ノルマに追われるリフォーム営業、相談が後回しになる理由
月末が近づくと、その月に決まりそうな案件から手をつけるリフォーム営業の担当者は少なくありません。ノルマは月単位で締まるため、現地調査から見積までに時間のかかる相談は、どうしても後回しになります。翌月に残る見込みは薄くなり、また月末の追い上げが始まるのです。この循環の起点にあるのは、初回相談でどこまで確かめられたかという一点だと言えます。
初回相談がその月を左右します
反響対応から契約までの5段階
リフォームの商談は、問い合わせへの反響対応、初回相談、プラン提案と見積の提示、社内やご家族での検討、そして契約という5つの段階で進みます。反響対応で来店や訪問の日どりを決め、初回相談では現地調査(住まいの状態を実際に見て採寸する作業)とヒアリングを同じ場で行うのです。プラン提案では、確かめた内容をもとに工事の範囲と金額を示します。検討の段階では、相見積もりとの比較が入ることも少なくありません。ノルマは月単位で締まる一方で、この5段階を通る速さは案件ごとに違うと言えます。だからこそ、どの段階に力をかけるかで、月末の景色は変わってきます。
全体を決めるのは最初の一歩
5つの段階のうち、後の工程をまとめて左右するのは初回相談です。住まいのどこに困っているのか、いつから続いているのか、予算をどう考えているのか、ご家族の間で話がどこまで進んでいるのか。ここを確かめきれないまま提案に進むと、示せる材料は工事の範囲と金額だけになり、お客さまの側でも比べる基準が価格しか残りません。その結果、判断は先に延び、案件は翌月へ持ち越されます。つまりノルマの話は、初回相談で何をどこまで確かめるかという話に行き着くのです。
確かめる練習が育ちにくい構造
初回相談の練習を社内で組むと、お客さまの側を演じる同僚は工事の内容や予算を知った状態で座ります。そのため、確かめなくても話が前に進んでしまうのです。相手の予定を押さえないと始められません。
練習の中身は、商品の説明と価格を聞かれたときの受け答えに寄りがちです。何をどの順番で確かめるかを組み立てる部分は、対象から外れます。現地調査で見た内容の活かし方も、各自の工夫にとどまると言えます。
練習後の振り返りは、「もう少し詳しく聞こう」といった言葉で終わりがちです。どの確認が抜けたのかが現場の担当者の手元に残らないため、次の初回相談でも同じところを飛ばしてしまいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
問いかけた分だけ、事情が見えてきます
問いかけで開く隠れた事情
確かめる練習は、一人でも積み重ねられます。UMU AIロープレでは、問いかけないと開示されない事情を、お客さま役のAIにあらかじめ設定できるのです。住まいの困りごとの中身や予算の考え方は、こちらから確かめない限り会話に出てきません。人目を気にせず、回数の上限もなく何度でも繰り返せます。
確かめる工程だけを切り出して練習できます
工程ごとに区切る練習の型
初回相談の一部だけを取り出して鍛えられます。UMU AIロープレは、アプローチ、ヒアリング、価値提案、反論対応、クロージングの5工程に沿って進むため、ヒアリングの工程だけを選んで練習と評価にかけられます。価格に関する反応もあらかじめ設定でき、AIが会話の流れに合うところで投げかけてくるのです。
どの確認が足りないか、その場で分かります
対話直後に出る工程別の評価
振り返りを印象の言葉に頼らずに済みます。セッション終了の直後に工程ごとの評価が出るため、ヒアリングで何を確かめきれなかったかが分かるのです。評価の基準と重みづけは、自社の商談の型に合わせて調整できます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、案件の判断や動機づけは先輩やマネージャーの役割です。
対面の現場で先に始まった例
子ども靴の小売企業
複数の子ども靴ブランドを展開する小売企業では、店舗スタッフの育成が人によるOJTに頼り、指導の質が店長のスキルに左右されていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、接客の流れを店舗をまたいで同じ手順で練習できる体制を整えています。
その結果、地域をまたぐ複数店舗でも、教え方のばらつきが縮まりました(出典:導入企業へのヒアリング)。
日本の大手食品スーパー
日本の大手食品スーパーでは、店舗のマネージャーや販売スタッフがクレーム対応を体系的に学ぶ機会が不足し、対応の質にばらつきがありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
もともと持っていたオフラインの集合研修施設に、オンラインのAI模擬演習を組み合わせ、ハイブリッド型の学習の形を組み立てています。
実際に遭遇しやすい対応の難しい場面を、安全な環境の中で繰り返し練習できるようになりました(出典:導入企業へのヒアリング)。