保険営業のアンケートが、次の面談につながらない理由
「アンケートは書いてもらえたのに、その先の面談につながらない……」保険営業のアンケートでご家族の状況や老後資金の不安まで記入いただいたのに、意向把握(お客さまのご希望の確認)に話を進めようとすると、そこから会話が止まってしまうことはありませんか。回収した枚数ではなく、その一枚をどう対話に変えるかに、明確な「分かれ目」があります。
決め手は、記入後の数分です
アンケート1枚が面談に変わるまで
保険営業のアンケートは、手渡した瞬間から次の面談までが一続きの流れになっています。職域やセミナー会場で声をかけ、ご家族の状況や公的保障への関心といった答えやすい設問に記入いただくところまでは、担当者による差がほとんど出ません。変わるのはその先です。受け取った紙にその場で目を通し、書かれた一行を選んで「お子さまの進学、来年でしたね」と話しかけたとき、相手が自分から語り出すかどうかで展開が分かれます。話が動けば、老後資金や医療費への不安が会話に出てきて、リスク許容度や意向の確認まで踏み込めます。そのうえで、次にお会いする日時をその場で決められるのです。ただし、この流れのすべてが同じ難しさというわけではありません。
深掘りだけは教わっていません
設問の並びや聞き方は、支社の勉強会でも繰り返し見直されます。数回の改訂で、回収率はある程度まで上がります。それでも面談が増えないのは、返ってきた答えを見てから次の一言を組み立てる部分に、練習の機会がほとんどないからです。「住宅ローンあり」と書かれた一行を見たとき、返済期間を尋ねるのか、団体信用生命保険に触れるのか、配偶者の就業状況を確かめるのか、その選び方でお客さまが話す深さは変わります。紙の上では、この判断を準備できません。実行が難しいのは、設問づくりではなく、この一瞬をどう練習するかという点だと言えます。
深掘りが練習しにくい理由
支社の勉強会で相手役をお願いしても、同僚はアンケートの記入内容に合わせて言いよどんだり、話題をそらしたりはしてくれません。そのため、書かれた一行から深掘りする場面そのものが生まれにくいのが現実です。
本番に近い練習は、先輩や営業所長の時間を借りて成り立ちます。だからこそ相手の予定に左右され、思いついたときに繰り返せません。訪問の合間に10分だけ試すという使い方も、現実には難しくなってしまいます。
練習のあとにもらえる言葉は、「もう少し自然に」「よく聞けていた」で終わりがちです。その結果、どの質問がお客さまを話す気にさせたのかが分からず、次に何を変えるかも決まらないまま、次の面談を迎えてしまいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
同じ一行から、何通りもの深掘りを試せます
記入内容に反応するAI顧客役
アンケートに書かれた一行を起点に、同じ場面を何通りも試せます。UMU AIロープレでは、住宅ローンを抱える30代の共働き世帯、相続を気にする60代など、複数のお客さま役を用意できます。同じ設問への答え方も一人ひとり違うため、どの深掘りが会話を開くのかを、その場で確かめられます。
訪問の合間の10分でも、練習できます
相手の予定に左右されない練習
先輩や営業所長の予定を待たずに、思い立ったときに練習を始められます。UMU AIロープレはスマートフォンから起動でき、回数の制限もありません。訪問と訪問の合間や移動中に、気になったアンケートの一行だけを取り上げて10分試す、という重ね方ができます。
どの質問が効いたか、その場で分かります
対話直後に届く項目別の評価
練習が終わった直後に、ヒアリングや意向の確認といったプロセスごとのスコアと、改善が必要なポイントを確認できます。「もう少し自然に」で終わらず、どの質問でお客さまが話し始め、どこで会話が止まったのかが残ります。AIが担うのは反復練習と評価の標準化までで、面談方針の相談は先輩や営業所長の役割として残ります。
保険業界での2つの実践例です
外資系の生命保険会社
外資系の生命保険会社では、新人営業の育成が各支社主導で進められ、指導方法も基準も支社ごとに異なる状況が続いていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこで新人育成の一部をUMU AIロープレに切り替え、従来のOJT研修を受けたグループと比較する検証を実施しました。
その結果、3カ月後にはUMU AIロープレで練習したグループの顧客向け提案数が30%増加し、育成対象も2,000から7,000超へ拡大できる体制へと強化されました(出典:導入企業へのヒアリング)。
日本の保険代理店企業
日本の保険代理店企業では、AIを使った練習に本当に効果があるのかを、比較できるデータで示す必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレで練習した実験群と、使用しなかった対照群を、5つの独立した評価軸で比較する統制実験を設計しました。
その結果、15名の評価者が約150名の保険営業担当者による対話練習動画を確認し、5つすべての評価軸で実験群が対照群を上回りました(出典:導入企業へのヒアリング)。