営業の外部研修、疑問が出る頃に練習できる場はありますか
営業の外部研修を実施した当日、受講者は確かな手応えを持って席を立ちます。ところが、その内容を実際に使うのは翌週以降の商談です。あの場面ではどう言えばよかったのか。そう考えるのは、現場に戻ってからになります。研修を企画する立場から見ると、この時間には手が届きにくいのです。
なぜ疑問は、研修の後から出てくるのか
使ってみて初めて出る問い
営業の外部研修では、講師の方が来て、その日のうちに密度の高い時間をつくります。題材を配り、受講者に声を出してもらい、その場で講評を返します。当日の満足度が高くなるのは自然なことです。受講者も、これなら使えそうだという感覚を持って席を立ちます。実際にその内容を使うのは、翌週以降の商談です。そして受講者が本当に知りたくなるのは、使ってみて思うように運ばなかった後になります。想定していた質問が来ないまま、価格の話だけが予定より早く出てきた。そうした商談の帰り道で、研修で扱った型と目の前の会話がどこで食い違ったのかを考えます。ところが、その時点で答えられる講師の方はもういません。日程は終わり、次の予定に移っています。受講者は自分の記憶をたどるか、隣の席の先輩に聞くかを選ぶことになります。疑問が出るのが遅いわけではありません。順序として、使った後にしか出てこない種類の問いなのです。
答えられる人がいる時間
研修を企画する立場からすると、当日の設計には手を入れられます。題材の選び方も時間配分も決められます。設計しにくいのは、その後の時間です。受講者が商談で試し、詰まった箇所を抱えて戻ってくる期間には、あらかじめ用意した仕組みがありません。疑問が生まれる時間と、答えられる人がその場にいる時間は、別の位置にあると言えます。
営業の外部研修を、時間で切り分ける
当日に何をどこまで扱うかは、企画側が決められる範囲です。自社の商談に近い題材を渡し、受講者が声に出す時間を長めに取る。ただし当日にできるのは、型を渡すところまでです。型が本番で通るかどうかは、受講者が商談で使ってみるまで確かめられません。
型を渡した後、受講者が最初にそれを試すのは翌週の商談です。そこで詰まった箇所を、次の研修まで持ち越さずに扱えるかどうか。研修と研修の間をどう埋めるかは、当日の設計とは別に組み立てる必要があります。
受講者がどの場面で詰まったのかが分かれば、次の研修の題材はその場面から選べます。当日の出来事を企画側が把握できる形にしておけるか。ここで初めて、道具の助けが必要になるのです。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
研修当日の場面を、練習として使えます
商談シナリオの設定
UMU AIロープレを活用することで、外部研修で扱った商談場面を、そのまま練習用のシナリオとして設定できます。価格への異議や競合との比較など、当日に出た切り返しをAI顧客の応答に組み込めます。受講者は、研修で聞いた型を同じ場面で試せます。
疑問が出たその日に、一人で試せます
時間を選ばない反復練習
商談から戻った日の夜でも、移動中でも、スマートフォンから練習を始められます。相手役の予定を押さえる必要はありません。研修で渡された型を、疑問が残っているうちに何度でも確かめられます。AIが担うのは反復練習と評価の標準化であり、目標設定や動機づけは引き続き人の役割です。
次の研修の題材は、練習の記録から選べます
練習データの集計
練習のたびに、プロセス別のスコアと課題箇所が記録されます。研修を企画する立場からは、チーム全体でどの場面の点数が伸びていないかを画面上で確認できます。次の外部研修で講師の方に依頼する題材を、この記録から選べます。
集合研修と練習を組み合わせた企業から
製薬・新任リーダー研修
日本国内の大手製薬企業では、新任チームリーダー約100名が、研修でコーチングを学んでも実際の1on1で使えるようになるまでに時間がかかっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、「行動コーチング」「スキルコーチング」「動機づけコーチング」の対話シナリオを構築し、全3セッションの研修の合間に練習できるようにしました。
その結果、第3セッション時点でコーチングを実践した割合は98.1%に達しました(出典:導入企業へのヒアリング)。研修の合間に練習を挟んだことで、学んだ型が実際の対話として使われるようになったのです。
食品スーパー・全社員
日本の大手食品スーパー企業では、店舗マネージャーや販売スタッフがクレーム対応の体系的なトレーニングを受ける機会が少なく、現場での対応の質にばらつきがありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
同社はもともとオフラインの集合研修施設を持っていましたが、そこにAI対話型トレーニングを組み合わせ、ハイブリッド型の学習モデルを構築しました。
集合研修で扱った対応の難しい顧客との対話を、その後も安全な環境で繰り返し練習できるようにしたことで、研修が当日で完結しない形に変わりました。