アセットマネジメントの営業で、知識が対話に変わらない理由
アセットマネジメントの営業では、運用方針も足元の市場環境も頭に入っているはずなのに、販売会社の担当者から「この相場で、お客様にどう説明すればいいのか」と聞き返された瞬間、言葉が止まってしまうことがあります。その課題の根幹は、商品知識の量ではありません。質問を受けてから答えるまでの受け答えを、本番に近い形でどれだけ練習してきたかにあるのです。
成果は質疑応答で決まります
1回の訪問が進む順序
アセットマネジメントの営業が販売会社の支店を訪ねるとき、対話はおおむね同じ順序で進みます。足元の市場環境を共有し、担当ファンドの運用状況を報告したうえで、どのような顧客にどう提案してもらいたいかを伝えます。ここまでは、本部が用意した資料に沿って進められる範囲だと言えます。流れが変わるのは、支店の担当者から「相場が下がっている今、お客様にどう伝えればいいのか」と質問が出た瞬間です。その一往復で資料の外に出られるかどうかが、支店での提案量を左右するのです。ところが、この一往復に備える手立ては、ほとんど用意されていません。
応答の力だけが鍛えられません
運用状況の説明や商品の特徴の伝え方であれば、社内の勉強会でも繰り返し確認できます。資料の構成も、上長のチェックを通ったうえで現場に出ていきます。練習の対象から外れてきたのは、支店の担当者から想定外の角度で聞き返されたときの応答だと言えます。相手が何を聞いてくるかはその場で決まるため、台本を先に用意できないからです。アセットマネジメントの営業で成果を分けるのは、この台本のない一往復なのです。
応答力が育ちにくい3つの理由
社内でロールプレイングを行っても、相手役は同じ資料を読んだ同僚です。基準価額(投資信託の値段)の下落をどう伝えるかという、支店の担当者が実際に投げる問いは出てきません。練習で通じた説明が訪問先では通じない、という差が生まれます。
支店への訪問は移動時間が長く、1日に回れる件数は限られます。ベテランへの同行も年に数回にとどまり、想定外の質問を受ける経験が不足します。だからこそ、応答を試して直す反復練習を、実務の中だけで確保するのは難しくなります。
訪問後の振り返りは、車内での「今日はよく話せていた」という一言で終わりがちです。どの質問で言葉に詰まり、次はどう答えれば伝わるのかまでは残りません。その結果、同じ角度の質問に何度も同じ形でつまずいてしまいます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
その場で出る質問に、繰り返し向き合えます
質問を組み込んだ練習シナリオ
これまで本番でしか出会えなかった問いに、訪問前に何度でも向き合えます。UMU AIロープレでは、支店の担当者が実際に投げてくる質問を、AIの顧客役の受け答えに組み込めます。基準価額の下落をどう伝えるか、他社ファンドと何が違うのかといった場面を、自社の商品に合わせて設定できるのが、この練習の特徴なのです。
移動の合間でも、練習の回数を増やせます
相手の予定に左右されない練習環境
支店回りの移動中や、次のアポイントまでの待ち時間にも、応答の練習を重ねられます。UMU AIロープレはスマートフォンから利用でき、相手役の予定調整も回数の上限もありません。1日1回でも、想定外の質問を受ける経験を続けて増やしていけるのです。
何を直せばよいか、対話の直後に分かります
対話直後に確認できる評価レポート
練習の直後に、どの質問で答えが弱かったのか、次に何を変えればよいのかを確認できます。UMU AIロープレは、導入からヒアリング、説明、質疑までのプロセスごとに評価を返します。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一という部分であり、提案方針を決めるのは担当者とマネージャーの役割なのです。
金融業界の営業組織での実例
生命保険分野の外資系大手企業
日本の大手外資系生命保険会社では、新人育成が支社ごとに進められており、指導の方法や基準が拠点によってばらついていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、全員が同じシナリオと評価基準で練習できる体制を整え、成約に至った担当者の練習記録を教材として展開しました。
その結果、対面のOJTと比べたABテストで、3カ月後の顧客への提案数が30%増加しました。利用アカウント数も2,000から7,000超へ拡大し、標準化した育成を全社に広げられる体制が整いました(出典:導入企業へのヒアリング)。
生命保険分野の国内大手企業
日本の大手生命保険会社では、対面のロールプレイングに緊張や気まずさを感じる担当者が多く、練習の頻度そのものが上がらない状態が続いていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、練習の相手を人からAIに切り替え、予約もスケジュール調整もなくスマートフォンから始められる環境を整えました。
その結果、心理的なハードルが下がり、営業担当者が継続してトークを磨ける状態になりました。関係構築からニーズ把握、お断りへの対応まで、20以上のシナリオを展開しています(出典:導入企業へのヒアリング)。