住宅・不動産会社の営業部員が、進め方の切り替えを学べない理由
住宅・不動産会社の営業部員は、午前に賃貸の来店対応、午後に売買のご相談と、性質の違う商材を同じ日に担当することがあります。相手も、検討にかかる期間も、確かめるべきことも違います。ところが研修は商材ごとに分かれて設計され、進め方を切り替える判断そのものは、どこでも扱われないままなのです。
同じ日に進め方は変わります
賃貸の来店と売買のご相談の違い
賃貸の来店対応と売買のご相談は、同じ営業でも別の仕事です。賃貸の来店では、その日のうちにご希望の条件を伺い、候補を整理していくことが多く、限られた時間の中で優先順位を確かめる必要があります。売買では、数カ月にわたって同じお客様と向き合い、ご家族の事情や資金の見通しまで含めて、確認を重ねていきます。所有する物件について相談に来られた方に対しては、こちらからご提案するより先に、まず状況を伺う側に回ります。相手も、検討にかかる期間も、確かめるべきことも、それぞれ違うのです。ところが、この違いを日々どう扱っているかは、まだ整理されていません。
問われるのは切り替えの判断
この仕事でつまずくとき、原因は商材ごとの知識にあると考えられがちです。しかし、売買も賃貸も管理のご相談も担当できること自体は、住宅・不動産会社の営業部員にとって強みと言えます。実際に問われているのは、午前と午後で進め方を組み替えられるかどうかです。話す速さも、確かめる順番も、話題の入り方も、相手に合わせて変える必要があります。そして、この切り替えの判断だけが、練習の対象から外れたままなのです。
切り替えが練習されない理由
売買の研修、賃貸の研修という形で、研修は商材ごとに設計されています。それぞれの知識も進め方も学べますが、午前の来店対応から午後の売買のご相談へ向かうときに、何を変えるべきかという判断は、どの研修でも扱われません。
そのため、切り替えの練習は日々の実務に委ねられます。先輩に同行して覚えるにも、来店の入り方もご相談の中身もその日ごとに違い、一人の営業部員が必要な場面をひと通り経験できるとは限らないのが現実です。
だからこそ、噛み合わなかった日に何を変えればよかったのかが残りません。賃貸の進め方のまま売買のご相談に入れば、限られた時間で結論を急ぐ形になりやすく、逆に売買の進め方のまま来店に向かえば、その日の候補を絞り込めないまま時間が過ぎてしまいます。
相手のタイプを変えて、続けて練習できます
続けて臨める複数のAI顧客像
性質の違う相手を、同じ日のうちに続けて練習できます。UMU AIロープレでは、賃貸の来店を想定したお客様、売買を数カ月かけて検討されるお客様、所有する物件のご相談に来られたお客様などを、それぞれ別のAI顧客として設定できます。相手が変わるたびに、話す速さも確かめる順番も組み替える感覚を、その場でつかめるのです。
必要な場面から、すぐに練習を始められます
すき間時間に選べる練習の場面
来店対応が続いた日でも、その日に足りなかった場面だけを選んで練習できます。UMU AIロープレはスマートフォンから使えるため、店舗が落ち着くのを待つ必要も、相手役をお願いする必要もありません。なお、AIが担うのは反復練習と評価基準の統一という部分であり、目標設定や動機づけは、引き続きマネージャーの役割になります。
何を変えるべきか、その場で分かります
対話直後の構造化された評価
練習が終わった直後に、どのプロセスで進め方が噛み合わなかったのかを確認できます。UMU AIロープレは、伺い方、条件の整理、ご提案といったプロセスごとに評点と改善が必要なポイントを示します。「今日は噛み合わなかった」という感想で終わらせず、次に何を変えるかを具体的に決められるようになります。
相手別に練習を分けた企業
高級アパレル分野の大手企業
国内外100都市以上に500店舗を超えて展開する高級アパレル分野の大手企業では、新人の販売スタッフに高級顧客層との対話経験が不足し、ベテランは値引きを起点とした接客に慣れているという課題がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、企業の役員、ファッションバイヤー、インフルエンサーなど、相手のタイプごとに異なるAI顧客を設定して練習を分けました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、会員獲得率が前年比42%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。同じ商品でも相手が変われば話の組み立ては変わるという前提が、練習の設計そのものに組み込まれていました。
携帯電話販売分野の大手企業
全国に店舗を展開する携帯電話販売分野の大手企業では、出店の加速で新人の採用が増え、接客のスキルとコンプライアンスという性質の違う二つを、限られた期間で身につけてもらう必要がありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、接客の練習とコンプライアンスの確認を一つのシナリオに組み込みました(出典:導入企業へのヒアリング)。
その結果、新入社員が独り立ちするまでの期間が1カ月未満に短縮されました。コンプライアンス研修のサイクルも2カ月から1カ月に短くなり、練習の頻度そのものが上がっています(出典:導入企業へのヒアリング)。