる通話練習
AIが顧客役を担うため、順番待ちも相手との予定調整も要りません。移動中や訪問の合間にスマートフォンを開けば、そのまま1件分の通話練習を始められます。支店の全員が同時に取り組めるので、支店長は基礎の相手役から離れ、判断の難しい案件への助言に時間を回せます。
つまずいた一言が、通話の直後に分かります
通話直後の項目別フィードバック
練習を終えると、名乗り、意向把握、要点の伝達、日程の打診という場面ごとに評価が並びます。どの発言で相手の関心が離れたのか、次はどう言い換えるとよいのかを、その場で確認できます。「もう少し明るく」で終わっていた振り返りが、直す場所の分かる材料に変わるのです。
金融の現場でも使われています
生命保険分野の外資系大手企業
日本で事業を展開する生命保険分野の外資系大手企業では、新人育成が支社ごとに進められ、指導の基準や方法にばらつきが生じていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、成約に至った担当者の練習記録を教材に組み込みながら、全支社が同じ基準で練習できる流れを整えました。
その結果、3カ月後にはAIで練習したグループの顧客への提案数が30%増加しました。標準化した練習の流れをそのまま横に広げ、育成対象は2,000名から7,000名超へと拡大しています(出典:導入企業へのヒアリング)。
生命保険の国内大手企業
日本大手の生命保険会社では、研修が商品知識や資格取得を中心に組まれ、お客さまとの距離を縮める対話を訓練する手段が不足していました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、独自の営業プロセスの要所を反復練習できるシナリオに落とし込み、スマートフォンから練習できる環境を整えました。
全国に分散する営業職員が場所を問わず対話型のトレーニングに取り組めるようになり、担当者は「自信をもってお客さまへ説明できるよう、人材育成を強化していく」と語っています(出典:導入企業へのヒアリング)。