生命保険代理店の営業が、メリットを活かしきれない理由
複数の保険会社の商品を扱える点は、生命保険代理店の営業にとって大きなメリットです。ただ、そのメリットが初回面談の成果に変わっていると、チームの数字を見て言い切れるでしょうか。商品知識では他社に引けを取らないのに、お客様の意向把握で足踏みし、保障設計の話まで進まないメンバーもいます。その差は知識量ではなく、対話を練習してきた量にあるのです。
強みは対話の質で決まります
代理店営業の3つのメリット
生命保険代理店の営業が持つメリットは、大きく3つに整理できます。複数社の商品から比較して選べること、会社の販売方針に縛られないこと、契約後も長く関係を続けやすいこと。比較ができるため、保障の考え方が異なる商品を並べてお客様に見ていただけます。販売方針に縛られないので、お客様のライフプランを起点に保障設計を組み立てられます。契約後の見直しや保険金請求の相談にも、他社商品を含めて応じられると言えます。3つはいずれも、選択肢を広げられるという一点でつながっています。ただし、この3つが同じ力で働くわけではありません。
差がつくのは意向把握の質
選択肢の多さが、そのまま提案力になるわけではありません。どの商品を並べて見せるかを決めるのは、お客様が何に不安を感じ、どこまで家族と話しているかを聞き出せたかどうか。意向把握が浅いまま比較表を出せば、選択肢の多さはかえってお客様の迷いを大きくしてしまいます。各社の商品研修や資格取得の講座は、この聞き出す力までは扱っていません。代理店ならではのメリットを成果に変えるうえで、最も鍛えにくいのが意向把握の対話なのです。
意向把握の練習が定着しない理由
取り扱う保険会社が増えるほど、商品改定や新商品の勉強会は増えていきます。営業マネージャーが月次の予定を組む段階で、意向把握の対話を練習する枠まで確保できず、そのまま月末を迎えてしまうのが現実です。
そのため、数少ない練習の場は、どうしても同僚同士のロープレになりがちです。相手役も商品知識を持っているため、説明が足りなくても察して話が進みます。実際の面談で返ってくる「家族と相談してから」という保留までは、練習で再現しきれないのです。
だからこそ、練習後の振り返りも「もう少し丁寧に聞きましょう」という助言で終わってしまいます。どの質問を飛ばしたために意向を確認しきれなかったのかが分からないまま、次の面談でも同じ順番を繰り返すことになります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
すき間時間だけで、練習量を確保できます
移動中でも重ねられる練習回数
訪問と訪問の間の30分でも、意向把握の対話を1本通して練習できます。相手役の予定を押さえる必要はなく、UMU AIロープレならスマートフォンから回数の制限なく取り組めるからです。AIが担うのは反復練習の場までであり、目標設定や動機づけは引き続き営業マネージャーの役割になります。
迷うお客様の反応まで、練習で再現できます
複数のタイプを演じるAI顧客
本番で迷うお客様に、練習の段階で出会えます。UMU AIロープレでは、家族に相談してから決めたい方、他社の提案と比べている方、保険料の負担を気にする方など、性格や関心の異なるAI顧客を場面ごとに設定できます。担当者の質問が浅ければ本音は出てこず、踏み込んで聞かれて初めて家計の事情を話し始めるのです。
足りなかった質問が、その場で分かります
対話直後に受け取る評価レポート
どの質問が足りなかったのかは、練習が終わった直後に分かります。UMU AIロープレが、導入からヒアリング、保障設計の提案、反論対応までをプロセスごとに採点するためです。営業マネージャーは、この記録を見てから1on1に臨めるため、感覚に頼った助言から事実にもとづいた指導へ切り替えられるのです。
保険業界での実践が進んでいます
日本の保険代理店企業
日本の保険代理店企業では、AIとの対話練習に効果があるのかを比較データで確かめる必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、練習した群と練習していない群を5つの評価軸で比べる検証を設計しました。
その結果、約150名の練習動画を15名の評価者が採点し、5つすべての評価軸で実験群が対照群を上回りました(出典:導入企業へのヒアリング)。AI練習の効果を、感覚ではなく比較データで示せるようになりました。
日本大手の外資系生命保険会社
日本大手の外資系生命保険会社では、新人育成が支社主導で進み、指導方法や基準が拠点ごとに異なっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレでOJTの一部を代替し、成約に至った受講者の練習記録を新人向けの学習コンテンツに組み込みました。
その結果、3カ月後にはUMUで学習したグループの顧客向け提案数が30%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。支社ごとに異なっていた育成の進め方が、提案活動の量として目に見える差になったのです。