インサイドセールスの営業で、成果が伸びるチームは何が違うのか
インサイドセールスの営業では、同じリストに同じ件数だけ電話をかけても、商談につながる件数に差が出ます。最初の1分で、今回は情報提供にとどめるのか、担当部署につないでもらうのか、日を改めるのかを決めているためです。見極めが速く正確な担当者ほど商談につながるのに、その判断の基準は本人の経験の中にとどまったままなのです。
入り口の1分が分かれ目です
1本の通話が進む3つの段階
インサイドセールスの営業は、1本の通話の中で3つの段階を通ります。名乗りと用件を伝えて警戒を下げる段階、相手の状況と検討の温度を聞き出す段階、次の接点を決める段階です。名乗りの直後に「担当ではないので」と返されるのか、「どういう内容ですか」と関心を示されるのかで、その先の進め方は変わります。状況を聞き出す段階で、導入時期や社内の検討体制まで踏み込めるかどうかは、フィールドセールスへ渡したあとの商談の進み方を左右します。最後の段階では、資料送付にとどめるのか、日程を押さえるのかを選びます。ただし、この3つが同じ難しさで並んでいるわけではありません。
基準が言葉になっていません
3つの段階のうち、最も難しいのは最初の1分です。ここで相手の状況を読み違えると、その後は丁寧に説明しても、相手は聞く姿勢に戻ってくれません。経験を積んだ担当者は、声の調子や返答の速さから、今日どこまで踏み込めるかを判断しています。ところがこの判断は、トークスクリプトにも研修資料にも書かれていません。各自が経験の中で身につけてきたため、育成を設計する側から見ると、基準を持たないまま件数だけが増えていくのです。
見極めの基準を設計する難所
経験を積んだ担当者は、相手の言い回しや、こちらの話をどこで遮るかといった手がかりを読んでいます。ところが本人も言葉にしにくいため、育成の題材として取り出せていないのが現実です。
同僚を相手にした練習では、こちらが情報提供にとどめる場合も、担当部署への取り次ぎを頼む場合も、相手の出方はほとんど変わりません。だからこそ、通話の途中で選び方を変えてみる練習にはなりにくいのです。
通話が終わると、担当者はすぐ次のリストに向かいます。どこで判断を早まったのかを振り返る手立てがないため、マネージャーの側からもずれが見えず、同じ選び方が癖として残ってしまいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
成果を出す人の見極め方を基準にできます
評価基準に組み込む見極めの型
短時間で相手の状況を読み取れる担当者の進め方を、そのまま練習の合格条件にできます。UMU AIロープレでは、判断の型をAIの評価基準に組み込めるため、担当が分かれていても同じ基準で練習を進められます。AIが担うのは反復練習と評価の統一までで、どの手がかりを基準に選ぶかは、研修を設計する側が決めます。
通話の途中で選び直す練習ができます
応答に応じて変わるAIの出方
AIは決まった順番で返答するわけではありません。踏み込みすぎれば話を切り上げようとし、相手の事情に合わせて聞き方を変えれば、検討の状況まで話してくれます。UMU AIロープレを活用することで、情報提供にとどめるのか、担当部署への取り次ぎを頼むのかという分岐を、通話の途中で選び直す練習を重ねられます。
どこで判断を誤ったかその場で分かります
対話直後に出る段階別の評価
練習が終わった直後に、名乗りから次の接点を決めるまでの段階ごとに評価が出ます。どの手がかりを聞き流したのか、どこで踏み込みが足りなかったのかを、記憶が残っているうちに確認できます。同じ選び方が癖になる前に、次の練習で直せるようになります。
基準を統一した組織の取り組み
体外診断分野の大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、5名の研修担当者が1,500名の営業担当者の認定を担い、評価が評価者の主観に左右されていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、企業が定めた5つの訪問プロセスに沿って、全員が同じ基準で練習と認定を受けられる形に整えました。
その結果、認定は四半期に1回から随時実施できるようになり、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
大手外資系生命保険会社
日本の大手外資系生命保険会社では、新人営業の育成が各支社の主導で行われ、支社ごとに指導の方法と基準が異なっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、同じシナリオと同じ評価基準で練習できる形に切り替え、成約した受講者の練習記録も教材に組み込みました。
その結果、3カ月後には練習に取り組んだグループの顧客向け提案数が30%増加し、育成の標準化が支社をまたいで進みました(出典:導入企業へのヒアリング)。