企業向けの保険営業は、個人向けの提案と何が違うのか
企業向けの保険営業では、契約するのは会社でも、面談で向き合うのは経営者や総務のご担当者です。会社として保障設計を見直したいという話と、そのご担当者が自分の仕事として引き受けられるかという話は、必ずしも重なりません。個人のお客様向けに身につけた進め方が、そのままでは通じにくくなるのは、この差があるからなのです。
確かめる相手が、個人向けとは違います
個人向けの提案と何が違うのか
企業向けの保険営業は、個人向けと同じ商品知識を使っていても、対話の組み立てが変わります。個人のお客様であれば、目の前の方が判断され、意向把握(ご意向の確認)もその場で完結します。法人では、契約するのは会社であり、面談に出てこられるのは経営者や総務、人事のご担当者です。福利厚生として従業員の方が加入する保障であれば、当事者は商談の席にいません。検討が動く時期は決算期や人員構成の変化に左右され、すでに代理店や金融機関が窓口になっている場合も少なくありません。営業担当者が確かめる事柄は、個人向けより一段多くなります。ただし、その多さそのものが難しさの正体ではないのです。
練習しにくいまま残された部分
難しさは、確かめる相手と、保障の対象になる方が分かれている点にあります。会社にとっての必要性が、目の前のご担当者の関心と重なるとは限りません。従業員の方がどう受け止めるかも、ご担当者を通してしか分かりません。ところが、これまでの練習は商品や制度を説明する場面に偏ってきました。相手の立場を踏まえて質問を組み立て、返ってきた言葉から検討の時期を読み取る力です。この力こそ、練習の対象になりにくいまま残されてきたと言えます。
確かめる練習が、抜け落ちています
練習の型は、会社にとっての必要性を説明する場面に寄っていました。目の前のご担当者がどの立場で同席し、何を引き受ける役回りなのかを確かめる場面は、台本に入っていません。そのため、説明は通っても検討が進まない面談になってしまいます。
福利厚生に関わる保障では、加入する従業員の方が商談の席にいません。その受け止めは、ご担当者を通してしか分かりません。そのため、社内でどう案内し、説明の機会をどうつくるのかを一緒に確かめたいところですが、その質問を練習する場がないのが現実です。
決算期の前後や人員構成の変化は、検討が動く時期を左右します。ところが面談後の振り返り(フィードバック)は「もう少し丁寧に」で終わりがちで、どの確認が抜けていたのかは記録に残りません。その結果、次の面談でも同じ抜け方を繰り返してしまうのです。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
聞き方次第で、相手の事情は見えてきます
質問によって開く隠れた事情
UMU AIロープレでは、AIが演じるご担当者に、こちらからは見えない事情をあらかじめ設定できます。人員構成が変わる時期や、すでに窓口となっている取引先の有無は、適切な質問を投げてはじめて言葉になります。説明を重ねるだけでは開きません。営業担当者は、確かめる順番そのものを何度でも試せます。
立場の違う相手と、一人で練習できます
立場ごとに切り替わる相手役
経営者、総務のご担当者、人事のご担当者では、同じ保障設計でも関心の置きどころが変わります。UMU AIロープレでは、立場や受け答えの異なるAIの相手役を複数用意し、営業担当者は一人で順に練習できます。従業員の方がどう受け止めるかをご担当者を通して確かめる場面も、同じように繰り返せます。
何を聞けなかったか、その場で分かります
面談練習の直後に出る評価
練習が終わると、導入から意向把握、保障の説明、確認までのプロセスごとに評価が出ます。どこを聞き漏らしたのか、次に何を聞けばよいのかが、その場で分かります。AIが担うのは反復練習と評価基準をそろえる部分であり、目標の設定や動機づけは、引き続き人の役割です。
保険の営業組織がすでに活用しています
生命保険分野の大手外資系企業
新人育成が支社ごとに進められ、育成の質にばらつきが生じていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、同じシナリオと同じ基準で練習できる仕組みを整えました。
その結果、3カ月後にはAIで練習したグループの顧客向け提案数が30%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。基準がそろい、提案まで進む面談が増えたのです。
国内の大手保険代理店企業
AIを使った練習に効果があるのかを、比較できるデータで確かめる必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを使った実験群と、使わなかった対照群を、5つの評価軸で比べる検証を設計しました。
その結果、約150名の保険営業担当者の対話練習を15名の評価者が確認し、5つすべての評価軸で実験群が対照群を上回りました(出典:導入企業へのヒアリング)。練習の差が、評価者の目にも表れました。