インバウンド営業のツールで、最初の数分の会話は練習できますか
インバウンドの営業では、問い合わせが届いた順に商談が始まります。受付や管理のツールで取りこぼしは防げますが、折り返しの電話までに残された時間はわずかです。相手はすでに競合まで調べ終えていて、比較対象を持ったまま話し始めることになります。最初の数分に何を出せるかは、練習の場がなければ変わらないのです。
折り返しまでの時間に、何が起きているのか
場面を選べないまま始まる商談
アウトバウンドであれば、電話をかける前に相手の業界や過去の取引を調べ、話の入り口を決めておけます。インバウンドはその逆です。手がかりは、問い合わせフォームの数行と会社名だけ。相手が何に困っているのか、どこまで調べ終えているのかは、話し始めてからでないと分かりません。しかも、同じタイミングで他社にも問い合わせている相手であれば、返信の早さがそのまま印象に響きます。調べ物を済ませてから折り返すという選択肢は、はじめから取りにくいと言えます。その結果、営業担当者はその日いちばん難しい相手と、準備のないまま話し始めます。価格の目安を聞かれて即答できず、確認のうえ折り返すと答えた瞬間に、相手の関心が一段下がることもあります。
準備の余地が小さい構造
この状態が続くと、うまくいった話し方も、詰まった場面も、担当者の手元には残りません。次に似た問い合わせが来ても、また同じところで止まってしまいます。成果を分けているのは、その場で出せる引き出しをいつ用意したかという一点なのです。
引き出しは、どうやって増えるのか
引き出しは、資料を読み込んだ回数では増えません。増えるのは、限られた時間の中で口に出して言い切った回数の分だけ。要点を先に伝えてから相手の関心を確かめる、という順番を声に出して通した経験がどれだけあるかで、折り返しの電話の入り方は変わります。
次の問い合わせがいつ来るかは分かりません。商談の直前に確認しておく、というやり方が使えないのです。練習を予定に組み込めないまま、受けた瞬間が本番になってしまいます。
そう考えると、インバウンド営業のツールに求める役割も変わってきます。問い合わせを受けて管理する部分は、すでに手元の仕組みで動いています。残るのは、受けた瞬間に出せる引き出しを来る前にどう増やすか、という問いだと言えます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
短い時間で言い切る練習を、先に積めます
時間を計った対話練習
限られた時間で何を先に言うかは、時間を計った練習でしか身につきません。UMU AIロープレでは、対話の制限時間を設定できます。カウントダウンが動く中で、AIが演じる練習相手に要点を伝え、関心を確かめるところまでを通せるのです。
予定を空けずに、練習を挟めます
回数制限のないモバイル練習
練習を予定に組み込めないなら、予定の隙間で収まるかたちが現実的になります。UMU AIロープレはスマートフォンから使えて、回数の上限もありません。移動中や問い合わせの合間に、想定される相手を選んで一巡できます。
次に似た問い合わせが来る前に、直せます
一人ずつ変わる改善の指針
練習を一回ごとの出来で終わらせないために、どこを直すのかを言葉にする必要があるのです。UMU AIロープレでは、対話が終わるとすぐに商談の段階ごとの評価と、その人に向けた改善の指針を確認できます。AIが担うのは練習相手と評価の基準づくりまでで、目標の設定や動機づけは引き続き人の役割です。
口に出す練習を先に入れた2社
皮膚科領域の大手製薬企業
コンシューマーヘルスケア・皮膚科領域のグローバル製薬企業では、研修担当者3名で200名の営業担当者を高頻度にフォローできませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、AIが演じる練習相手に、製品メッセージを実際の対話の流れの中で声に出して説明する練習を重ねました。
その結果、資料を見ただけで終わっていた状態から、医師の前で口に出して説明できる状態へと練習の中身が変わりました(出典:導入企業へのヒアリング)。
子ども向けシューズの小売
複数の子ども向けシューズブランドを展開する小売企業では、店舗の接客トークが人によるOJT頼みで、指導の質が店長のスキルに左右されていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、迷っている顧客、価格に敏感な顧客、急いでいる顧客など、さまざまなタイプの練習相手をAIに演じさせました。
その結果、どのタイプの顧客が来ても、同じ基準で接客を練習できる体制が整いました(出典:導入企業へのヒアリング)。