保険会社の営業で、練習した言葉が面談で出てこない理由
「支社の勉強会では言えていたのに、初回面談でお客様から『家族と相談してから』と返された瞬間、次の一言が出てきません……」意向把握の順番も保障設計の説明も頭に入っているはずなのに、お客様の迷いに合わせて話を組み替えようとすると、途端に言葉が浮かばなくなることはありませんか。練習を重ねても本番の面談で活きないのには、はっきりした「理由」があります。
面談の成否は入口で決まります
1回の面談で起きていること
保険会社の営業が1回の面談で行っていることを、時間の流れで追ってみます。最初の数分は、世間話をしながら、お客様がどこまで保険に関心を持っているかを探る時間です。次に、家族構成や住まい、将来の支出予定などを聞き取り、どの保障が足りていないかを組み立てます。ここが意向把握(ヒアリング)にあたります。そのうえで保障設計を示し、契約概要と注意喚起情報を読み合わせ、お客様の理解を確かめます。最後に、その場で決めきらないお客様と、次に会う日を決めて席を立ちます。一連の流れは、どの面談でもほぼ同じです。ただし、この4つの段階が同じ重さで難しいわけではありません。
最も難しいのは意向把握の段階です
面談でつまずく原因を、商品知識の不足に求める方は少なくありません。ただ、実際に差がつくのは意向把握の段階です。お客様は自分の不安を整理できていないことが多く、「まだ考えたい」という一言の裏に、保険料への迷い、家族への相談、過去の加入経験といった別々の事情が隠れています。そこを引き出す力は、商品説明の練習では身につきにくいと言えます。従来の研修が商品知識の習得と資格取得を中心に組み立てられてきた以上、この段階の練習は支社の勉強会に任されてきたのです。
意向把握の練習が続かない3つの理由
支社の勉強会で相手役を務めるのは、答えを知っている同僚です。多少言い淀んでも先へ進めてくれますし、遠慮から厳しい質問は控えられます。お客様が見せる沈黙や、その場で家族に相談し始める動きまでは再現できません。
そのため、練習には所長や先輩の同席が前提になります。ところが所長は十数名の担当を抱え、日中は自身の顧客対応にも出ます。その結果、一人が意向把握を通しで練習できるのは月に数回にとどまり、面談の数に練習が追いつきません。
そのため振り返りも、同席した人の記憶に頼ります。「もう少し丁寧に」「聞く順番を変えてみよう」といった助言は残りますが、どの質問が足りなかったのか、次の面談で何を変えるのかまでは残りません。同じ場面で言葉に詰まってしまうのが現実です。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
本番と同じ迷いに、何度でも向き合えます
反応が変わるAIのお客様役
UMU AIロープレを活用することで、お客様役をAIが担います。こちらが要点を押さえて聞けば話は先へ進み、説明を急げば「まだ考えたい」と足を止める、といった具合に、話し方に応じて反応が変わります。保険料への迷いや家族への相談といった、面談で実際に出てくる切り返しを事前に設定できるのが特徴です。
所長の予定を待たずに練習を始められます
すき間時間で重ねる練習回数
移動中や訪問の合間に、スマートフォンから練習を始められます。相手役の予定を押さえる必要がないため、勉強会を待たずに同じ場面を何度でも試せます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一という部分で、目標設定や動機づけは引き続き所長の役割です。
どの質問が足りないか、その場で分かります
対話直後の項目別フィードバック
練習が終わると、その場で項目別の評価レポートを確認できます。関係づくり、意向把握、保障設計の説明、次回の約束といった段階ごとに点数と理由が並び、次の面談で何を変えるかを自分で決められます。所長との面談も、記録を見ながら具体的な話に移せます。
保険大手が活用しています
同じく支社ごとに育成した組織
外資系の生命保険会社では、新人育成が支社ごとに進み、指導の方法も基準もそろっていませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、成約に至った受講者の練習記録を教材に組み込み、新人が同じ基準で学べる流れを整えました。
その結果、3カ月後にはAIで練習したグループの提案数が30%増加し、育成対象も2,000名から7,000名以上へ拡大できました(出典:導入企業へのヒアリング)。
同じく拠点が分散した営業組織
全国3,000の拠点に5万人の営業担当者が分散する大手生命保険会社では、集合研修だけで同じ頻度の練習機会を提供できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、知識を覚える学習から、実際に話して試す練習へ切り替えました。
その結果、学習コンテンツの量は10倍に増え、担当者からは「営業担当者は自分のペースで継続的に練習しやすくなりました」という声をいただいています(出典:導入企業へのヒアリング)。