ロープレ試験は、落ちた後の道筋まで決めていますか
ロープレに合否をつけると、誰がどの水準にあるかは見えます。ただ、決めておくことが二つ残ります。判定が試験官によって分かれること、そして落ちた人が次に何を練習し、いつ受け直せるかです。この二つを決めて初めて、ロープレ試験は育成の一部になるのです。
合否のあとが決まらないのはなぜか
同じ受け答えでも評価が分かれます
ロープレ試験を取り入れた組織では、受け答えを見る役割が、その場にいる管理職や先輩の担当者に任されることが多くなります。同じ受け答えを見ても、ある試験官は導入部の丁寧さを重く見て、別の試験官は反論への切り返しを重く見ます。その結果、合格した人と落ちた人の差がどこにあったのかを、言葉で説明しにくくなります。これは試験官の姿勢の問題ではありません。何を見るのかが文章になっていないまま、判断だけが一人ひとりに任されているために起きます。受けた側が「もう少し自然に」「全体的によかった」という講評だけを持ち帰ると、次に何を直せばよいかは決まりません。試験の回数を増やしても、この部分は変わりにくいものです。
次の機会まで、記憶は残りにくい
試験は準備に手間がかかるため、実施は年に数回にとどまることが多くなります。調査では、一度学んだ内容は1週間で約70%が思い出せなくなるとされています(出典:Gartner)。次の機会を待つ間に練習の予定がなければ、覚えた内容は薄れていきます。合否だけが記録に残るのです。
合否をつけた先で、何を決めておくか
ロープレに合否をつけると、誰がどの水準にあるかを組織として把握できます。配属や担当替えを話し合うときの土台にもなります。ここには確かな意味があります。ただ、水準が分かることと、水準を引き上げられることは別です。
同じ受け答えでも、見る人が変われば評価は分かれます。何を見るのかが文章になっていないまま任されると、講評の中身は試験官それぞれの経験に寄ります。受けた側は、どこを直せば次に通るのかを持ち帰れません。
落ちた人が次に何を練習するのか、そしていつ受け直せるのか。この二つを試験の設計に先に組み込んでおくと、合否は選別の結果ではなく、次の練習の出発点として使えるようになります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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見る観点を決めておけば、判定はそろいます
評価基準の事前設定
UMU AIロープレでは、訪問のプロセスごとに何をどの重みで見るのかを、育成部門があらかじめ設定できます。練習の記録が同じ観点で残るため、講評を書くときの土台がそろいます。合否を決めるのは人であり、AIが担うのは練習と、評価の観点をそろえるところまでです。
次に練習することが、その場で分かります
プロセス別の即時レポート
練習が終わると、どのプロセスで点を落としたのか、次に何を直すのかが、その場で示されます。「もう少し自然に」で終わらないため、試験に落ちた担当者も、次の機会までに取り組む中身を自分で決められます。
受け直す日を待たずに、練習を始められます
時間と場所を選ばない反復練習
同じ相手役を毎回そろえる必要がないため、練習を試験の日程から切り離せます。通勤の合間や訪問の待ち時間に、スマートフォンから短い練習を重ねられます。再挑戦までの数カ月を、ただ待つだけの期間にせずに済みます。
認定の進め方を変えた2社の例
体外診断分野・1,500名
体外診断分野のグローバル大手企業では、能力認定が四半期に1回に限られ、新任の営業担当者は最短でも3カ月待つ必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでAIとの対話型トレーニングを取り入れ、5つの訪問プロセスごとに何を見るのかを評価の観点として先に定め、練習と模擬認定を随時行える形に変えました。
その結果、認定は日程を待つものから、準備ができた時点で受けられるものに変わり、認定通過者の実訪問における成約率は22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。待ち時間をなくしたことが、認定後の成果にもつながっています。
製薬・3,662名規模
糖尿病や免疫、がん領域を扱うグローバル大手の製薬企業では、製品ラインごとの研修講師が3名にとどまり、人による評価では採点の基準にばらつきが生じていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこで標準化された練習をAIとの対話で行える形に整え、営業担当者が自分のペースで回数を重ねられる環境を用意しました。
累計3,662名が102,834回の練習を重ね、トレーニングの成績と練習回数の間に明確な正の相関が確認されました(出典:導入企業へのヒアリング)。判定を待つ間にも練習を積めることが、成績の伸びとして表れたと言えます。