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濃紺のスーツを着た営業担当者が、右耳にスマートフォンを当てて話しながら、左手で説明を補い、目の前のパソコン画面に視線を向けているシーンです。

トークスクリプトの冒頭は、法人営業のテレアポで誰宛てですか

法人営業のテレアポのトークスクリプトを何度書き直しても、名乗った直後で終わってしまう……」担当者につながったときの手応えは悪くないのに、そこまでたどり着く件数だけが伸び悩んでいる、ということはありませんか?最初の十数秒がうまく運ばないのには、はっきりした「理由」があります。

冒頭の十数秒で、何が起きているのか

書き直しても同じ場所で終わります

法人へのテレアポでは、最初に応対するのが、話したい相手であるとは限りません。総務の方、受付の方、あるいはたまたま近くにいた別の部署の方が受話器を取ります。その方にとって、この電話の用件は一つだけです。取り次ぐかどうか。商品の中身でも、業界の課題でもありません。ところが手元のトークスクリプトは、たいてい担当者に向けた説明として書かれています。会社の紹介があり、課題の提起があり、そのうえで面談の依頼が続きます。例えば、リストの上から順に電話をかけていたメンバーが、社名と自分の名前を告げたところで「ご用件をお伺いします」と返され、用意した説明のどこから話せばよいのか迷う。そのまま数秒が過ぎ、通話は終わります。台本は担当者に向けて書かれているのに、最初の十数秒だけは、別の方が聞いているのです。

十数秒は記録に残りません

ここは、直しにくい場所でもあります。スクリプトの出来は、担当者と話せたときのやり取りをもとに振り返られます。取り次がれずに終わった通話は、誰と何を話したかが残らないまま消えます。営業マネージャーが持ち帰る材料も、担当者と会えた分だけに偏ります。しかも応対する方の判断の基準は会社ごとに違うため、これを言えば通るという言い方を一つに決めることもできません。なお、電話をかける営業には関係する決まりがあり、その読み方や可否は本ページの範囲を超えます。自社の規程と、所管する部署の判断に沿ってご確認いただく形になります。

最初の一段を、判断できる形にする

判断に要る三つの要素

応対している方が知りたいのは、この電話をどこへ回せばよいのか、その一点です。誰宛なのか、何についてなのか、どれくらいの時間なのか。この三つが揃っていれば、相手はご自身で取り次ぐかどうかを決められます。決められる形にすることと、押し通すことは別です。ここを取り違えると、冒頭はまた長くなります。

通る言い方は決まりません

同じ言い方が、ある会社では通り、別の会社では通りません。判断の基準は、その組織の決めごとや、その日の状況によって変わります。覚える対象を台詞に置くほど、当てはまらない相手が増えていくのです。

十数秒だけを試せるか

残るのは、どこを練習の単位に置くかという問いです。商談を通しでなぞる練習では、この区間はほとんど扱われません。相手役を確保せずに、短い区間だけを条件を変えて何度も試せる場が要ります。

揃っているかは、その場で確かめられます

練習を終えた直後に開く評価画面で、どの受け答えで点が離れたのかを項目ごとに分けて示している画面です。

プロセス別の評価表示

UMU AIロープレでは、通話を終えた時点で、プロセスごとに分かれた評価を確認できます。名乗りから用件の伝達までのどこが足りなかったのかが、項目に分かれて残ります。冒頭だけを取り出した練習でも、三つの要素が相手に伝わる並びになっていたかを、その場で見直せます。感想としてではなく、次に直す場所として受け取れるのです。

一つの言い方に頼らずに済みます

管理画面で、応対する相手の性格や話し方の傾向を選び、想定される断りの言葉を組み込んで練習の場面を作っているシーンです。

応対の型を切り替える

AIの側の設定は、業務の担当者が画面上で切り替えられます。手短に済ませたい応対、事情を確かめたがる応対、判断を保留する応対。同じ十数秒を、相手の出方を変えながら繰り返せます。特定の台詞が通るかどうかを試す場ではなく、どの出方でも三つの要素を伝えきれるかを確かめる場に変わると言えます。

十数秒だけを、何度でも繰り返せます

移動の途中や休憩の合間に、手元のスマートフォンからAIとの短い対話練習を始めているシーンです。

短い区間の反復練習

相手役を誰かに頼まずに済むため、移動の合間からでも練習に入れます。冒頭だけを切り出して、続けて何度も試せます。営業マネージャーの側は、誰がどの区間をどれだけ練習したかを画面で確かめられ、面談の場で話す材料になります。なお、AIが受け持つのは、設定した条件の範囲で相手役を務め、記録を残すところまでです。実際の架電先ごとにどう振る舞うかの見極めは、これまでどおりチームの側に残ります。

本題の前のやり取りを練習に入れた例

営業手順を体系化した保険会社

灰色のスーツの担当者が、自宅の机で画面に向かい、AIを相手に受け答えを繰り返している絵柄です。

生命保険分野の国内大手企業では、研修が商品知識や資格の取得を中心に組み立てられ、お客さまとの距離を縮める対話の練習は後回しになりがちでした(出典:導入企業へのヒアリング)。

同社はUMU AIロープレを活用して、顧客開拓、アプローチ、提案という三つの段階で整理した自社の営業プロセスを、反復できる練習シナリオへ組み直しました。営業職員はスマートフォンから、いつでも対話の練習に入れます。

数値での成果は公表されていないため、ここでは扱いません。目を向けたいのは、本題である提案に入る前のアプローチの段階が、そのまま練習の単位として置かれている点です。

体外診断の機器を扱う企業

白い机を囲んだ三人の担当者が、開いたノートパソコンの画面をのぞき込みながら練習の内容を確かめている絵柄です。

欧州に本社を置き、体外診断の領域で事業を広げる大手企業では、新任の担当者が能力の認定を受けるまでには、正式な活動に入りにくい時期が挟まりがちでした(出典:導入企業へのヒアリング)。

研修部門はUMU AIロープレを活用して、訪問の流れを5つに区切った自社の基準ごとに、音声とテキストの両方で模擬対話を行える形へ組み替えました。練習を終えた時点で、どのプロセスに課題があったのかを本人が確かめられます。

こちらも公表されている数値には踏み込みません。訪問のやり取りが区切られ、どこでつまずいたのかが分かれて残る点が、本ページの見方と重なります。

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