営業のロープレで評価が上がっても、商談が動かない理由
営業のロープレでは高い評価を受けるのに、実際の商談になると同じようには進まないメンバーがいます。その差は、練習の量からは説明がつきません。練習の場で点が付く受け答えと、お客様が反応する受け答えが、少しずつ離れていくところに原因があるのです。
練習でうまい人が、商談でつまずくとき
評価される場では型に寄ります
営業のロープレは、誰かに見られ、評価される場です。受講者はそれを分かったうえで臨みますから、評価する側が良しとする進め方に自然と寄っていきます。決められた順番を守り、盛り込むべき要素を落とさず、時間内に収める進め方です。そのとおりに運べば、練習の点数は着実に上がります。これは要領のよさではなく、評価される場に置かれた人の自然な反応です。ところが、目の前のお客様が、その進め方を評価してくれるとは限りません。たとえば、価格の話を切り出そうとした矢先に、お客様から導入時期を先に聞かれることがあります。練習ではその順番で問われた経験がないため、手が止まってしまいます。練習の場でうまくいく進め方が、本番の商談でもそのまま通るとは限りません。ここに分かれ道があるのです。
うまさの中身が異なります
同じうまさでも、営業のロープレと実際の商談では中身が違います。練習でうまいとされるのは、決めたとおりに運べることです。商談で効くのは、相手が持ち出した話に合わせて組み替えられることです。この二つは別々に伸びていくため、研修を設計する側は、片方の評価だけを見て、もう片方の伸びを見落としがちです。
本番に近い受け答えが身につく条件
人は、評価される観点に沿って練習を組み立てます。観点が言葉になっていないと、受講者は評価する人の反応から観点を読み取るほかありません。評価者の目が甘いわけでも、受講者の姿勢に問題があるわけでもありません。その読み取りが重なり、練習の場だけで通じる型ができあがります。
営業チームの中で同じ相手役と同じ場面を重ねるほど、返ってくる反応は読めるようになります。読めた反応に合わせて仕上げた型は、初めて会うお客様の前では通用しにくくなります。
評価の観点をあらかじめ言葉にして採点に組み込めるか、そして相手の出方が毎回変わるか。練習の環境がこの二つを備えているかどうかで、練習が本番につながるかが決まると言えます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
採点の前に、見る観点を言葉にできます
観点を明示したAI採点
UMU AIロープレでは、商談のどの場面で何を見るかを、練習を始める前に設定できます。AIはキーワードが出たかどうかではなく、その場面で選んだ進め方が適切だったかを採点します。採点の理由も文章で確認できるため、受講者は観点を推し量りながら練習する必要がなくなります。
AI顧客の出方が、練習のたびに変わります
立場も性格も設定できるAI顧客
UMU AIロープレでは、役職や性格、話し方の異なるAI顧客をいくつも用意できます。同じ場面でも、慎重な相手と決断の早い相手では話の運びが変わります。決めた順番どおりに進めても通らない場面を練習で経験できるため、その場で組み替える受け答えが身についていきます。
育成の成果を観点別に説明できます
観点別のチーム能力マップ
UMU AIロープレを活用することで、練習の記録を観点ごとに集計できます。ヒアリングで詰まる人が多いのか、切り返しで点を落としているのかを部門単位で示せるため、育成の成果を数字で説明できます。AIが担うのは反復練習と採点までであり、目標設定や動機づけは引き続き研修担当者の役割です。
本番に近い練習に切り替えた2社
体外診断分野の大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、能力認定を人による模擬訪問に頼り、評価が相手役や評価者の状況に左右されていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、5つの訪問プロセスに沿って採点する仕組みを整えました。
その結果、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
抗体医薬品の製薬企業
自己免疫疾患領域の医薬品企業では、模擬訪問の品質が相手役によって変わり、本番の緊張感を再現しにくい状態でした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、医師との訪問シーンを何度でも練習できる環境を整えました。
その結果、本番に近い相手で練習を重ね、専門トレーニング期間は90日から28日に短縮されました(出典:導入企業へのヒアリング)。