コールセンター研修のロープレは、評価項目に沿っていますか
コールセンター研修のロープレでは、一件の応対を一通り演じて終えることが多くあります。一方、日々のモニタリング評価は実際の通話に対して行われ、評価シートの項目ごとに点数がつきます。練習の場と評価の場が別々に動いているため、どの項目を練習すれば評価につながるのかが、現場に伝わりにくいのです。
練習と評価は別々に動きます
ロープレと評価の役割の違い
コールセンターの研修で行うロープレと、日々のモニタリング評価は、別の役割を担っています。ロープレで扱う場面は、研修を担当する部門が新人の立ち上げや商品の切り替えに合わせて用意します。一方のモニタリング評価は、品質管理の担当者が評価シートの項目を定め、実際にお客様と交わした通話に対して点数をつけます。対象になる通話も、担当する部門も、行われるタイミングも異なります。どちらも応対品質を保つために置かれた仕組みだと言えます。ただ、両者をつなぐ順序には、もう一段見ておきたい点が残っています。
評価は練習の場に及びません
モニタリング評価が向けられるのは、お客様との実際の通話です。たとえば、料金の説明で保留に入る前に一言添えられたかどうかは、通話が終わってから評価シートの上で確認されます。評価される観点をオペレーターが知るのは、その観点が必要だった場面を通り過ぎたあとになります。研修のロープレで同じ項目を先に扱っていれば、練習の段階で同じ観点を確かめられます。ただ、練習の場面はクレーム対応や商品説明といった大きな括りで組まれ、項目の単位までは下りていないことが多いのです。
評価項目を練習の場面にする難しさ
評価シートには、共感の言葉、復唱による確認、保留に入る前の一言といった項目が並びます。ところが研修で用意する練習は、一件の応対をひと続きで進める形になりやすく、項目ごとに区切って試す場面までは分かれていません。そのため、どの項目を練習したのかを後から特定しにくくなります。
練習中に受け取る助言は、相手役を務める先輩や研修の担当者が、その場で気づいた点をもとに伝えます。だからこそ的確な指摘も生まれますが、品質管理が使う評価シートの項目と、同じ観点で並んでいるとは限りません。
では、評価の側から練習に返せる材料はどれだけあるでしょうか。モニタリングで聴ける通話は、人員の配置から一人あたり月に数本にとどまります。抽出された通話は貴重な材料ですが、どの項目でつまずきやすいかを一人ひとりについてつかむには、本数が足りないのが現実です。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
評価項目ごとに練習の場面を作れます
評価項目から組み立てる練習場面
評価シートの項目を、そのまま練習の題材にできます。UMU AIロープレでは、共感の言葉を返す場面、復唱で内容を確かめる場面というように、項目ごとに別々のシナリオを設定できます。設定に専門的な知識は不要で、研修を担当する方が自分で場面を組み替えられます。
練習と本番で評価の基準がそろいます
自社の評価シートに沿った採点
練習で見られる観点を、本番のモニタリングと同じ項目にできます。UMU AIロープレでは、応対のプロセスごとに評価基準と配点を自社で設定できるため、品質管理が使う評価シートの項目をそのまま採点の軸に置けます。練習で高い点がついた項目は、本番でも同じ物差しで見られている項目になるのです。
つまずきやすい項目が人ごとに見えます
項目別に残る練習の記録
一人ひとりが、どの項目でつまずきやすいかを見分けられます。UMU AIロープレを活用することで、練習は一件ずつ記録として残り、月に数本のモニタリングだけでは見えにくかった傾向を、項目別にたどれます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、目標設定や動機づけは、これまでどおり指導する側の役割です。
評価の観点を言葉にした事例
外資系の生命保険会社
日本の大手外資系生命保険会社では、新人育成が支社ごとに進められ、指導の基準が拠点によって異なっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、同じシナリオと同じ評価基準で練習できる形に育成を組み直しました。
その結果、3カ月後の顧客への提案数が30%増加し、成約に至った受講者の練習記録を次の新人向けの教材として残せるようになりました(出典:導入企業へのヒアリング)。
全国展開の眼鏡チェーン
全国に店舗を展開する眼鏡チェーンでは、エリアマネージャー候補の育成にあたり、傾聴力や伝達力を感覚で指導するほかありませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、指導の場面を型として繰り返し練習できる環境を整えました。
担当者は「感覚的な指導から、言葉と図解で論理的に伝えられるようになりました」と話しています(出典:導入企業へのヒアリング)。