セールス育成の完了は、日程で決まっていませんか
セールス育成の期間は、多くの組織で日程で先に決まっています。3カ月のオンボーディング、年次のトレーニング計画。期間が明ければ、まだ商談を任せきれない担当者も現場に立ち、早く仕上がった担当者も期間が終わるまで同じ枠に置かれます。育成の完了を決めるのは日付ではなく、できるようになったかどうかなのです。
育成の終わりは、誰が決めているのか
完了の判断が日程任せになる
育成のプログラムを設計する立場では、開始日と終了日を先に置くところから作業が始まります。期ごとの人員計画、配属の時期、営業部門の繁忙期。そうした条件から逆算して期間が決まり、その中に入る内容を並べていきます。ここまでは運用として自然な流れです。ただ、期間が決まると、完了の判断まで期間に引きずられます。最終日を迎えた受講者は、そろって修了者の名簿に載ります。名簿を受け取った営業部門は、載っている担当者を同じ状態として扱います。実際には、同じ日数を過ごしても任せられる範囲は一人ずつ違います。ヒアリングまでは落ち着いて進められる担当者と、価格の話が出た瞬間に言葉が止まる担当者が、同じ行に並びます。この差は、日程の側からは見えないのです。
出席では、できるかが分からない
期間が終わったあとに手元に残るのは、日程どおりに進んだという事実です。誰が最後まで出席したかは分かります。ところが、その担当者が本番で同じ流れを再現できるかどうかは、そこからは読み取れません。営業部門から「この担当者に任せて大丈夫か」と個別に問い合わせが来たとき、答えの根拠になる材料がありません。
セールス育成を期間から切り離す
期間そのものを短くする話ではありません。期間は目安として置き直し、営業部門への引き渡しの日付を先に固定しない形に変えます。到達していれば期間の途中でも引き渡せますし、到達していなければ期間を過ぎても続けられます。この二方向を認めるだけで、完了の判断が日程から離れます。
では、到達したかどうかを何で見るのでしょうか。担当者ごとに面談して確かめる形では、確認する側の感覚が入ります。商談のどの工程で何ができていれば任せられるのか、行動の形で書き出す作業が先に来ます。
基準を決めても、確かめた結果が残らなければ次の期の判断に使えません。同じ基準と同じ手順で人数分の確認を回せる手段があるか。育成の完了条件を決める立場には、ここが最初の実務的な問いになります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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準備が整った人から、先に進められます
回数を決めない練習の設計
UMU AIロープレでは、練習の回数に上限がなく、スマートフォン1台で完結します。相手役の予定を押さえる必要がないため、あと一度確かめたい担当者は、その日のうちに次の練習へ入れます。反対に、時間が必要な担当者は期間が終わったあとも同じ環境で続けられます。全員の日程を一つに合わせる前提が外れるのです。
暗記では通らない基準をつくれます
自ら引き出せたかを見る評価
UMU AIロープレの評価は、決められた言葉が出たかどうかでは決まりません。顧客役のAIには隠れたニーズをあらかじめ設定でき、担当者は自分の問いかけで引き出す必要があります。セッションが終わると、商談の工程ごとの評価が並んだスコアカードがその場で出ます。評価の項目と重みも自社の基準に合わせられます。
一人ずつの伸びを、後からたどれます
一人ひとりの到達の記録
UMU AIロープレでは、受講者ごとの初回スコア、これまでで一番高いスコア、伸び幅が自動で残り、成長の推移として確認できます。前の期の担当者と今期の担当者を、同じ指標で見比べられます。AIが担うのは反復練習の相手役と評価の記録までで、現場に任せるかどうかの判断は研修担当やマネージャーが行います。
実際にやったかで完了を確かめた企業
日本大手の製薬企業
日本国内の大手製薬企業では、新任のチームリーダー約100名が、学んだコーチングの型を実際の1on1で使えるようになるまでに時間がかかっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、「行動コーチング」「スキルコーチング」「動機づけコーチング」の3種類の対話シナリオを、3回のセッションに分けて繰り返し練習できる形に組み替えました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、第3セッションの時点で98.1%が実際にコーチングを実践し、そのうち93.1%が「メンバーに変化があった」と回答しました(出典:導入企業へのヒアリング)。出席ではなく実際にやったかどうかで完了を確かめた例と言えます。
自己免疫疾患領域の医薬品企業
自己免疫疾患や感染症、がん領域で抗体医薬品を手がける製薬企業では、新薬の相次ぐ上市に営業組織の拡大が追いつかず、新人が十分に準備できる前に市場投入が始まっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、練習後のフィードバックが、導入トーク、ヒアリング、情報提供、異議対応のどのプロセスに課題があったのかを示す形に切り替えました。「全体的に普通」といった曖昧な評価にとどまりません。
その結果、専門トレーニング期間を69%短縮しました(出典:導入企業へのヒアリング)。準備の状態を工程ごとに確かめられるようになったため、期間の長さそのものを問い直せたのです。