新人向けの営業セミナーで学んだ話し方が、現場で出ない理由
新人向けの営業セミナーを終えた翌週、同行訪問の場で言葉が出てこなくなる新人がいます。セミナーの内容が薄かったわけではありません。課題の根幹は、知識を受け取る時間と、それを声に出して試す時間の配分にあるのです。
セミナー直後の熱量は、なぜ続かないのか
知識を受け取る時間に偏る
新人向けの営業セミナーは、限られた日数で覚えることが多く、商品知識、社内フロー、コンプライアンスと、伝えるべき項目が次々に積み重なります。その結果、当日の時間の大半は説明を聞くことに使われ、実際に声に出して話すのは最後のロールプレイングの数十分だけ、という組み立てになりがちです。しかもその数十分は、同期同士が向かい合う形になります。相手が同期の場合、互いに遠慮が生まれやすく、顧客が実際に見せる沈黙や不信の反応までは再現されません。講師が全員の対話を一人ずつ見て回るには人数が多く、フィードバックは「声が小さい」「もう少し自信を持って」といった印象の言葉で終わります。新人は、何をどう直せばよいのか分からないまま配属日を迎えるのです。
学んだ内容は一週間で薄れる
学んだ内容は、時間の経過とともに思い出しにくくなります。Gartnerの調査では、学習から一週間で70%、一カ月で87%が忘れられるという結果が示されています(出典:Gartner)。新人にとって、セミナーで聞いた説明が最も必要になるのは、まさに配属直後のこの一週間から一カ月の間です。育成担当者が振り返りの場を設ける頃には、記憶の大半が薄れていることになります。
セミナーの組み立てを見直す視点
確認したいのは、項目の網羅性ではなく、新人が声に出して話す場面がどれだけ含まれているかです。説明を理解できたかどうかと、顧客を前に自分の言葉で組み立てられるかどうかは、別の能力になります。当日の進行表を見直してみてください。
当日の時間配分は、相手役を務められる先輩や講師を何名確保できるかで決まりがちです。人手の都合で回数に上限が生まれると、内容を工夫しても、新人一人あたりが話す時間は増えません。
セミナーの翌日から、新人が一人で練習を続けられるかどうかで、その後の伸び方は変わります。相手役の予定を押さえずに対話の練習へ入れる手段を、育成の設計に組み込めているでしょうか。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
聞く一日から、話す一日に変わります
AI顧客との実践対話
UMU AIロープレを活用することで、AIが顧客役を担います。急いでいる相手、説明を途中で遮る相手など、新人がつまずきやすい場面を事前に設定できます。同期同士では再現しにくい反応まで含めて、当日のセミナーで何度も体験できるのが特徴です。
全員が同時に話せる時間を作れます
同時実施に人数の制限なし
相手役の確保に合わせて進行を組む必要がなくなり、参加者全員が同じ時間帯に練習へ入れます。先輩や講師は、基本的な受け答えの相手役から離れ、判断が難しい場面の助言に時間を回せます。そのため当日の進行を、説明中心から実践中心へ組み替えられます。
セミナー後も、練習は続けられます
すき間時間の反復練習
スマートフォンからいつでも練習でき、相手との予定調整も要りません。実施状況とスコアはデータとして残り、育成担当者は誰にどの助言が要るかを確認できます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一であり、動機づけは引き続き人の役割になります。
新人育成での活用が進んでいます
バイオ医薬品・営業800名超
営業チーム800名超のバイオ医薬品企業では、販売代理店と社内営業が各地に分散し、新任担当者の練習機会が指導役ごとにばらついていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、800名が同じ訪問シナリオと同じ評価基準で練習できる体制を整えました。
その結果、新任営業が独り立ちするまでの期間は60日から30日に短縮され、新任担当者に対する顧客満足度も23.5%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
外資系生命保険・新人育成
日本の大手外資系生命保険会社では、新人の育成が支社ごとに任されており、指導方法と基準の違いが育成品質のばらつきになっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレでOJTの一部を置き換え、成約に至った受講者の練習記録を、次の新入社員向けの学習コンテンツとして引き継ぐ流れを作りました。
その結果、3カ月後の顧客への提案数は、比較対象のグループより30%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。