SI営業で成果が出る人は、どのスキルを鍛えているのか
SIの提案では、顧客側で要件が固まっていない段階から相談が始まります。SI営業のスキルとして製品知識や技術用語の説明力を磨いても、相手が何に困っているのかを引き出せないまま要件定義の打ち合わせが進んでしまうことがあります。営業担当者の間で差が生まれているのは知識の量ではなく、相手の業務を聞き取って整理する対話の側なのです。
スキルの差は質問で決まります
SI営業のスキルとは何か
SI営業のスキルは、サービスの機能を正確に説明する力だと受け取られがちです。ただ、実際の商談で問われるのは、顧客がまだ言葉にできていない困りごとを、要件として組み立て直す力の方にあります。SIの案件は、担当者が「基幹システムを刷新したい」とだけ話す段階から始まります。そこから、どの業務の手順が滞っているのか、承認に誰が関わるのかを、対話の中で一つずつ確認していきます。どこまで踏み込んで聞けたかで、提案書の精度も稟議の通りやすさも変わると言えます。求められるのは、説明する力と、聞き取って組み立てる力の二層です。ただし、この二層が同じ速さで身につくわけではありません。
鍛えにくいのは聞き取る側です
説明する力は、手順と正解の型があるため、製品資料と技術研修で一定まで伸びます。一方、要件になる前の話を引き出す質問には、決まった型がありません。情報システム部門は運用の負荷や権限管理を、事業部門は現場の使い勝手を気にしており、同じ質問でも返ってくる情報が違ってくるのです。従来のトレーニングは、この揺れのある部分を避け、説明の練習に寄ってきました。だからこそ、実行が難しいのは質問の設計だと言えます。
聞き取る力を鍛えにくい理由
社内でロープレを組むと、相手役は自社のサービスを知る同僚になります。顧客のように要件が曖昧なまま話し出すことは少なく、引き出す練習になりません。曖昧な相談に初めて向き合う場が、本番の打ち合わせになってしまいます。
提案書の作成や見積もりの調整、パートナーとの日程合わせに追われ、練習の時間は後回しになります。先輩に相手役を頼むのにも遠慮があるため、数カ月に一度の集合研修だけが練習の機会として残ります。
同行後の振り返りは「もう少し深く聞いたほうがいい」といった言葉で終わりがちです。その結果、どの場面でどの質問を足すべきだったのかが残らず、担当者は次の商談でも同じ聞き方を繰り返し、対応の幅が広がりません。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
要件が固まる前の相談から練習できます
立場ごとに設定できるAI顧客
UMU AIロープレを活用することで、要件が固まっていない状態の相手と、何度でも向き合えます。情報システム部門の担当者、現場の事業部門、決裁に関わる部門長。立場も関心も異なるAI顧客を、それぞれ設定できます。適切な質問を投げたときにだけ開示される情報も組み込めるため、営業担当者は質問の組み立て方そのものを鍛えられます。
移動中の10分が、練習の機会になります
時間を選ばずに重ねる練習
相手役の予定を押さえる必要がなくなり、練習の回数を自分で決められます。UMU AIロープレはスマートフォンから使えるため、客先への移動中や見積もりの待ち時間に、10分だけ試すこともできます。人に見られない環境なので、うまく聞けなかった場面を、納得するまで言い直せるのです。
足りなかった質問が、その場で分かります
対話直後に届く段階別の評価
練習を終えた直後に、導入からヒアリング、価値提案、反論対応までの段階ごとの評価を確認できます。「もう少し深く」で終わらず、どの場面で聞き逃したのかまで読み取れるのです。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、案件ごとの戦略の相談は、引き続き上長やプリセールスの役割です。
練習の場を作り直した組織です
体外診断分野の大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、研修担当者5名が1,500名を受け持ち、能力認定は四半期に1回しか実施できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、準備ができた人から随時、練習と認定を受けられる体制へ切り替えました。
その結果、認定待ちの数カ月がなくなり、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
大手生命保険会社
日本大手の生命保険会社では、1万名を超える営業職員が対面のロールプレイングに気後れし、練習の回数が伸びませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、質問による関係づくりから顧客ニーズの把握までを、AIとの練習に置き換えました。
その結果、営業職員と管理職の双方に20以上のシナリオがそろい、相手の日程を気にせず練習できる状態が定着しました(出典:導入企業へのヒアリング)。