セールスイネーブルメントのコンサル後、運用は誰が続けますか
セールスイネーブルメントのコンサルに依頼して受け取るのは、形になった仕組みです。営業プロセスの整理も、資料の標準化も、社内だけで短期間に進めるのは簡単ではありません。だからこそ、外部に依頼する意味が生まれます。ただ、受け取った仕組みが動き続けるかどうかは、支援が終わってから考える話ではないのです。
支援が終わった後、仕組みは誰が動かすのか
資料は残り、更新は止まります
支援の期間中は、コンサルタントが会議に入り、資料の作成も並行して進みます。営業のプロセスは整理され、トークの標準も文書になります。ここまでは、依頼した側の想定どおりに運びます。変わるのは、契約の期間が終わり、外部の担当者がいなくなってからです。資料はサーバーに残っています。手順書もあります。それでも、製品や訴求が変わったときに資料を直す人が決まっていません。新しく入った担当者へ手順を説明する役割も、はっきりしないままです。半年ほど経つと、資料に書かれた内容と、現場が実際に話している内容がずれ始めます。現場の担当者は、資料を開かずに自分のやり方で話すようになります。整理された仕組みが使われなくなるのは、中身が悪いからではありません。誰が手を入れ続けるのかが決まらないまま、期間だけが終わるからなのです。
使われない資料の割合
営業向けに用意されたコンテンツのうち、60〜70%は現場で使われないままになるという調査があります(出典:Forrester)。作った量が足りないのではなく、作った後に手を入れる担当が置かれていないことが、この数字の背景にあると言えます。
依頼する時点で決めておくこと
コンサルの成果物は、整理された営業プロセス、標準化された提案資料、そして運用の手順書です。社内の知見だけで短期間にそろえるのは難しく、外部の力を借りる意味はここで生まれます。
支援の期間が終わると、資料を更新する人も、手順どおり動いているかを確かめる人も、社内から選び直すことになります。仕組みが残ることと、その仕組みが動き続けることは、別々の話なのです。
誰が資料を持ち、誰が現場を確かめるのか。この線引きを決めておくのは、依頼する時点です。支援の終わりが見えてから話し合うと、引き取る側の準備が間に合いません。外部には決められず、依頼した側にしか決められない事柄でもあります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
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整えた進め方を、練習の形で残せます
自社の商談プロセスに沿った練習
UMU AIロープレを活用することで、支援の期間中に整理した商談の進め方や評価の観点を、そのまま練習シナリオと採点の基準に設定できます。担当者が代わっても、同じ基準で練習を続けられるのが特徴です。
更新は、社内の担当者だけで進められます
専門知識のいらない設定画面
シナリオや評価の基準は、管理画面から社内の担当者が直接手を入れられます。製品や訴求が変わったときも、外部への依頼を待たずに内容を差し替えられるため、資料と現場のずれが開きにくくなります。
引き取った後の状態を、数字で確認できます
段階別のスコアと実施状況
練習の記録は商談の段階ごとに残るため、引き取った担当者は運用が続いているかをダッシュボードで確かめられます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、誰が何を引き取るかを決めるのは依頼した側の役割です。
整えた仕組みを自社で続けた事例
体外診断・営業110名
体外診断分野のグローバル大手企業では、2名の研修担当者が営業110名の育成を担い、対面の1対1指導だけでは手が回らない状態が続いていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、営業110名の全員が同じシナリオで練習できる体制を構築しました。
その後、どこまで高度化するかは同社側が判断し、現場の営業90名を対象に実践的な活用へ進めています(出典:導入企業へのヒアリング)。次の段階を選び続けたのは引き取った側であり、それが運用の継続につながったのです。
眼鏡小売・全国チェーン
全国に眼鏡店を展開する企業では、エリアマネージャー候補の育成方針を実績による抜擢から立候補型へ切り替えたものの、傾聴力や伝達力を鍛える場が座学にとどまっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、次世代のリーダー候補が時間や場所を問わずコーチングと説明の練習を重ねられる環境を構築しました。
5カ月間の運用を経て、担当者からは「感覚的な指導から、言葉と図解で論理的に伝えられるようになりました」という声が挙がっています(出典:導入企業へのヒアリング)。方針を決めた側が運用も担い続けたことで、練習が現場に残りました。