電気工事の営業方法を学んでも、相見積で選ばれない理由
「現地調査までは順調だったのに、見積を出した途端に連絡が途絶える……」電気工事の営業方法をひと通り学んでも、相見積に並んだ瞬間、価格以外の違いを聞いてもらえないことはありませんか。金額の差ではなく、その手前の対話で決着がついているのには、はっきりした理由があります。
受注は4つの場面で決まります
引き合いから受注までの4場面
電気工事の営業は、引き合いの受け方、現地調査、見積の提示、受注後のフォローという4つの場面に分かれます。引き合いは工務店やビル管理会社からの電話や紹介で始まり、ここで工期と予算のおおよその枠が固まります。次の現地調査で確認するのは、既存の配線や分電盤の状態、作業できる時間帯、そして停電を伴うかどうか。見積の提示に進んだら、材料費、労務費、諸経費の内訳を示し、なぜその金額になるのかを説明します。受注後のフォローで扱うのは、竣工後の保守点検や更新工事の相談になります。4つの場面は順番に並んでおり、前の場面で得た情報が、次の場面の説明材料として効いてきます。ただ、この4つのうち、後から取り返しがきかない場面が1つあります。
受注は現地調査で決まります
多くの営業担当者は、見積の金額や提出の速さで差がつくと考えます。ところが相見積に並ぶ3社は、同じ図面をもとに積算しているため、金額に大きな開きは出ません。差が生まれるのは、その手前にある現地調査の場。現場を見ながら、どこに困っているのか、なぜ今この工事を考えたのかを引き出せた担当者だけが、見積書に相手の言葉で理由を書けます。価格の話に入る前に、すでに勝負はついています。そして、この現地調査での対話こそ、練習の機会がもっとも少ない場面なのです。
現地調査の対話を練習しにくい理由
若手の営業担当者にとって、先輩の同行が唯一の練習機会になりがちです。1日に回れる現場は数件で、そのうち自分が口を開く場面はほとんどありません。だからこそ、独り立ちまでに積める対話の回数が伸び悩むのです。
現場からの帰り道に受ける助言は、「もう少し踏み込め」「よく聞け」といった言葉で終わりがちです。どの質問が足りなかったかが分からないため、次の現地調査でも同じ聞き方を繰り返してしまうのが現実です。
工務店の担当者、ビル管理会社、施設の設備担当では、気にする点も判断の速さも異なります。それでも自社に型ごとの想定問答がないため、誰にでも同じ説明を当てることになり、相手が知りたい点に触れないまま見積の話へ進みます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
同行を待たなくても、対話の回数を積めます
すき間時間で重ねる現地調査の練習
UMU AIロープレを活用すると、AIが施主や工務店の担当者役を務めます。移動中や現場待ちの時間にスマートフォンから練習でき、相手役の予定を押さえる必要はありません。AIが引き受けるのは反復練習と評価基準の統一までで、案件ごとの見極めは引き続き先輩や上司の役割になります。
足りなかった質問が、その場で分かります
対話直後に届く場面別の評価
練習が終わると、聞き取り、提案、価格への切り返しといった場面ごとに、スコアと改善が必要な箇所が表示されます。「もう少し踏み込め」という助言ではなく、どの発言で相手の関心が離れたのかを文章で確認できます。次の現地調査で試すことが、1つに絞られるのです。
相手の立場ごとに、話す順番を変えられます
立場の異なるAI顧客との一巡練習
工務店の担当者、ビル管理会社の担当者、施設の設備担当など、立場の異なるAI顧客を設定できます。工期を優先する相手、停電の時間帯を気にする相手、更新工事の予算を気にする相手と順に話すことで、誰に何を先に伝えるかを現場に出る前につかめます。
少人数で大人数を育てたチームの事例
体外診断分野の大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、5名の研修担当者が1,500名の営業担当者の育成を担い、能力認定は四半期に1回しか実施できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、自社で定めた5つの訪問プロセスに沿って、準備ができた人から随時、対話の練習と評価を受けられる体制を構築しました。
その結果、認定を待つ期間がなくなり、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
全国展開の通信系店舗運営企業
全国に店舗を広げる通信系の店舗運営企業では、採用の加速に育成が追いつかず、新人が独り立ちするまでに1カ月以上かかっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、接客の練習と法令順守の確認を一つのシナリオにまとめ、現場に出る前に何度でも試せるようにしました。
その結果、独り立ちまでの期間は1カ月未満に縮まり、コンプライアンス研修の周期も2カ月から1カ月に短縮されました(出典:導入企業へのヒアリング)。