営業ツールの例を見比べても、現場の商談力が伸びない理由
営業ツールの例を洗い出し、SFAやMA、名刺管理まで候補は並びました。それでも、どれを導入すれば商談の中身が変わるのかは決まらないままです。そんな段階で足踏みしている育成担当の方は少なくありません。ツールの数を増やしても現場の話し方が変わらないとすれば、比較している軸そのものがずれているのです。
なぜツールが増えても商談は変わらないのか
情報の整理と、話す力は別ものです
営業ツールの例として最初に挙がるのは、顧客情報を管理するSFAやCRM、見込み客を育てるMA、名刺管理や商談記録の自動化といった顔ぶれです。どれも情報の流れを整える点では力を発揮します。担当者が今日どの案件に触れたか、次にいつ連絡すべきかは、以前よりはるかに早く分かるようになりました。ところが、いざ顧客の前に立ったときの一言目や、値下げを求められた場面での切り返しは、これらのツールの管轄の外にあるのです。実際、導入直後の会議で「入力率は上がったが受注率は変わらない」という報告が続くのは、この境目をまたげていないためです。情報を整えるツールをいくら重ねても、担当者が声に出して話す回数は1回も増えません。育成の担当者から見れば、投資した先と伸ばしたい能力の間に、隔たりが残ったままになります。
そろえた資料の6割は使われません
マーケティング部門が作成した営業向けコンテンツのうち、60~70%は営業チームに使われないままだという調査結果があります(出典:Forrester)。ツールと資料をそろえる工程には予算も人手もかかりますが、それが現場の会話に届いたかどうかを確かめる工程は、多くの組織で抜け落ちたままになっています。
営業ツールの例を見極める3つの軸
営業ツールの例を用途で分け直すと、情報を整える系統と、話す力を鍛える系統の二つに分かれます。SFAやMA、名刺管理は前者に集まります。後者にあたるツールを1つも持たない組織は、決して少なくないのです。
選定の場面で比較されるのは、機能数と価格になりがちです。ただ、育成の担当者が導入後に説明を求められるのは、機能の数でしょうか。問われるのは現場で何がどう変わったかであり、その指標は導入前に決めておけます。
どんなツールも、使われた回数の分しか成果に結びつきません。担当者が声に出して話した回数を、いま数えられる状態でしょうか。ここに答えられるツールが、選定の最後に残る候補と言えます。
声に出して話す回数だけが、力を変えます
AIが顧客役を担う対話練習
UMU AIロープレを導入することで、AIが顧客役を担います。価格への異議や競合との比較など、実際の商談で起きやすい切り返しを事前に設定できます。担当者は相手の予定を押さえる必要がなく、思い立ったその場で本番に近い緊張感を体験できるのが特徴です。
経営層に、育成の成果を数字で示せます
プロセス別スコアの即時表示
UMU AIロープレを活用することで、練習が終わった直後にプロセス別のスコアと具体的な改善点を確認できます。導入前に決めた指標がどれだけ動いたのかを、練習の記録がそのまま示します。そのため育成担当者は、感覚ではなく数字を持って経営層との会議に臨めます。
練習の回数を、そのまま数えられます
個人とチームの練習データの可視化
UMU AIロープレを活用することで、誰が何回練習したかがチーム単位で残ります。マネージャーは初回スコアから最高スコアまでの推移を1人ずつ確認でき、次の1on1で扱う論点を事前に決められます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、目標設定や動機づけは引き続き人の役割です。
練習の回数を数え始めた組織の記録
体外診断分野のグローバル大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、5名の研修担当者が1,500名の認定を担い、能力認定は四半期に1回しか実施できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、準備ができた人から随時、認定を受けられる体制を整えました。
その結果、順番待ちがなくなり、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
通信キャリア系の大手店舗運営企業
全国に店舗を展開する通信キャリア系の企業では、採用の速さに育成が追いつかず、新人の独り立ちに1カ月以上かかっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、接客とコンプライアンスの練習を一つのシナリオにまとめました。
その結果、独り立ちまでの期間が1カ月未満に短縮され、店舗ごとの対応のばらつきも抑えられています(出典:導入企業へのヒアリング)。