新入社員マナー研修、自社で足すのはどこか
新入社員マナーの研修では、言葉づかいや文書の書き方といった一般的な型は、外からでも調達できます。時間をかける値打ちがあるのは、取引先や社内の慣行によって扱いが変わる部分のほうなのです。
新入社員マナー、調達と自作の線引き
外から調達できる型
一般的な型として扱える部分は、どの業種でもおおむね重なります。言葉づかい、社外への連絡、書類の整え方といった内容は、市販の研修コンテンツや外部の講座でも整っており、この範囲を自社で一から作り直しても、出来上がるものは大きく変わりません。設計に入る前に決めておきたいのは、どこまでを外から調達し、どこから先を自社で足すのかという線引きだと言えます。線引きを置かないまま全体を自作すると、どこにでもある内容の作り直しに工数が消えていきます。
自社にしかない扱い
もう一方は、取引先の慣行や社内の規程によって扱いが分かれる部分です。同じ連絡の型でも、社外と社内のどちらを先に通すか、どこまで文面に残すかは組織ごとに分かれます。この部分の題材は外から調達できず、日々その判断をしている現場の担当者が持っているのです。研修として値打ちが出るのは、ここを言葉にして題材へ変える工程になります。
自社の扱いを研修に組み込む難しさ
取引先ごとの扱いや社内の手順は、日々それを判断している担当者の経験の中にあり、まとまった文書として残っているとは限りません。研修の題材にするには、本人から引き出して形にする手間が生じます。業務の知識があっても、学習の順序へ置き換える段になると進めにくいのです。
マナーとして扱う内容には、覚えれば足りる型と、相手や状況に応じて選ぶ判断が混ざっています。どちらも資料や動画で一度に渡すと、受け取る側は判断のほうを試す機会を得られません。学習の記録は残っても、選ぶ側の力が育ったかどうかは確かめにくいと言えます。
新入社員を迎える日は動かせません。研修部門に制作を依頼すると、要件の整理から内容の確認、公開までに時間がかかります。前倒しできる幅は広くないため、間に合う範囲だけを渡し、自社の取引先に関わる扱いは配属後の指導へ回ることになります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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型を覚える学びと、判断を試す学び
知識の種類で変わる教え方
題材がそろっても、渡し方が一通りでは型と判断の差が埋まりません。そこでUMU AGLは、学習ポイントの種類に応じて教え方を切り替えます。覚えれば足りる内容は要点を短く示し、考え方にあたる内容は身近な例に置き換えて理解のズレを確かめるのです。相手を見て選ぶ内容は、想定した状況での演習と、その場のフィードバックで扱います。受講者の理解度に合わせて段階的な足がかりを置ける形になります。
入社日に間に合わせる用意の速さ
近い形から始める用意
最後に残るのが、入社日という動かせない期日です。UMU AGLは8つの業界の代表的な研修シーンに対応したテンプレートを備え、新入社員のオンボーディングもその一つに含まれます。近い形を選んで社内文書を読み込ませれば、資料が固まってから公開までの間隔を短く保てるのです。研修部門の制作枠が空くのを待たず、事業部門の講師が自分の予定で用意を進められます。題材の引き出しと教え方の切り替えが、期日に間に合う速さでつながります。
社内文書を起点にした研修の広がり
新入社員の受け入れ研修
配属先の業務手順や取引先ごとの扱いを書き出した社内文書が、UMU AGLを通してコースの形になります。新入社員は説明を受け取るだけでなく、想定された状況に自分で答えながら進むのです。
学習の中で、どの問いに時間がかかったのかを講師が確かめられます。ここで分かるのは理解の状態までであり、実務の出来ばえまで判断できるものではありません。
営業チームへの製品知識の共有
マーケティング部門から届く製品資料も、同じ手順でコースへ変わります。営業担当は内容に目を通すにとどまらず、顧客価値を自分の言葉で説明する設問に取り組み、返ってきた指摘を手がかりに言い直します。
事業の責任者は、説明の内容にどれだけばらつきが残るかを、学習の記録から確かめられると言えます。商談の成否を示す材料ではありません。